小中高校生の子どもを持つ保護者2,400人に聞いた体操服に求めるポイント幅広い着用シーンがあることから半数以上が「洗濯・お手入れのしやすさ」を重視
~調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.230「小中高生の保護者が体操服に求めること」~https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol230
菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)は毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.230にて、「小中高生の保護者が体操服に求めること」の調査データを公開しました。
入学準備品の1つに「体操服」があります。体操服は、ジャージ上下(長袖ジャケット・長ズボン)、ハーフパンツ、半袖シャツなどのアイテムがあり、体育以外の学校生活でこれらのアイテムを着用する機会もあることから、制服と同様に学校着として位置付けられています。
では、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者は、体操服にどのようなことを求めているのでしょうか?今回は、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象に、子どもが体操服を着るシーン、体操服で気になること、体操服で重視することを調査しました。

◆調査結果サマリー◆
●体育の授業以外で体操服を着用する機会は「クラブ・部活動」、「課外学習・遠足」が多く、中学生は3割近くが通学時に着用している
●体操服で気になることは「着心地・肌触り」「動きやすさ」「見た目」が多い
●高校生の保護者は「見た目(デザイン・色・シルエット)」を重視する割合が小学・中学校に比べて多い
●全体の半数以上が体操服に対して「洗濯・お手入れのしやすさ」を重視すると回答
◆まとめ・見解
体操服の歴史は明治時代から始まり、体育の授業や体育祭・運動会などのスポーツ活動時の着用を目的に普及してきました。現在では、体育の授業以外での様々な学校生活での着用も定着し、体操服に求められることも多岐に渡っているようです。
今回、小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象にした体操服に関する調査では、体育の授業以外に体操服を着る機会は、「クラブ・部活動」「課外学習・遠足」「学校内での授業(校内着として)」「修学旅行(宿泊施設などでの部屋着を含む)」「掃除・奉仕活動」などの幅広い学校活動で着用されています。特に中学生は、小学・高校生に比べて体育の授業以外でも体操服を着用する機会が多く、「下校」(30.9%)と「登校」(30.4%)での着用も3割程度みられました。
体操服で気になることは、「着心地・肌触り」「動きやすさ」「見た目(デザイン・色・シルエット)「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ、汗によるムレ)」という回答が多くなり、学校別に比較すると、高校生の保護者は「見た目(デザイン・色・シルエット)」(26.0%)が小学・中学生に比べて多くなり、小学生の保護者は「冬の寒さ」(21.0%)や「汚れが付きやすい・目立つ」(19.5%)が中学・高校生に比べて多いという結果になりました。
保護者が体操服で重視することは、「洗濯・お手入れのしやすさ」「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」「着心地・肌触り「丈夫さ・耐久性」「ストレッチ・伸縮性(動きやすさ)」「価格」「抗菌・防臭加工(ニオイを防ぐ)」「着用時の軽さ」「デザイン」などを重視する傾向がみられました。体操服は学校生活の様々なシーンでも着用する機会があることから、保護者が重視する点は多いようです。
体操服は、体育着や運動着などとも呼ばれる衣服であり、小学・中学・高校の体育の授業時間以外にも様々な学校活動で着用されています。学校生活の様々なシーンで着用する機会が多いことから、運動時の機能性に加えて、日常着としての快適性やデザイン性、お手入れのしやすさなども保護者は求めているようです。
◆調査結果
1.体育の授業以外で、体操服を着るシーン
● 「クラブ・部活動」、「課外学習・遠足」が多い
小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者に聞いた子どもが体育の授業以外に体操服を着る機会は、「クラブ・部活動」(小学生11.3%、中学生50.9%、高校生35.0%)、「課外学習・遠足」(小学生24.5%、中学生41.6%、高校生26.5%)、「学校内での授業(校内着として)」(小学生20.1%、中学生39.5%、高校生21.3%)、「修学旅行(宿泊施設などでの部屋着を含む)」(小学生11.5%、中学生35.6%、高校生21.1%)、「掃除・奉仕活動」(小学生12.0%、中学生28.1%、高校生18.0%)などの学校活動で着用されています。
●中学生は3割近くが通学時に着用
中学生は、小学・高校生に比べて体育の授業以外でも体操服を着用する機会が多く、「下校」(30.9%)と「登校」(30.4%)という通学時の着用も3割程度みられました。
Q.体育の授業以外で、体操服を着るときはありますか。(複数回答)

2.体操服で気になること
●「着心地・肌触り」「動きやすさ」「見た目」などが多い
子どもの体操服で気になることは、「着心地・肌触り」(小学生25.6%、中学生26.0%、高校生25.3%)、「動きやすさ」(小学生26.3%、中学生26.3%、高校生24.0%)、「見た目(デザイン・色・シルエット)」(小学生15.9%、中学生22.4%、高校生26.0%)、「汗(汗ジミ、汗でベタつく、汗のニオイ、汗によるムレ)」(小学生20.3%、中学生19.6%、高校生20.6%)という回答が多くなりました。
●高校生の保護者は「見た目」を重視する割合が小学・中学校に比べて多い
学校別に比較すると、高校生の保護者は「見た目(デザイン・色・シルエット)」(26.0%)が小学・中学生に比べて多くなり、小学生の保護者は「冬の寒さ」(21.0%)や「汚れが付きやすい・目立つ」(19.5%)が中学・高校生に比べて多いという結果でした。
Q.お子様の体操服で気になることは、どのようなことですか。(複数回答)

3.体操服で重視すること
●全体の半数以上が「洗濯・お手入れのしやすさ」を重視すると回答
小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者が体操服で重視することは、「洗濯・お手入れのしやすさ」(小学生50.4%、中学生60.8%、高校生57.4%)が最も多く、次に「吸汗・速乾性(汗を吸って、速く乾く)」(小学生41.8%、中学生36.6%、高校生37.1%)、「着心地・肌触り」(小学生36.4%、中学生38.6%、高校生36.5%)、「丈夫さ・耐久性」(小学生37.0%、中学生35.6%、高校生35.1%)などを重視する声が多くなりました。また、「特にない」(小学生18.5%、中学生14.6%、高校生18.9%)という回答もみられました。
Q.体操服で重視するのは、どのようなことですか。(複数回答)

◆調査概要
・調査主体:菅公学生服株式会社
・調査対象:小学・中学・高校生の子どもを持つ保護者2,400人
・サンプルサイズ:

小学生の保護者 |
中学生の保護者 |
高校生の保護者 |
計 |
---|---|---|---|
800 |
800 |
800 |
2,400 |
・調査方法:インターネットリサーチ
・実施時期:2024年12月
・調査委託先:楽天インサイト株式会社
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol230
【菅公学生服株式会社】
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、さまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーです。
【カンコーホームルーム】
菅公学生服株式会社が、生徒を取り巻く環境や生徒の意識・ライフスタイルについて多角的に調査・分析し、毎月最終火曜日に、結果を発信している調査レポート。
テーマは、「中高生が着たい制服・体操服」、「部活動で身につく力」、「学校教育とSDGs」など多岐にわたる。調査結果は、当社の事業エビデンスとしてだけでなく、広く一般に公開することで論文や教材、新聞・テレビ番組で引用転載されるなど、多方面でも活用されている。
発行日:毎月1回最終火曜日更新
公開方法:WEB https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom
調査テーマの募集、ご意見・ご要望受付:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/demand
引用・転載のお申込み: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/quotation
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