解体テックのクラッソーネ、東京都八王子市と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結

自治体連携実績121自治体、全国での人口カバー率は18%に

株式会社クラッソーネ

 解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役CEO:川口 哲平、以下「当社」)は、東京都八王子市(以下、「八王子市」)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結いたしました。昨今、全国的にも社会課題となっている空き家問題への対策として、八王子市の空き家除却を推進することで、安全安心なまちづくりを目指します。また本締結で、当社の自治体連携の実績は121自治体(行政運営の団体含む)、全国での人口カバー率は18%となりました。(※1)

協定締結の背景

 近年、空き家が増加し社会課題となっています。総務省発表「令和5年住宅・土地統計調査」(※2)によると、全国の空き家数は900万戸、空き家率は13.8%と、過去最高の水準となっています。東京都では空き家数が89万6,500戸となっており、5年前と比べ8万6,600戸増加しています。


 八王子市では、令和3年度(2021年度)に八王子市空き家等対策計画を策定し、「空き家の発生予防」、「空き家の利活用」、「空き家の管理」、「管理不全な空き家の解消」の4つの基本方針のもと、空き家対策を推進しています。しかしながら、近隣の管理不全な空き家に関する相談件数は年々増加しており、未だ適正管理されていない空き家が、周辺に悪影響を与えていることが課題となっています。

 
 当社は、解体工事領域で、全国2,100社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計15万件以上のご利用者実績(※3)があります。また、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択され、現在は全国120自治体(八王子市除く)と公民連携による空き家対策を進めています。


 今回、八王子市や当社のそれぞれが持つ資源や特長を活かしながら、八王子市内の管理不全な状態にある空き家の除却促進に向けて連携協力を図り、空き家の適正な管理の推進に寄与することを目的として、協定の締結に至りました。取り組みを通じて、空き家の課題を解決するとともに、当社運営の「すまいの終活ナビ」をはじめとしたIT技術やデータを活用して、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進に寄与します。

協定に基づく主な取り組み内容

  1. 解体の概算費用や土地売却査定価格を提示する「すまいの終活ナビ」を紹介
    (URL:https://www.crassone.jp/simulator/navi/tokyo/hachiojishi

  2. 空き家の建物情報をもとに、管理コストや解体費用・土地売却査定価格をまとめたレポートを発行できる「空き家価値査定シート」の活用

  3. 空き家所有者等へ空き家解体の進め方に関するフライヤーを配布

  4. 市民や空き家所有者からの相談や空き家対策施策に、当社のサービスや情報を活用

代表コメント

八王子市 まちなみ整備部長

八王子市においても、団塊世代の相続が進み、将来的に空き家が増加していく可能性が高いことが予測されています。空き家の適正な管理については、第一義的には所有者の責任ですが、空き家に関する様々な課題を解決するためには、市民、事業者、行政それぞれがお互いに連携・協力していくことが重要と考えています。株式会社クラッソーネ様との連携協定の締結により、解体の概算費用や、土地売却査定価格を所有者の方々に提示できることは、空き家の管理・処分を検討する上で、大変意義のあることと考えており、管理不全となった空き家の除却促進につながることを期待しています。

株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO 川口 哲平

当社は「『街』の循環再生文化を育む」というビジョンを掲げ、解体工事を通じて多くの人々の豊かな暮らしの実現を目指しており、事業を行う中で、空き家問題の高まりを感じています。空き家の解決には自治体と民間事業者の連携が重要だと考えています。この度、八王子市様と連携協定を締結し、協働した空き家対策の取り組みができることを大変嬉しく思っております。解体工事に関する知見やサービスの提供だけでなく、これまで公民連携で取り組んできた空き家対策の経験や実績、IT技術を活用し、空き家対策強化と市民が抱える家じまいの課題解決に尽力して参ります。

「すまいの終活ナビ」とは

 相続した実家の家じまいや空き家処分を検討するにあたって、様々な情報を取得することができる家じまいポータルサイトです。主な機能として、土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を無料で算出することができます。

その他、「すまいの終活ナビ」からは下記サービスを利用することができます。

<空き家の迷惑度診断>

 空き家の外観や敷地内の状況に関する22個の質問に答えることで、「特定空家等」の予備軍である「管理不全空家等」として指定される可能性を「空き家の迷惑度」として診断します。

 国が示したガイドラインに基づいた設問となっており、簡単に所有する空き家が管理不全空家等に指定される可能性があるかを確認することができます。所有者が自身の空き家の状況を認識できるようにし、適切な空き家の管理を促します。

<固定資産税シミュレーター>

 固定資産税の納税通知書に記載がある情報を入力することで、①解体後の固定資産税の上昇額、②空き家を維持し続けた場合にかかる費用、③解体後3年以内に土地を売却した場合の収支試算、を確認することができます。建物を解体すると固定資産税が上がることで解体をせずに放置されてしまう事例が多くある中、放置したほうがコストがかかる場合もあることを示し、空き家の適切な解体を促します。

「空き家価値査定シート」とは

 「空き家価値査定シート」は、対象の空き家の構造や土地面積等の情報をもとに、空き家を放置した際にかかる想定コストや、空き家処分の際の解体費用、土地売却査定価格をまとめたレポートです。空き家の放置・処分コスト等の情報を所有者へ提供することで、空き家の適切な管理や処分の検討を支援し、管理不全空き家の解消を促進します。また、空き家所有者啓発に関する文書作成における自治体担当者の工数削減にも貢献します。

連携協定締結実績のある東京都内の市区町村

福生市

八王子市について(概要)

 八王子市は、東京都心から西へ約40キロメートル、新宿から電車で約40分の距離に位置しています。地形はおおむね盆地状で、北・西・南は海抜200メートルから800メートルほどの丘陵地帯に囲まれ、東は関東平野に続いています。
 本市は、平成27年(2015年)4月に、東京都初の中核市となり、人口約58万人の多摩地区のリーディングシティとして、21の大学を抱えた学園都市として、発展を続けています。

株式会社クラッソーネについて(会社概要)

本社

〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2丁目11-30 セントラルビル5階

代表者

代表取締役CEO 川口 哲平

設立

2011年4月1日

資本金

1億円

URL

https://www.crassone.co.jp

事業内容

解体工事DXプラットフォーム「クラッソーネ」を運営

(※1)総務省「【総計】令和6年住民基本台帳人口・世帯数、令和5年人口動態(都道府県別)」より算出。都道府県連携や行政団体の対象自治体は省き、市区町村との締結を対象として算出した。 

(※2)総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html

(※3)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む

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会社概要

株式会社クラッソーネ

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URL
http://www.crassone.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
愛知県名古屋市中区栄2丁目11−30 セントラルビル5階
電話番号
052-589-8085
代表者名
川口哲平
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年04月