東洋インキ、協同制作、東洋紡 自動販売機用商品見本シートにおける「水平リサイクル」スキームを確立
印刷インキの脱墨、再フィルム化から商品見本シ-トの再生までに対応
東洋インキ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:安田秀樹、以下 東洋インキ)は、株式会社協同制作(本社:東京都中央区、代表取締役社長:立石昌紀、以下 協同制作)、東洋紡株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:竹内郁夫、以下 東洋紡)と共同で、自動販売機の商品見本シートにおける「水平リサイクル」スキームを確立しました。

プラスチックに施された印刷は、必要な情報を表示したり、意匠性を高めるなど重要な役割を担いますが、基材から印刷インキを分離することが難しくリサイクルの促進を阻害する要因の一つとなっています。東洋インキは2023年、プラスチックに印刷されたUVインキを除去する脱墨技術を開発し、飲料ブランドオーナーと広いネットワークを持つ協同制作とともに自動販売機用商品見本シートのリサイクルに向けた取組みを進めてまいりました。この取り組みをさらに進め、水平リサイクルを実現させるためには、回収した商品見本シートからインキを脱墨した後に再びフィルム化する工程が必要でした。
このたび、東洋インキの脱墨技術を用いてインキを除去した商品見本シートを東洋紡が独自の製膜技術を用いて再フィルム化し、協同制作がそのフィルムを利用して商品見本シートとして再生するという、一連のリサイクルスキームを確立しました。すでに実証試験にも着手しており、自動販売機用商品見本シートの「水平リサイクル」の社会実装に向けた取り組みを推進しています。
なお、本スキームについて、2025年11月12日(水)~11月14日(金)に幕張メッセで開催される「サステナブルマテリアル展」の、東洋インキおよび東洋紡のブースにて、展示する予定です。

東洋インキは、印刷インキのリーディングカンパニーとして、印刷インキを基材から脱離する技術を開発することで、これまでも複層フィルム包装のリサイクル化など、プラスチックの資源循環推進に取り組んでまいりました。使用済みプラスチックの再資源化を推進し、循環型社会の実現に貢献してまいります。
「サステナブルマテリアル展」出展概要

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会期 |
2025年11月12日(水)~14日(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00まで) |
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会場 |
幕張メッセ(千葉県千葉市) |
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当社ブース |
4ホール 23-52 |
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主催 |
RX Japan株式会社 |
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主な出展内容 |
モノマテリアルソリューション 紙化ソリューション 剥離・脱墨ソリューション |
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出展会社 |
東洋インキ株式会社 |
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URL |
東洋インキ株式会社とは
東洋インキ株式会社は、1896年に創業したartience株式会社(設立時名称:東洋インキ製造株式会社)を持株会社とし、artienceグループのパッケージ、印刷・情報関連事業の中核を担う会社です。水性・無溶剤・バイオマス・リサイクル促進などさまざまな角度から環境調和型製品を提供するとともに、長年培ってきた技術を応用してエレクトロニクス用の機能性インキを開発するなど、印刷インキのリーディングカンパニーとして新たな印刷の可能性に挑み続けます。
artienceグループは、世界の人々に先端の技術で先駆の価値を届ける会社として、感性に響く価値を創りだし、心豊かな未来の実現に取り組んでいます。artienceグループの詳細についてはウェブサイト(https://www.artiencegroup.com)をご覧ください。
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