東のKSP、西のKRPによる地区対抗戦東西サイエンスパークDAY2024 4月11日開催 サイエンスパークの“推しスタートアップ”が登壇
■東西のスタートアップ・エコシステムの交流が加速する
KRPとKSPおよび株式会社リヨンドの三社連携協定締結(2021年10月18日)を機に企画された「東西サイエンスパークDAY」は、基調講演に登壇する両地区を代表する企業2社の他、東軍・西軍からそれぞれノミネートしたスタートアップ企業3社、計6社が今後の事業展望を発表します。今回はKRPとKSP各地区内からの選出だけでなく、東西の他サイエンスパークのご協力の下、各拠点で活躍する注目の企業もお呼びします。イベント参加者は“推し“のスタートアップ企業へ投票することができ、得票数の多い企業をノミネートしたサイエンスパークがどちらかを競う地区対抗戦でもあります。初年度はKSPで開催し、KRPが初代勝者となり、続く昨年はKRPを舞台に開催し、KSPが勝利しました。それぞれ1勝1敗の五分で迎える3度目の対決をどうぞお楽しみに。参画するスタートアップは、東西でのプロモーションや人材獲得の機会となる他、KSPファンドから出資を得るチャンスにも繋がります。東西の地域特性や産業支援の在り方を熟知するKSPとKRPが主催する本イベントを通し、東西スタートアップ・エコシステム拠点都市をつなぐ架け橋となります。
■東西サイエンスパークDAY2024 開催概要
●日時: 2024年4月11日(木) 14:00~17:30 ハイブリッド開催
●場所: かながわサイエンスパーク 西棟3階 KSPホール 及び オンライン
●主催: 株式会社ケイエスピー ・ 京都リサーチパーク株式会社
●後援(予定): 神奈川県 川崎市 KISTEC 神奈川県立川崎図書館 京都府 京都市 ASTEM 京都産業21
●協賛: 飛島建設株式会社、株式会社ミクロスソフトウエア、株式会社シーエスデー
●協力: 株式会社リヨンド
●お申込み: https://kspkrp2024.peatix.com
●タイムスケジュール(登壇者情報は別紙1ご参照)
14:00~14:10 開会挨拶 15:50~16:20 休憩/投票/併設展
14:10~14:25 代表企業講演1 16:20~16:30 審査発表/表彰
14:25~14:40 代表企業講演2 16:30~16:35 閉会挨拶
14:40~14:50 休憩 閉会後~17:30 併設展/名刺交換会
14:50~15:50 スタートアップピッチ(7分×6社)
■かながわサイエンスパークとは:
日本初の都市型サイエンスパークとして、1989年に開設。日本を代表するメーカーが林立する川崎市の中央部で、KSP内には「研究開発型の企業が生まれ育ち、交流する拠点」のコンセプトの下、116社の研究開発型企業等に3,903名が就業。創設以来、高度な研究に応じるオフィス・ラボに加え、ベンチャー企業向けの様々な支援(インキュベーション)を提供しています。KSP独自のファンドによる投資やビジネススクール、ビジネスマッチング等を行い、日本の新産業育成モデルの牽引役として国内外から評価を受けています。日本の将来の基幹産業を担うベンチャー企業の創出・育成に向けて貢献します。
■リヨンドとは:
KSPの開業以来、館内および地域の交流機能を担い、ホテル、レストラン、会議室、ホール等を運営しています。2020年にはKSP内においてコワーキングスペース&シェアオフィス「Tech-Pot」を開設するとともに「ホテルのおもてなしで暮らすように働く」をコンセプトに「都市型ワーケーションスポット」としてのブランドを確立。また、2021年7月には京都市内に新たに「HOTEL ARU KYOTO」を開業し、ホテル内にサテライトオフィスを開設するとともにコワーキングスペースを併設する「ホテルロッソ軽井沢」(長野県軽井沢町)とも提携し、ワーケーションの提案を拡げています。
■京都リサーチパークとは:
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて520組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。
●かながわサイエンスパーク 代表企業講演登壇
株式会社ちとせ研究所 代表取締役COO 釘宮 理恵 氏
ちとせグループの中核法人として技術開発・事業開発を行う当社は、微生物や培養細胞、微細藻類等の育種・培養技術を各産業での実用に照らし合わせながら研究開発を行う。それら技術はグループの各バイオベンチャーが国内外での商業化まで手掛けており、ダイナミックな事業展開と、人材や知財を含むアセットの合理的かつ戦略的な運用を実現している。2004年に川崎市内で創業後、2011年よりKSPに入居し、拡張を続けている。
●東代表 スタートアップピッチ登壇企業
(かながわサイエンスパーク、KSPファンド、かわさき新産業創造センター ノミネート企業)
・【かながわサイエンスパーク 企業】株式会社ミーバイオ 代表取締役 早水 建祥 氏
東京大学の佐藤守俊教授が発明した「光スイッチタンパク質」の実用化を目指して、2019年に設立された大学発バイオスタートアップ。微生物の代謝経路を光によって制御する技術を用いて、バイオものづくりの課題である目的物質生産のスケールアップを解決する「光スイッチバイオ生産プロセス mii-Bioprocess」を確立し、この生産プロセスのプラットフォーム展開を狙う。なお佐藤教授は、KSP内の(地独)神奈川県産業技術総合研究所(KISTEC)におけるプロジェクトでも研究開発を牽引している。HVC KYOTO 2020 にも登壇。
・【KSPファンド 推薦企業】株式会社FingerVision 代表取締役 濃野 友紀 氏
触覚センシング技術の社会実装の実現を通じてロボットや機械の適用範囲を広げ、様々な社会課題の解決を目指している。触覚センシングデバイスやロボットハンドの開発を推進し、日本の人手不足を支える業界にソリューションを提供する。繊細な触覚を高速で実現し、食品加工ラインへの実装で大きな社会的反響を呼んだ。
東北大学発ベンチャーとして2021年に設立後、わずか数か月でシードラウンドの資金調達を成功。2023年のシリーズAラウンドでKSP Next-Generationファンドからも出資した。
・【かわさき新産業創造センター 推薦企業】株式会社イクシス 代表取締役 Co-CEO 兼 CTO 山崎 文敬 氏
1998年の創業以来、社会課題の解決に役立つロボットをひたむきに追求しているロボットベンチャー。社会の需要や技術の進展に応じて開発するロボットや事業形態を進化させてきた。かつてのインフラ点検等のハード主体のロボットから、近年ではAI、XR等の最新技術を取り込み、国土交通省のBIM/CIMに準拠したサービスモデルまで発展している。かわさき新産業創造センターの本社機能を含め全国に8拠点を置き、社会課題の最前線に赴き、常に現場開発力を高めている。KSP5号ファンド出資先。
●京都リサーチパーク 代表企業講演登壇
オプテックス・エフエー株式会社 取締役副社長 湯口 翼 氏
オプテックスグループのIA事業を担う中核企業として、主に製造現場の自動・省力化や品質管理に関わるFAセンサの開発・販売を行う。2007年にKRP4号館に本社を移転、2011年に現在の9号館に移転。お客様満足を第一に考え、FAセンサに新しい価値をプラスした独自ブランド「FASTUS」を展開し、お客様の課題に対して最適な解決策の提案を目指す。また、ものづくりの現場にまつわるエピソードを詠う「現場川柳」の募集や、10月3日を「センサの日」に制定しユーザーに向けて特別企画を行うなどユニークな取り組みも実施している。
●西代表 スタートアップピッチ登壇企業
(京都リサーチパーク、けいはんな、久留米リサーチ・パーク ノミネート企業)
・【京都リサーチパーク 推薦企業】Almaprism合同会社 CEO 糟野 新一 氏
2022年設立のプログラム医療機器開発ベンチャー。同年KRP BIZ NEXTに入居。ビデオゲームの開発技術を応用し、小児ADHD(注意欠如・多動症)の診療において重要である「実行機能」の測定を行うデジタルアプリを名古屋大学・浜松医科大学との産学連携コンソーシアムにて開発。ADHD臨床現場に新しい評価指標を提供することで心理療法を補助する「ビデオゲーム医療機器」の承認・上市へむけて進行中。京都市ベンチャー目利き委員会Aランク認定企業。
・【けいはんな 推薦企業】ソラリスバイオ株式会社 代表取締役社長 石川 格靖 氏
再生医療で使用する細胞を製造するための培地と呼ばれる消耗材を研究開発し、製造販売する会社として2023年1月にけいはんなプラザで創業。再生医療を身近な医療とするためには、コスト、有効性そして安全性といった課題を解決する必要があり、独自技術である「AIを活用した培地開発技術」を用いることで、低コストながら安全性も有効性も高い細胞を提供することができる培地を開発。従来の製品と比較すると、コスト-45%、有効性10倍、感染性リスクに関係する原料の使用を0にできる可能性がある。
・【久留米リサーチ・パーク 推薦企業】株式会社フェリクス 代表取締役 國信 健一郎 氏
九州大学・薬学部発の創薬ベンチャーで酸化脂質を標的とする低分子創薬を行う(本社:福岡県久留米市、米国オフィス:ニューヨーク市)。リードアセットのFLQ-101は未熟児網膜症(超早産児に発症する眼疾患で小児失明の第1位の原因)を適応とした開発が進む。FDAより希少疾患指定を受領済みで、2024年にも米国にて臨床試験を開始すべく資金調達中である。2022年より久留米リサーチ・パークへ入居し、福岡バイオコミュニティへの情報発信に努めている。HVC KYOTO 2023にも登壇し、高い評価を受けた。
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