ダイナミックマッププラットフォームの除雪支援システムが利用拡大 北海道・東北地域を中心に出荷台数が2年間で約9倍に ~担い手不足が深刻な除雪現場でDX進展~
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」) は、グループ会社であるダイナミックマッププラットフォームAxyz株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 雨谷 広道)が提供する除雪支援システム「SRSS」の2025年度の出荷台数が、2023年度比で約9倍まで拡大したことをお知らせします。

SRSSは、自動運転分野でも活用されている当社の高精度3次元地図データと位置情報を組み合わせ、雪に覆われた道路下の路肩やマンホール、構造物などの位置をタブレット端末上で可視化し、除雪作業の判断や操作をサポートするシステムです。
近年、除雪作業を担う人材不足や高齢化が課題となっており、各自治体では経験や勘に依存しない安全かつ効率的な除雪体制の構築が急務となっています。こうした課題に対応する手段としてSRSSの導入が進み、2025年度は発表済の山形県米沢市、石川県能登空港に加え、北海道俱知安町(ニセコエリア)、青森県・県道40号/国道102号の計2路線、岩手県・八幡平樹海ライン/国道342号/国道397号の計3路線、秋田県・鳥海ブルーラインで新たに稼働しました。これにより、稼働実績は計15拠点となっています。北海道・東北地域を中心に、豪雪地帯や観光路線、空港など、特に安全性と確実性が求められるエリアで導入が進んでいます。その他、詳細な稼働実績については、以下のマップをご参照ください。


実際にSRSSを導入した地域の関係者からは、次のような声が寄せられています。
「八幡平アスピーテラインなどの山岳路線の除雪作業は、経験や勘に依存する部分が大きく、担い手不足や安全性の確保が課題となっていました。SRSSの導入により、雪の下にある道路形状や危険箇所を把握しながら作業できるようになり、現場では安全性・効率性の向上を実感しています。」(岩手県盛岡広域振興局土木部 岩手土木センター 担当者)
「若手からベテランまで幅広いオペレーターが使用しており、作業の進捗管理にも役立っています。現場では、除雪作業を進める上で欠かせないシステムの一つとして定着しつつあると認識しています。」(青森県 道路課 担当者)
「若手オペレーターへの教育においても変化を感じています。これまでは熟練者の記憶に基づいた説明が中心でしたが、現在はシステム上の正確な位置情報を使って、危険箇所や注意点を具体的に示しながら指導できるようになりました。」(株式会社高福組 代表取締役社長)
安全性の向上や作業品質の安定に加え、人材育成や作業環境の改善といった面でも、現場での変化が認識されています。
SRSSは、政府が推進するスタートアップの公共調達の方向性と親和性のあるプロダクトであり、DX技術を活用した柔軟なサービスにより地域課題の解決や防災・国土強靭化に寄与するものです。今後はすでに導入している地域での出荷台数拡大に加え、他の積雪地域や空港・幹線道路などへの展開も進め、SRSSによる除雪DXのさらなる普及を目指します。
当社は、今後もSRSSの提供を通じ、豪雪地域における持続可能な社会基盤の構築に貢献して参ります。
<除雪支援システム「SRSS」について>

自動運転車にも利用されている当社の高精度3次元地図データと、高精度の自己位置推定が可能な「CLAS※1」を活用した「RTK測位※2」を組み合わせ、ダイナミックマッププラットフォームAxyzが除雪作業向けにカスタマイズしたサービスです。
GNSS受信機から得られる高精度位置情報により自車位置を把握しながら、雪の下に隠れている路肩やマンホールなどをタブレット端末上で“見える化”することで、安全かつ円滑な除雪作業をサポートします。
●サービス詳細: https://www.dynamic-maps.co.jp/srss/
※1 CLAS: 準天頂衛星(みちびき)から配信される補強情報。
※2 RTK測位: GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星を利用した測位方法。センチメートル級の高い精度で位置情報を求めることが可能。
<ダイナミックマッププラットフォームAxyz(アクシズ)株式会社について>
設立: 2022年10月
本社: 東京都渋谷区
代表者: 雨谷 広道
事業内容: 高精度3次元データを活用した新規事業の創出
<ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について>
当社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立されました。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を構え、現在26ヶ国で事業を展開。自動運転や先進運転支援システム(ADAS)をはじめ、シミュレータ環境構築、インフラ管理、除雪支援など、幅広い用途に向けて高精度3次元データを提供しています。
「Modeling the Earth」=地球のデジタル化をビジョンに、高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを共創します。
設立: 2016年6月
本社: 東京都渋谷区
代表者: 吉村 修一
事業内容: 自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供
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