Indeed、地方在住の求職者が抱える「雇用や学びの機会の不均衡」解消に向けた一助となることを目指し、三陸沿岸地域で求職者支援プログラム「Job Squad(ジョブ・スクワッド)」を提供
世界No.1求人サイト*「Indeed(インディード)」の日本法人であるIndeed Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:淺野 健、https://jp.indeed.com 以下 Indeed )は、2025年6月22日(日)に宮城県気仙沼市で開催された、求人応募力アップ講座「インターネット求人検索deキャリアアップ!」に、Indeedが世界各国で展開している求職者支援プログラム「Job Squad(ジョブ・スクワッド)」を提供しました。世界No.1求人サイト*として培ってきたオンラインでうまく仕事を探すためのノウハウやポイントを、気仙沼市や岩手県陸前高田市、大船渡市などの三陸沿岸地域の求職者のみなさまにお伝えしました。
本講座は、NPO法人ウィメンズアイ主催・気仙沼市共催で開催されたものです。Indeed の「Job Squad」チームから4名が出張講師として気仙沼市に伺い、受講者の方と直接対話しながら、自分に合った仕事を見つけるためのノウハウやポイントを説明し、実際に仕事を探してみる実践的なワークショップを実施しました。
都市部から離れた地域では仕事が少なく、自分らしいキャリアを実現する機会があまりないといった課題を感じていた受講者のみなさまに、自分に合った仕事を見つけ出すための工夫やポイントをお伝えし、その場で実践してみることで、前向きにキャリアを考えるための支援を行いました。


■ 実施背景:地方在住者の直面する「雇用や学びの機会の不均衡」という課題
・都市部から離れた地域における「雇用や学びの機会の不均衡」
本講座を主催したウィメンズアイの代表、石本めぐみ氏は、都市部から離れた地方在住者の就労課題は大きく、特に女性においては根深い問題が存在すると指摘します。
2023年にウィメンズアイと気仙沼市が実施した調査**では、気仙沼市在住の18歳〜49歳の⼥性1,445⼈のうち約4割(37.6%)が仕事探しをする中での課題として「希望する職種の求人数が少ない」ことをあげました。また、7割以上(74.7%)がデジタルやパソコンのスキルアップに興味があり、そのうち約7割が「今の仕事に活かしたい」「収入アップにつながりそう」「求職活動に活かしたい」など仕事関連の理由を挙げた一方で、約半数が「学びの機会がない」ことを障壁として感じていることがわかりました。地方地域における就業機会や学びの機会の少なさが示唆されます。
さらに石本氏は、根深いジェンダーギャップや男女賃金格差の大きさから、特に女性においてこの課題が顕著だと言います。気仙沼市などの三陸沿岸地域では、東日本大震災の影響で産業がダメージを受けたことから、この不均衡がさらに加速している状況もあり、ウィメンズアイでは、女性を対象とした求人応募力アップ講座を2023年から継続して実施しています。
・Indeed の求職者支援プログラム「Job Squad」
Indeed は「We help people get jobs.」のミッションのもと、あらゆる人々が自分に合った仕事が得られる社会の実現を目指し、世界中で様々な取り組みを行なっています。その一環として、地域社会の求職者をサポートし、仕事探しを支援するプログラム「Job Squad」を展開して、雇用の障壁に直面している求職者の仕事探しを支援しています。
また、 Indeed は日本において、32万社以上の企業が採用に利用し、毎月140万件の求人が新しく掲載されている日本No.1求人サイト***で、莫大な数の求人情報を日々求職者のみなさまにお届けしています。
このたび、 Indeed の保有する仕事探しのノウハウを提供し、多種多様な求人情報をもとにさまざまな仕事の機会や可能性を提示することで、地方在住者の抱える「雇用や学びの機会の不均衡」の壁を超えて、三陸沿岸地域のみなさま一人一人が自分らしいキャリアを選択するための一助となりたいと考え、本講座へ「Job Squad」プログラムを提供しました。
■ 実施内容:オンラインでの仕事探しを通じて“自分に合った仕事”に出会うまで
講座には11名が参加し、宮城県気仙沼市のほか、岩手県陸前高田市や岩手県大船渡市からも参加者が集まりました。最初にIndeed Job Squadチームから、オンラインで仕事探しをするときのコツやポイントを説明し、その後に実際にPCを使って実践してみる形で講座は進みました。


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履歴書作成のポイント
Indeed Job Squadチームが最初に説明したのは、履歴書作成のポイント。自身のスキルや経験を記載する際に、謙虚になりすぎる方が多いことを踏まえ、これまでやってきたことを「事実として自信を持って」記載することの重要性を説明しました。自分のどんな経験も、小さなことと思わずに何でも言語化して記載することで、企業は応募者のスキルを理解しやすくなり、面接につながりやすくなる、という求職者が意外と見落としがちなポイントをお伝えしました。
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企業の情報を得る重要性やヒント
次に、企業のWebサイトや口コミを見てみることが役立つことを説明しました。求職者は企業の評価や従業員からの実際の声を通じて、職場の文化や環境を事前に把握できるといったメリットがあります。参加者は、実際に求人サイト「 Indeed 」上にある「企業ページ」と「企業口コミ」を活用してみて、より深く企業をリサーチすることの重要性を実感することができました。
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求人情報を検索する際のノウハウ
その後、仕事探しをするにあたっての肝となる、求人情報の効果的な検索方法を説明しました。自身が求人に求めることは何かを考えながら検索を絞り込んでいくことの重要性や、検索時のキーワードをどのように工夫したらいいかをレクチャーしました。その後、参加者はIndeed Job Squadメンバー( Indeed 社員)と対話しながら、実際に求人情報を検索し、自分に合った仕事探しを実践する時間を設けました。レクチャー内容を実践することで、『以前より見つかる仕事の幅が広がった』『求人検索をしながら自分のやりたいことを探索することができた』などの声もあがり、有意義な時間となりました。
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応募後のプロセスにおける留意点
最後に、応募後のプロセスについて、企業からの連絡を気長に待つこと、複数の求人に応募して意欲を維持することなどの重要性をお伝えしました。また就職活動の最適化のために、プロフィール(履歴書情報)は常にアップデートをすることや、面接対策として頻出質問への事前準備の有効性を説明したほか、ブランク期間の適切な説明方法や危険な求人を見分けるヒントなど、求職者が安心して万全に求職活動を進めるために必要なことをお伝えしました。
Indeed が世界No.1求人サイト*として培ってきたオンラインでうまく仕事を探すためのノウハウやポイントをレクチャーすることで、地方部にお住まいの求職者の方々が、自分に合った仕事を「自分で選び、探す力」を得て、自分らしい働き方を見つけることができることが実感されるワークショップとなりました。


■ 参加者の声:「自分のやりたいことを考えるきっかけになった」「仕事探しの固定観念が変わった。自分に合った仕事をみつけられそう」
Indeed の「Job Squad」プログラムを受講した方からは、以下のような感想が寄せられました。
『在宅勤務に興味があったのですが、今までやったことが無いというのもあり、働き方のイメージが湧かないまま、ただ漠然と自由な働き方の選択肢として興味を持っていました。Indeed の方とのディスカッションを通じて、在宅勤務という働き方を希望するにしても、まずは自分がやりたい仕事が何かを考えていく必要性があることに気付くことができました。オンラインでの仕事探しを通じて、仕事探しの幅や興味関心を広げていきたいと思います。』
ー気仙沼市在住・任期付きで在職しながら次の就職先を探索中の女性
『仕事の探し方の工夫やポイントがすごく参考になりました。これまで、仕事探しをする時は、具体的なやりたい仕事内容で検索しないといけないものと思い込んでいました。こんなに自由なワードで、仕事が探せるものなんだ、というのが一番の発見で、固定観念がかわりました。この方法なら、自分に合った良い仕事が見つけられそうです!』
ー大船渡市在住・在職中ながら年収アップを目指し、より良い仕事を探索中の女性
■ 講座を開催・運営した関係者の声
講座主催者:ウィメンズアイ代表 石本 めぐみ氏
気仙沼では「働きたい」という思いがあっても、その選択肢が限られているのが現実です。今回 Indeed のみなさんが講師として現地に来て、オンラインで仕事を探すためのノウハウやポイントをレクチャーしてくださり、参加者がその場で自分の可能性を広げていく姿を目の当たりにできた事は、本当に意義深いものでした。
参加者の方々が、『自分らしく働ける仕事の探し方を知った』『働き方の選択肢が広がった』といった言葉を残してくださったのが印象的で、学びの場でありながら、同時に“気づきの場”にもなったと実感しています。
この講座は気仙沼での取り組みではありますが、同じような「雇用や学び機会の不均衡」の課題は日本中の各地域で共通にあると認識しています。また、「自分らしく働ける仕事の探し方が分からない」「働き方の選択肢が見えない」などの課題は、今や地域に限らず、誰もが直面し得るものではないでしょうか。今回の取り組みが、気仙沼市のみなさんはもちろん、全国で同じ悩みを抱える方々へのヒントやきっかけになればと願っています。
講座共催者:気仙沼市 人口減少対策統括官 菅原 千枝子氏
今はリモートワークへの興味関心も高まっていますが、気仙沼などの三陸沿岸地域は仙台などの都市圏から離れているということもあり、仕事と生活が気仙沼内で完結する傾向が強く、気仙沼市内など自分の暮らす地域の中でしか仕事を探せないと思い込んでいる求職者も多い印象です。また地方では「情報が限られている」ため、求職者が幅広い選択肢を知る機会が少ない傾向もあります。
今回の講座のように Indeed などの外部から情報を得ることや、「地域限定ではない」仕事の可能性を知り、仕事探しの視野を広げることが非常に重要だと考えています。
また、気仙沼でも仕事をしたいと思っている女性は多い一方で、どんな仕事が自分に合っているか、何をやってみたいのかなどは漠然としている方が多いため、やりたいことを深掘っていく部分の支援は引き続き必要だと考えます。仕事探しにおいては「最初の一歩」がすごく大事になってくるので、今回の講座のような学びの機会を通じて、一歩を踏み出し、働き方の選択肢を見出したり、スキルアップを行っていただきたいと思っています。市としては、雇用する側と働く側の両面から応援していきたいと思っております。
Indeed Job Squadチーム サイトリード 壁巣真貴子
Indeed のUIは、どんな方でも使いやすいよう、非常にシンプルに設計されています。一方で、シンプルだからこそ、求職者のみなさまが検索ワードとして、ご自身の意思や希望、仕事やキャリアへの想いを表現するスキルが重要になってきます。ちょっとした工夫ですぐに身につくスキルではありますが、ノウハウがない場合には難しく感じられる方も多く、Job Squadに参加される求職者の方は、Indeed 上の「キーワード」と書かれた検索窓(入力欄)を前に『何を入力すればいいのだろう?』と手が止まってしまう方も多くいらっしゃいます。
今回の参加者の方からも最初は同様の戸惑いを感じましたが、Job Squadチームメンバー一同、直接みなさまとお話し、どんな仕事をしたいか、どんな働き方を目指すのかなどをお伺いしながら、一緒に検索ワードを考え、効果的な仕事探しのサポートを行いました。『こうやったら、うまく仕事を絞り込んでいけるのか!』『こんなキーワードでも仕事探しに使えるんだ!』といった感想をいただくことができ、参加者のみなさまが、自分らしい仕事や働き方を見つけ、実現するための一歩に貢献できたと感じています。
一方で、地方部においては今回のような仕事探しのノウハウを学ぶ機会が少なかったり、自分の希望する職種で働ける仕事そのものの機会が少ないために「自分らしく働ける」仕事を見つけにくい、といった課題感も伺いました。その中で、今回の講座が「本当に貴重な機会だった」という声もいただきました。
Job Squadチームとしては、さまざまな雇用の障壁に直面している求職者の方に向けたサポートをご提供できる機会をより増やしていきたいと考えています。また、イベントを通じて求職者のみなさまから頂戴した生の声を Indeed 社内の各部門へも連携し、 Indeed 一丸となってミッションである「We help people get jobs.」のさらなる体現に繋げていきたいと考えています。
■ 講座概要
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講座名称:求人応募力アップ講座「インターネット求人検索deキャリアアップ!」
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開催日時:2025年6月22日(日)10:00~12:00
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開催場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ2F スクエアシップ
(宮城県気仙沼市南町海岸1-11)
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開催社:(主催)NPO法人ウィメンズアイ(共催)気仙沼市/(講師) Indeed
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参加人数:11名
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当日のプログラム:
1. インターネット求人検索のノウハウ・ポイントを解説( Indeed の基本的な操作や、より効果的なオンラインでの仕事探し方法を紹介)
2.「仕事探し」における実践型ワークショップ
■ Job Squadについて
Indeed がグローバルに展開する、採用における障壁に直面している求職者の仕事探しを支援するためのプログラムで、Indeed の従業員がボランティアで運営しています。世界各国で、各地域の課題に合わせ、さまざまな組織・団体と連携しながら地域に根ざした活動を行っています。
*Comscore 2024年3月総訪問数
**「気仙沼市で暮らす⼥性の仕事・⽣活・デジタルスキルに関する調査」(ウィメンズアイ・気仙沼市)
*** SimilarWeb 2025年4月総訪問数
Indeed (インディード)について
Indeed は、最も多くの人が仕事を見つけている世界No.1求人サイト(Comscore 2024年3月総訪問数)です。 Indeed には、5億9,500万件の求職者プロフィールがあり、28言語で60か国以上の人々が Indeed で仕事を探したり、履歴書を投稿したり、企業を調べたりしています。 350万以上の雇用主が Indeed を利用して新しい従業員を見つけ、採用しています。詳細はhttps://jp.indeed.comをご覧ください。
※本プレスリリースは、以下からもご確認いただけます。
Indeed Japan Press Room:https://jp.indeed.com/press/releases/20250703
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