セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を提供するLRM、GSX社及び日本サイバーセキュリティファンドから2億円の資金調達を実施
セキュリティ教育の推進による顧客のセキュリティカルチャー形成をより強力に推進

LRM株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役CEO:幸松哲也)は、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(本社:東京都港区海岸1-16-1、代表取締役社長:青柳 史郎、証券コード:4417、https://www.gsx.co.jp/、以下、GSX)、及びGSXが参画する日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合(以下、NCSF)を引受先とする第三者割当増資を行い、総額2億円の資金調達を実施するとともに、GSXと資本業務提携契約を締結いたします。
NCSFに参画されている25社のセキュリティ関連企業とのシナジーを実現することで、当社の成長のみならず、セキュリティ業界全体の発展に貢献してまいります。
また、GSXとのパートナーシップに基づいて両社の知見やリソースを相互に活用することで、これまで以上に多様化する顧客ニーズに柔軟に対応しつつ、両社の成長・拡大を実現してまいります。
当社は、組織の情報セキュリティを支援する企業です。セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」事業とセキュリティコンサルティング事業を展開し、仕組み化と人の意識向上によって、顧客が情報を守ることと活用することを両立して持続的な企業価値向上を実現するために活動しています。
今回の資金調達によるご出資は、人材採用、及び「セキュリオ」の研究開発に活用し、2030年には累計300万人に本サービスをご利用いただける未来を目指します。
資金調達の背景
IT化が進む昨今、様々な業界・職種におけるクラウドサービスや生成AIの活用に伴い、デジタルトランスフォーメーション(DX)がますます加速しています。
一方で、悪意ある攻撃者が生成AIやダークウェブを利用することにより、サイバー攻撃が高度化・巧妙化・大規模化した結果、世界中の組織がこれまでにないセキュリティリスクに直面しています。
そのようなリスクに対しては、物理的・技術的な対策を講じることはもちろん必要ですが、セキュリティ教育を通じて情報を取り扱う人間のセキュリティ意識を向上させ、組織全体におけるセキュリティカルチャーを形成することも必要不可欠です。
セキュリティ意識の向上を目的にしたeラーニングや標的型攻撃メール訓練などのサービスは国内で多数提供されており、近年では外資系企業の進出も進んでいます。
しかしながら、多くのサービスが形式的な教育に留まっており、実際的にセキュリティ水準の向上に寄与できるようなサービスは決して多くありません。
当社が提供する「セキュリオ」は、セキュリティコンサルティング会社でもあるLRMが長年の実績と経験に基づいて開発し、従業員のセキュリティ意識向上と行動変容を実現させるためのノウハウを盛り込んだオールインワンのセキュリティ教育クラウドです。
「セキュリオ」をより多くの企業にご利用いただき、世の中から情報漏えいによる被害が無くなる世界の実現を目指して、この度の資金調達を実施いたします。
調達資金の用途
今回の資金調達は、人材採用、及び「セキュリオ」の研究開発に活用します。
■人材採用の強化
より高品質なサービスをお客様に提供するため、人材採用を強化します。
エンジニア、コンサルタント、カスタマーサクセス、営業担当者をはじめ、幅広い領域において高い専門性を有する人材の採用を強化します。
■「セキュリオ」の研究開発の加速
お客様のニーズにより深くお応えするため、「セキュリオ」の研究開発を加速させます。
機能面の強化と利便性の向上に向けて、最新の脅威動向に対応したコンテンツ開発や、より本質的な教育機能の実現を目指します。
投資家ならびに代表者からのコメント
日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 ウエルインベストメント株式会社
代表取締役社長 瀧口 匡氏
当ファンドは、セキュリティ専業企業がLPとして参画し、日本のサイバーセキュリティ産業の発展と競争力強化を目的に設立されました。
初回投資先となるLRM社は、“日本で一番身近な情報セキュリティ会社になる”というビジョンのもと、誰もが利用しやすく実効性の高いサービスを提供し、中小企業から大企業まで幅広い企業の信頼を獲得しています。
当ファンドは、同社のさらなる成長と社会的役割の拡大を後押しし、安全で持続可能なデジタル社会の実現に貢献してまいります。

グローバルセキュリティエキスパート株式会社 代表取締役社長 青柳 史郎氏
この度、国産のセキュリティアウェアネストレーニングサービス「セキュリオ」の提供を中心に、急速に成長を遂げていらっしゃるLRM様に出資できることを光栄に思います。
また、この度は、GSXが参画する日本サイバーセキュリティファンドからも出資を行うこととなり、当社に加え、セキュリティファンドに加盟する25社とともに、国内企業の自衛力向上、業界の発展にLRM様と手を取り合って取り組んでいけることを心強く感じております。
エンドポイント対策といった脅威情報を多く収集・分析することが機能性に依存するツールは欧米をはじめとした海外企業が強みを持っていますが、セキュリティアウェアネストレーニングに関するサービスは、日本の商習慣や日本人の個性に合わせたサービスの提供が重要であると認識しています。「セキュリオ」はLRM様が独自に開発された国産サービスであり、国内企業のニーズを満たしているからこそ、導入実績が増え続けていることと確信しております。
当社はこれまで「トラップメール」「MinaSecure」といったセキュリティアウェアネストレーニングを提供して参りましたが、「セキュリオ」が加わることで、より多くのお客様ニーズに応えられるようになります。
また、当社の様々なソリューションをLRM様のお客様にご提案することで、LRM様のお客様の自衛力向上にも貢献して参ります。
LRM様、日本サイバーセキュリティファンド、GSXが連携することにより、日本企業の自衛力向上、関係各社の発展、業界の発展に尽力して参りますのでご期待ください。
LRM株式会社 代表取締役CEO 幸松 哲也
このたび、長年にわたりセキュリティ業界を牽引されてきた株式会社GSX様との資本業務提携、そして日本のセキュリティ関連会社25社がLPとして出資する「日本サイバーセキュリティファンド」の記念すべき第1号案件として、合計2億円の資金調達を実施しましたことをご報告いたします。
セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」と専門家によるコンサルティングサービスの両輪で、企業の情報セキュリティレベル向上を支援してきたLRMにとって、今回の提携と資金調達は、当社のミッションである「Security Diet」をさらに力強く推進していくための、重要な一歩となります。

私たちは、GSX様との資本業務提携を通じて、GSX様が培ってこられた高度な知見とノウハウを共有し、LRMのサービスをさらに磨き上げてまいります。また、GSX様の顧客基盤を活用することで、より多くのお客様にLRMのサービスを届けることが可能になります。
さらに、日本サイバーセキュリティファンドの第1号案件に選ばれたことは、LRMの事業の独自性と将来性、そして日本の情報セキュリティ業界に対する貢献の可能性が評価されたものと、大変光栄に感じております。この期待に応えるべく、今回調達した資金は、事業のさらなる成長に向けて、主に以下の領域に投資してまいります。
■人材採用の強化
より高品質なサービスをお客様に提供するため、専門性の高い人材の採用を積極的に進めてまいります。
■「セキュリオ」の研究開発の加速
お客様のニーズに深く応えるため、「セキュリオ」の機能強化と利便性向上に向けた研究開発を加速させます。最新の脅威動向に対応したコンテンツ開発や、より自動化・パーソナライズされた教育機能の実現を目指します。
今回の資本業務提携と資金調達を通じて、LRMは日本の情報セキュリティ業界全体への貢献という大きな使命を帯びることになります。
今後も、日本の情報セキュリティレベルの底上げに貢献できるよう、全力を尽くす所存です。引き続き、LRMの取り組みにご期待ください。
セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」とは
セキュリオ( https://www.lrm.jp/seculio/ )は、セキュリティ教育の実施・分析・繰り返しを、担当者の負担なく実施できるクラウドサービスです。
標的型攻撃メール訓練機能、eラーニング機能、セキュリティアウェアネス機能など、従業員のセキュリティ意識を上げる仕組みが搭載されており、月額18,000円から利用することができます。
これまでに、10,000人以上の従業員を抱えるプライム市場上場企業、グロース市場にIPOを果たしたテクノロジー企業、ベンチャーキャピタルから数十億円の資金調達をしている未上場企業、創業から間もない数名〜10数名の規模の企業まで、累計2,200社超の導入実績があります。


「セキュリオ」の主な機能

機能名 |
概要 |
---|---|
標的型攻撃メール訓練 |
サイバー攻撃を想定したメール訓練ができます。 20種類以上の訓練メール例や結果の自動集計でスムーズに訓練が可能です。 |
eラーニング |
100種類以上の教材で社員のセキュリティ学習をサポートします。 テスト採点も自動集計で、受講結果をかんたんに確認できます。 |
セキュリティアウェアネス |
1回3分の定期テストで継続的にリテラシー向上が図れます。 問題は、150問以上から自動的に配信することができます。 |
社内アンケート |
従業員のセキュリティルール遵守状況をアンケートで確認できます。 |
※その他の機能はこちら → https://www.lrm.jp/seculio/function/
LRMについて
「Security Diet®」を企業理念に、情報セキュリティに関するプロの知見を提供するとともに、意識の向上から人や組織の行動変容を促すことで、持続可能な情報セキュリティ体制構築と企業価値向上に貢献します。
2,200社を超える導入実績があるセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」事業、ならびに年間580社(※)・19年以上の支援実績がある情報セキュリティコンサルティング事業を展開し、日本で一番身近な情報セキュリティ会社となるために日々活動しています。
※ 2023年8月1日~2024年7月31日のコンサルティング支援社数
会社名:LRM株式会社
本社 :兵庫県神⼾市中央区栄町通1-2-10 読売神⼾ビル5F
代表者:代表取締役 幸松哲也
設⽴ :2006年12⽉
公式サイト :https://www.lrm.jp/
事業 :セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」の開発提供、情報セキュリティコンサルティング支援
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