コロナ禍での『フィットネスクラブ』に関する実態調査レポートを公開(オリコン顧客満足度®調査)

実際の利用者5,206名が回答 退会理由は「コロナの影響」が最多、1年以内退会者では4割以上に

オリコン株式会社

 “見えない満足を可視化する”をコンセプトに、第三者の立場で顧客満足度調査を実施する株式会社oricon ME(読み:オリコン エムイー 本社:東京都港区 代表取締役社長:小池恒)では、2021年2月の『フィットネスクラブ』顧客満足度調査の発表にさきがけ、新型コロナウイルスの影響下で、スポーツジム・フィットネスクラブの利用を継続している人、または利用を中止・退会した人の利用実態や意識について把握すべく、『フィットネスクラブ』に関する実態調査を実施しました。
本調査は、2020年11月2日(月)~11月6日(金)の期間、3年以内にフィットネスクラブに通ったことのある全国の18歳~84歳の男女を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施いたしました。

本調査回収サンプル:5,206名
<内訳>
「現在通っている人」:3,356名 (グラフ内は「現利用者」
「新型コロナウイルスの影響による利用中止者・休会者」:674名 (グラフ内は「コロナ中止者」
「それ以前~3年以内退会者」:1,176名 (グラフ内は「3年以内退会者」

※『フィットネスクラブ』に関する実態調査レポートの詳細版は、こちらにて掲載しております。
https://cs.oricon.co.jp/michitari/special/2021/pdf/0107/fitness-report.pdf

《TOPICS》
  • 利用中止者の属性「関東」「父母と同居」「在宅勤務」の割合が高い傾向に 家族感染リスク回避か
  • 女性利用中止者の職業は「医療業」が最多、退会者では「福祉関連業」「学校・教育関連業」も
  • 退会理由は「コロナの影響」が最多、1年以内退会者では4割以上に
  • 施設の利用頻度、コロナ前に比べて男女ともに高頻度の利用者が減少
  • 中止者の再利用意向、男性91.8%、女性85.8% コロナの影響による退会者も7割以上意向あり
  • 男女ともに現利用者の感染対策通知・案内に関する認識率、7割以上

■利用中止者の属性「関東」「父母と同居」「在宅勤務」の割合が高い傾向に 家族感染リスク回避か
 今回、3年以内にフィットネスクラブに通ったことのある利用者のうち、新型コロナウイルスの影響による利用中止者・休会者(グラフ内は「コロナ中止者」)の属性について調べたところ、利用地域は、「現利用者」や「3年以内退会者」と比べ、ウイルス感染者数の影響か、「関東」の割合が多い状況となりました。
 また、同居家族については、「父母(配偶者の両親も含む)と同居」の割合が高く、職業上の在宅勤務頻度もやや高いという結果となりました。
 フィットネスクラブの利用を中止・休止した背景として、同居する家族への感染リスク回避や、そもそも「在宅勤務」で外出自体の機会も減少している可能性があったことがうかがえます。

スポーツジム・フィットネスクラブ利用地域スポーツジム・フィットネスクラブ利用地域

スポーツジム・フィットネスクラブ利用者の同居家族スポーツジム・フィットネスクラブ利用者の同居家族

スポーツジム・フィットネスクラブ利用者の職業、在宅勤務頻度スポーツジム・フィットネスクラブ利用者の職業、在宅勤務頻度



■女性利用中止者の職業は「医療業」が最多、退会者では「医療業」に次いで「福祉関連業」も
 従事している業種について、現利用者、新型コロナウイルスの影響による利用中止者・休会者、3年以内の退会者ごとにまとめたところ、女性の業種では「学校・教育産業」と「医療業」がいずれでも上位に。特に「医療業」は女性中止者14.7%、退会者13.3%といずれも最多となっています。また退会者では「福祉関連業」の割合も10.7%と高い状況となりました。女性中止者・退会者の上位業種に関しては、“周囲から”または“周囲への”感染リスクを回避した可能性がうかがえます。(男性の業種については別途、詳細レポートにて掲載しております。本リリースP.1参照)

スポーツジム・フィットネスクラブ女性利用者の従事している業種スポーツジム・フィットネスクラブ女性利用者の従事している業種



■退会理由は「コロナの影響」が最多、1年以内退会者では4割以上に
 退会理由(複数回答、上位10項目)では、「新型コロナウイルスの影響があったから」が最も多く、男女とも1年以内退会者の4割以上が回答。また、男性の退会者は女性に比べて「お金が思ったよりかかった」、「利用できるお金がなくなった」というコスト面の割合がやや高い傾向にありました。
 

スポーツジム・フィットネスクラブを利用しなくなった理由スポーツジム・フィットネスクラブを利用しなくなった理由



■施設の利用頻度、コロナ前に比べて男女ともに高頻度の利用者が減少
 現利用者の利用頻度を週4回以上の高頻度の割合で比較したところ、営業再開後は営業自粛(臨時休業)前に比べて男女ともに低い状況となっていることがわかりました。また、男性中止者の利用頻度を見ると、男性の退会者よりも低く、週4回以上の割合は、女性の中止者と比べても10pt以上低くなっています。これまで低頻度で利用していた男性が施設から離れていることが伺えます。
 

スポーツジム・フィットネスクラブ施設利用頻度スポーツジム・フィットネスクラブ施設利用頻度



■中止者の再利用意向、男性91.8%、女性85.8% コロナの影響による退会者も7割以上意向あり
 現利用者の継続意向は男女ともに高く、「とても利用し続けたい」「まあ利用し続けたい」の合計がほぼ全員を占めています。また、コロナ中止者・3年以内退会者に「状況が変われば、あなたは【現在通っている、または、通っていた『フィットネスクラブ』】を再度利用したいと思いますか」と聴取したところ、中止者の再利用意向は男性91.8%、女性85.8%と高く、3年以内退会者のうち「コロナの影響があったから」退会した人の意向も7割以上となっています。

スポーツジム・フィットネスクラブ継続意向、再利用意向スポーツジム・フィットネスクラブ継続意向、再利用意向



■男女ともに現利用者の感染対策通知・案内に関する認識率、7割以上
 
新型コロナウイルスの影響による営業自粛(臨時休業)後、利用施設から営業再開や感染対策などの「各種通知・案内」があったかどうか聴取したところ、現利用者では「来館にあたっての感染対策のお願い・注意事項」の認識率が男性では72.1%、女性では78.0%、「店舗で実施している感染対策の説明」の認識率が男性71.6%、女性78.9%となり、男女ともに感染対策への認識が7割以上と高いことがわかりました。また

 

「3年以内退会者」のうち「コロナの影響があったから」退会した人についても、退会者全体に比べて「各種通知・案内」への認識率が高い状況となっています。
 

スポーツジム・フィットネスクラブ施設からの各種通知案内のフォロー有無スポーツジム・フィットネスクラブ施設からの各種通知案内のフォロー有無


《調査概要》 オリコン顧客満足度®調査 フィットネスクラブに関する実態調査

■調査目的:新型コロナウイルスの影響下で、スポーツジム・フィットネスクラブの利用を継続している人の
                利用実態や意識、または利用を中止・退会した人の意識を把握する。(スポーツジムは、24 時間
                利⽤することができるセルフサービス型のジムを含む)また、本調査はオリコン顧客満足度®調査
              「フィットネスクラブ」の満足度ランキングを作成するための調査を兼ねている。

■調査手法:インターネット調査にて実施。登録モニターから調査対象となる人を抽出
              (スクリーニング調査を実施)し、対象者を回収した。

■調査地域:全国

■調査対象者:18歳~84歳の男女
                   3年以内にスポーツジム(※)、フィットネスクラブに通ったことがあり、
                   料金を把握している(いた)人を対象とする
                 (※)24時間利用することができる、セルフサービス型のジムを含む

■回収数:本調査回収サンプル:5,206名
※内訳 「現在通っている人」:3,356名、
    「新型コロナウイルスの影響による利用中止者・休会者」:674名
          「それ以前~3年以内退会者」:1,176名

■調査期間:2020年11月2日(月)~2020年11月6日(金)
■調査企画主体:株式会社oricon ME

※オリコン顧客満足度®調査に関する本ニュースリリースは報道用資料です。
   報道目的以外での掲載データ及び掲載内容のご使用はご遠慮ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

オリコン株式会社

26フォロワー

RSS
URL
https://www.oricon.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木6-8-10 STEP六本木
電話番号
-
代表者名
小池 恒
上場
東証スタンダード
資本金
10億9245万円
設立
1999年10月