【カテゴリーブランディング白書 vol.11】認知差がほとんどない市場でも検討プロセスでは差がつく実態。法人カード領域で三井住友カードが「代名詞」の座を獲得しているその理由とは?

〜法人カードのBtoB購買における、認知・想起の影響と購買意思決定の実態〜

株式会社EXIDEA

< 本調査リリースのポイント >

■法人カードのBtoB購買における「ブランド想起」の実態を、導入担当者200名への調査により明らかに

■三井住友カードが、想起シェア16.5%、選定候補率69.5%、導入検討シェア59.0%で首位となり、法人カードの代名詞になっている実態

■導入担当者の心理的負担を軽くする、ブランドが与える「安心感」の効果

株式会社EXIDEA(本社:東京都中央区、代表取締役:小川 卓真)は、BtoB購買プロセスにおける「ブランド想起」の影響度を明らかにするため、調査を開始いたしました。
BtoB購買において、顧客は営業担当者と接触するはるか手前で、すでに候補企業を絞り込んでいます。本調査の第11弾となる法人カード領域では、「商談前に知っていたブランドが意思決定に影響した」と回答した割合が74.5%に達し、事前認知の重要性が改めて浮き彫りとなりました。

本調査シリーズでは、全16カテゴリー(経費精算システム、タレントマネジメント、法人カード、MAツール等)における認知度・想起順位の実態を順次発表してまいります。

なお、海外においてもLinkedInの研究機関「The B2B Institute」がLes Binet氏・Peter Field氏と共同で、BtoB購買における「想起(Mental Availability)」の重要性に関する研究を実施しており、BtoB市場において「今すぐ買う」層はわずか5%、残り95%は将来の顧客であることが報告されています。

本調査シリーズの結果は、「カテゴリーブランディング白書 2026年版」として取りまとめ、発表する予定です。

  • 01|認知と想起を両立、三井住友カードが全指標で首位を独占し、成熟市場を制する。

  • 02|信頼度58.5%、導入検討シェア59.0%。三井住友カード ビジネスオーナーズが「法人カードの代名詞」としての地位を確立

  • 03|商談前の認知が選定に影響したと74.5%が回答。うち 約7割が「安心感」を理由に挙げ、導入導入担当者のリスク回避傾向が顕著に

■調査概要

  • 調査名称:BtoB購買プロセスにおける「想起」の影響度に関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECH社が提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年9月18日〜同年9月18日

  • 有効回答:過去1年以内に法人カードの選定・導入推進・検討に携わったことがある方200名


    ※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1. 情報の出典元として「EXIDEA」の名前を明記してください。

2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://wa-concept.net

■ 法人カード領域の企業認知度、「三井住友カード」がトップ、「JCB」、「アメックス」が続く

「Q1. 法人カード領域の企業について、当てはまるものを教えてください。」(n=200)と質問したところ、「知っていて、サービス内容もある程度理解している」と回答した割合は、三井住友カード株式会社が79.0%、株式会社ジェーシービーが78.0%、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが69.0%という回答となりました。

<三井住友カード株式会社>

・知っていて、サービス内容もある程度理解している:79.0%

・名前は知っているが、詳しくは知らない:14.5%

・知らない:6.5%

<株式会社ジェーシービー>

・知っていて、サービス内容もある程度理解している:78.0%

・名前は知っているが、詳しくは知らない:14.5%

・知らない:7.5%

<アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド>

・知っていて、サービス内容もある程度理解している:69.0%

・名前は知っているが、詳しくは知らない:22.5%

・知らない:8.5%

以下、省略。

■導入担当者が法人カードで最初に想起するのは「三井住友カード」、「JCB」「アメリカン・エキスプレス」が続く

「Q2. 法人カードと聞いて最初に思い浮かぶ企業・サービスをすべて教えてください。(自由回答)」(n=200)と質問したところ、「三井住友カード」が16.5%、「JCB」が13.4%、「アメリカン・エキスプレス」が13.0%という回答となりました。

・三井住友カード:16.5%

・JCB:13.4%

・アメリカン・エキスプレス:13.0%

・楽天カード:6.3%

・VISA:5.1%

・三菱UFJ:2.8%

・セゾンカード:2.0%

以下、省略。

■選定候補・商談・事前認知のいずれも「三井住友カード ビジネスオーナーズ」がトップ

「Q3. 法人カード領域において、選定候補として検討したブランドおよび実際に商談したブランド、商談前から知っていたブランドを教えてください。」(n=200)と質問したところ、選定候補ブランドは「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が69.5%、実際に商談したブランドは「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が56.5%、商談前から知っていたブランドは「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が63.5%という回答となりました。

<選定候補ブランド>

・三井住友カード ビジネスオーナーズ:69.5%

・アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード:52.0%

・JCB法人カード:51.5%

・楽天ビジネスカード:43.0%

・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:40.5%

・三菱UFJカード:40.5%

・みずほビジネスデビット:25.0%

・ライフカードビジネスライトプラス:20.5%

・EX Gold for Biz:19.0%

・バクラクビジネスカード:16.0%

・UPSIDER:15.5%

・あてはまるものはない:6.5%

<実際に商談したブランド>

・三井住友カード ビジネスオーナーズ:56.5%

・JCB法人カード:41.0%

・アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード:40.0%

・楽天ビジネスカード:34.0%

・三菱UFJカード:33.5%

・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:31.0%

・EX Gold for Biz:17.0%

・みずほビジネスデビット:16.5%

・バクラクビジネスカード:15.5%

・ライフカードビジネスライトプラス:14.5%

・UPSIDER:13.0%

・あてはまるものはない:8.5%

<商談前から知っていたブランド>

・三井住友カード ビジネスオーナーズ:63.5%

・JCB法人カード:55.5%

・アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード:52.5%

・楽天ビジネスカード:48.0%

・三菱UFJカード:44.5%

・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:40.5%

・みずほビジネスデビット:32.0%

・ライフカードビジネスライトプラス:26.0%

・EX Gold for Biz:22.0%

・バクラクビジネスカード:18.5%

・UPSIDER:17.0%

・あてはまるものはない:6.5%

■74.5%が、ブランド・サービスの事前認知が選定に「影響を与えた」と回答

「Q4. 商談前に知っていたブランド・サービスが、あなたの選定や意思決定に影響を与えたと思いますか。」(n=200)と質問したところ、「大きく影響した」が34.0%、「やや影響した」が40.5%という回答となりました。

・大きく影響した:34.0%

・やや影響した:40.5%

・あまり影響しなかった:17.5%

・全く影響しなかった:2.5%

・わからない/答えられない:5.5%

■事前認知が選定に与えた影響、「安心感があり検討しやすかった」や「比較の基準になった」が上位

「Q5. Q4で「大きく影響した」「やや影響した」と回答した方にお聞きします。事前に知っていたブランドが選定にどのような影響を与えたか、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=149)と質問したところ、「安心感があり、検討しやすかったから」が69.1%、「他社と比較する際の基準になったから」が51.0%、「提案内容への信頼度が高まったから」が42.3%という回答となりました。

・安心感があり、検討しやすかったから:69.1%

・他社と比較する際の基準になったから:51.0%

・提案内容への信頼度が高まったから:42.3%

・決裁者への説明がしやすかったから:41.6%

・導入後のサポートに期待が持てたから:37.6%

・ブランドイメージが良く印象的だったから:36.9%

・過去の実績を知っていて信頼できたから:23.5%

・わからない/答えられない:4.7%

・その他:0.0%

■「最も信頼できる・選びたい」ブランド、選出数最多かつ 1位率でも突出する「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が市場からの高い信頼度を示す結果に

「Q6. Q1で全て「知らない」と回答した方以外にお聞きします。以下企業のうち、法人カード領域において「最も信頼できる」「選びたい」と思うブランドを順に3つまで挙げてください(順位付けかつ上位3つまで)」(n=193)と質問したところ、回答の選出数が多い順に、1位に選ばれた割合の「1位率」は三井住友カード ビジネスオーナーズが58.5%、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードが25.2%、JCB法人カードは37.3%という回答となりました。

*なお、本調査では、回答者に対して「最も信頼できる」「選びたい」と思うブランドを、提示した9ブランドの中から最大3つまで選択し、1位から3位までの順位をつけて回答いただきました。

グラフに示した各ブランドの数値は、そのブランドを選択した回答者の中で、何位として選ばれたかの割合を表しています。例えば、三井住友カード ビジネスオーナーズの「1位:58.5%」という結果は、三井住友カード ビジネスオーナーズを選んだ回答者のうち58.5%が同ブランドを1位として挙げたことを意味します。

この「1位率」が高いほど、そのブランドは選ばれた際に最も信頼できる第一候補として評価されていることを示しており、ブランドに対する信頼度や選好度の強さを測る指標となります。

<三井住友カード ビジネスオーナーズ>

・1位:58.5%

・2位:24.4%

・3位:17.1%

<アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード>

・1位:25.2%

・2位:27.2%

・3位:47.6%

<JCB法人カード>

・1位:37.3%

・2位:36.1%

・3位:26.5%

<セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード>

・1位:12.7%

・2位:66.7%

・3位:20.6%

以下、省略。

最終的な導入検討ブランド、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」(59.0%)が最多、次点は「アメリカン・エキスプレス®」(41.0%)

「Q7. 最終的に導入・契約したもしくは最終検討した法人カード領域のブランドを教えてください。(複数回答)」(n=200)と質問したところ、「三井住友カード ビジネスオーナーズ」が59.0%、「アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード」が41.0%、「JCB法人カード」が37.5%という回答となりました。

・三井住友カード ビジネスオーナーズ:59.0%

・アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード:41.0%

・JCB法人カード:37.5%

・三菱UFJカード:33.0%

・楽天ビジネスカード:30.0%

・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード:24.0%

・みずほビジネスデビット:19.5%

・ライフカードビジネスライトプラス:15.5%

・EX Gold for Biz:14.5%

・バクラクビジネスカード:12.0%

・UPSIDER:11.5%

・特にない:8.5%

■調査結果から見出せること|EXIDEA 取締役副社長:塩口哲平

今回の法人カード領域の調査結果は、BtoBマーケティングにおいて「認知と想起の網羅」がいかに強力な資産になるかを物語っています。特筆すべきは、認知や想起のわずかなリードが、最終的な検討シェアにおいて決定的な優位性の差へと増幅される構造です。

1. 1%の認知差で、なぜ選定候補率に18%の差が生まれるのか

まず注目すべき事実は、三井住友カード(79.0%)とJCB(78.0%)の内容認知度の差は、わずか 1.0ポイント です。しかし、いざ選定の段階になると、三井住友カードが次位を 18ポイントも引き離す独走状態 に入ります。

これは、単に名前を知っているという段階を超え、「法人カードなら、まずはここを確認する」というカテゴリーの代表格としての地位を三井住友カードが完全に確立していることを示しています。

2. 「安心感」の圧倒的シェア。リスクを回避したい担当者の“第一の選択肢”へ

事前認知の影響として、69.1% という極めて高い割合で「安心感があり、検討しやすかった」という回答が得られています。

法人カードは会社の決済基盤であり、導入担当者にとって審査の不透明さや運用の不安定さは避けたいリスクです。三井住友カードがメガバンク系ブランドとして長年築いてきた信頼が、検討段階での「ここなら間違いない」という強い確信に繋がり、外資系や新興系などの多様な選択肢がある中でも、圧倒的な採択率を生み出しています。

3. 担当者の心理的負担を軽減する「社会的証明」。稟議の妥当性を担保するブランドの力

事前認知が「決裁者への説明のしやすさ(41.6%)」に寄与している実態も見逃せません。 誰もがその信頼性を認めている(79.0%)ブランドを選ぶことは、導入担当者にとって社内承認をスムーズにするだけでなく、選定責任に対する妥当性の担保となります。

この「三井住友を選んでおけば、社内的に説明がつく」という強い市場の合意が、数ポイントの想起の差を、決定的なシェアの差へと増幅させているのです。

4. 「比較の基準」を握る強み。スタンダードとしての地位がもたらす優位性

事前認知の影響として、51.0% が「他社と比較する際の基準(物差し)になった」と回答しています。特定のブランドがカテゴリーのスタンダードとして君臨している市場では、比較検討の軸そのものがそのブランドをベースに形成されます。

他社がどんなに個別の強みを訴求しても、顧客はまず「スタンダードである三井住友カードと比べてどうか」という視点で評価を下します。評価し、測るための”物差し”を自社で定義できていること。このポジションの確立こそが、無駄なスペック競争を回避し、高いシェアを維持するカテゴリーブランディングの到達点です。

5. カテゴリーブランディングの要諦。「リスクカテゴリー」ほど基準(スタンダード)が市場を総取りする

今回の教訓は、法務や金融のように、ミスが許されない「リスクカテゴリー」においてこそ、基準を支配したブランドが勝つ、という点です。

法人カードのような失敗が許されない領域では、顧客は どのカードが一番得かを考える前に、「どのカードなら社内的に正解か」という評価の基準を探しています。

三井住友カードが成し遂げたのは、単に有名なカードになることではありません。「法人カードの選定基準は、三井住友カードである」という評価軸を市場に植え付け、自らが評価の基準である”物差し”そのものになったことです。

その”物差し”が市場の共通言語になったとき、ブランドは比較検討の対象から、無意識に選ばれる信頼のインフラへと昇華します。95%の「今は買わない層」に対し、時間をかけて評価の基準を定義し続けること。これこそが、競合を戦わずして退けるBtoBブランディングの到達点です。

株式会社EXIDEA(エクシディア)

取締役副社長 兼 COO 

塩口 哲平

- 経歴 -

デロイトにてクライアントの企業理念策定やMVV開発に従事し、戦略の策定及び実行を指揮したのち、株式会社プル―クスを創業し大手企業を中心に動画マーケティングを支援。

現在はBtoB企業を中心にブランディングの支援を展開し、自社独自のノウハウであるカテゴリーブランディングによって第一想起の実現を支援。

■ 今後の発表予定

本調査シリーズは、全16カテゴリー(経費精算システム、タレントマネジメント、電子契約、MAツール等)における認知度・想起順位の実態について、順次発表してまいります。


これらの調査結果は「カテゴリーブランディング白書 2026年版」として取りまとめ、2026年3月末頃に発表する予定です。

■会社概要

会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp

所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階

代表者:小川 卓真

設 立:2013年5月

資本金:1,500万円

従業員数:89名(連結)※2025年4月末現在

事業内容:BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営

EXIDEAは、クリエイティブとデジタルマーケティングを融合した「カテゴリーデザイン」によって、企業の新たな成長を支援します。AI機能を搭載した自社開発のマーケティングツールの提供と併せて、ビジネスの戦略策定から実行・改善まで一貫して伴走します。

BtoBブランディング W/A|https://wa-concept.net

BtoBマーケティング 180°|https://exidea.co.jp/180

動画マーケティング CINEMATO|https://cine-mato.com

AI機能搭載のオールインワンSEOツール EmmaTools|https://emma.tools

総合比較メディアHonNe(ホンネ)|https://exidea.co.jp/blog

JET-Robotics(ロボット導入支援プラットフォーム)|https://jet-mfg.com

WiMAX比較.com| https://xn--wimax-lu8k074r.com

■本件に関するお問い合せ

株式会社EXIDEA カテゴリーデザイン本部 広報担当

E-mail:pr@exidea.co.jp

TEL:03-5579-9934(受付時間:平日9時~18時)

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未上場
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2013年05月