ABEJA、NEDOの採択を受け、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が進めるロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に有効なデータプラットフォームの研究開発に参画

人とAIの協調により「ゆたかな世界を、実装する」株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が進める「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」に参画することをお知らせいたします。
本事業において、ABEJAは、一般社団法人AIロボット協会(所在地:東京都文京区 、理事長:尾形 哲也、英表記:AI Robot Association、以下「AIRoA」)より委託を受け、関係各所と協力し、研究開発を進めてまいります。
本事業は、データ収集・基盤モデル開発・実証を通じた、ロボティクス分野の生成AI基盤モデルに不可欠なデータプラットフォームの研究開発です。ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に広く還元することを目指し、成果を最大限にオープンにします。
■ 背景
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJAは、2012年の創業時よりディープラーニング、2018年からLLM、2019年から量子コンピューティングなどの前衛的研究開発を積極的に行っており、ロボットの行動生成にLLM、特にTransformerモデルを用いたAIロボティクスの研究開発を進めております。2024年11月には、AIロボティクスの基本技術をABEJA Platformに実装しております。
AIRoAは、AIとロボット技術の融合によるロボットデータエコシステムの構築を目指し、2024年12月に設立されました。産業の垣根を超えたオープンかつ大規模なデータ収集と基盤モデルの開発・公開を推進しています。
ABEJAは、ロボット産業全体の革新的な技術開発と社会実装の加速を推進することを目的に、2025年3月よりAIRoAに参画し、ロボット産業全体の革新的な技術開発と社会実装の推進に向けて、AIRoAならびに参画企業と連携してまいりました。
このたびNEDOが進める「ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発」において、AIRoAは、小売業、製造業、物流業等の領域から開始し、産業界で実際に活用されるAI基盤モデルの開発を目指しています。AIRoAは、本事業において、生成AIに関する最先端の知見と技術力を有する企業・研究機関が集結して推進することを前提としており、ABEJAにとっても、AIRoAおよび関係各所と連携しそれぞれのノウハウを統合した上で、国際的競争力の高いロボティクスAIの開発に取り組むことは、「ゆたかな世界を、実装する」というABEJAの経営理念を実現する上でも意義のある取り組みであると考え、参画する運びとなりました。
■ 概要
本事業は、産業における生成AIモデルを活用したロボットの社会実装の可能性の検証を主目的にしています。3つの目標を掲げ、プロジェクト実施予定期間内での達成を目指します。
① データプラットフォームの開発に向けて収集するデータ:
実験環境及び実社会環境において、モデル開発に十分量で世界的に競争力のあるデータを取得する高品質データセットを構築します。
② データプラットフォームのデータを用いて開発した生成AI基盤モデル:
複数ロボット種・ユースケースにおいて汎用的な知識転移・スキル学習が可能な性能を有する基盤モデルを構築します。
③ 上記の生成AI基盤モデルの実環境における評価・検証:
小売、製造、物流業界を中心に、基盤モデルを応用した個別モデルを実環境 (またはそれに類似した環境) で社会実装し、その結果を基に商用展開の可能性を検証します。
ABEJAは、AIRoAおよび関係各所と連携し、AIロボティクス分野の最前線で相互にノウハウを活用し、長期的に日本発の産業特化型AI エコシステムの構築とロボット産業全体の底上げに貢献できるよう、取り組んでまいります。
公募事業名:
ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野の生成AI基盤モデルの開発に向けたデータプラットフォームに係る開発
プロジェクト実施予定期間:
2025年10月1日~2029年8月31日
AIRoA公表内容:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000158322.html
■ 一般社団法人AIロボット協会について
和名:一般社団法人AIロボット協会
英名:AI Robot Association(AIRoA)
代表:理事長 尾形 哲也
目的:ロボットとAIの融合により、ロボット開発の技術を革新する。それにより、社会におけるロボットの活用を推進する
事業:AIロボットの開発促進のための取り組み
基盤モデル開発に必要なデータの収集・保管・管理・公開
基盤モデル・個別モデルの開発・運用・公開
開発コミュニティの運営
AIロボットの社会普及のための取り組み
AIロボットによる効率化効果の計測・公開
AIロボットの安全性評価の検討・公開
その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
■ 株式会社ABEJAについて
ABEJAは、「ゆたかな世界を、実装する」を経営理念に掲げ、ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」を展開しています。ABEJA Platformは、ミッションクリティカル業務における堅牢で安定した基盤システムとアプリケーション群であり、生成AIをはじめとする最先端技術による運用が人とAIの協調により実現可能です。ABEJAは、2012年の創業時よりABEJA Platformの研究開発を進めており、顧客企業からの信頼のもと、数多くの導入を進めることで「テクノロジーの力で産業構造を変革する」ミッションに取り組んでいます。
本社:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
設立:2012年9月10日
代表:代表取締役CEO 岡田 陽介
事業:ミッションクリティカル業務へのAI導入支援のため、基盤システムとなるABEJA Platformの開発・導入・運用を行う「デジタルプラットフォーム事業」
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像