電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」コードレス丸のこ、コードレスチップソーカッタ、コードレス冷温庫など計7機種が2022年度グッドデザイン賞を受賞

　電動・空気工具を企画・製造する工機ホールディングス株式会社(本社：東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO 兼 CFO：寺口博)は、2022年度グッドデザイン賞(主催：公益財団法人日本デザイン振興会)において、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」のコードレス集じん丸のこC 3605DYB/C 3605DYC、深切り電子集じん丸のこC 5YE、コードレスチップソーカッタ CD 3605DB、コードレスチップソー切断機CD 3605DFA、コードレス冷温庫UL 18DB/UL 18DCの計7機種が2022年度グッドデザイン賞に選出されたことをお知らせします。

 

　グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催するもので、1957年にスタートし、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなどが審査・選出される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。当社はこれまで、電動工具のほかにも園芸用品など幅広い分野の製品で同賞を受賞しており、今年で 32回目の受賞となります。

■受賞対象製品について
コードレス集じん丸のこC 3605DYB/C 3605DYC
深切り電子集じん丸のこC 5YE
コードレスチップソーカッタ CD 3605DB、コードレスチップソー切断機 CD 3605DFA
　近年、外出の自粛やテレワークの普及により在宅時間が増加したことで人々の住空間への関心が高まっており、住居のリフォーム需要が更に増加しています。リフォーム現場では、作業環境を清潔に保つだけでなく、騒音や安全面など細心の配慮が求められます。
　今回受賞した製品は極めて高い集じん効率で現場環境をクリーンに保つ他、切断音を抑えるサイレントモードを搭載しており、騒音面に配慮しています。安全性の向上においては、起動時の反動を抑える「ソフトスタート」、モーターの回転数の変化を監視しキックバックの動きを低減させる「キックバック低減システム」、電源オフから即座に回転を止める「電子制御ブレーキ」の３つの徹底した安全技術で労働災害を未然に防ぐ機能を搭載しています。
　C 3605DYB/C 3605DYC：https://www.koki-holdings.co.jp/ir/newsrelease/2021/20210225.pdf
　C 5YE：https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/ac-cutter/c5ye/c5ye.html
　CD 3605DB/CD 3605DFA：https://www.koki-holdings.co.jp/ir/newsrelease/2021/202106252.pdf

コードレス冷温庫 UL 18DB/UL 18DC
　夏季の猛暑や冬季の極寒の中での現場作業では、極端な外気温に晒されることで注意力や集中力の低下が労働災害を引き起こす問題のひとつとなっています。特に、熱中症における死傷災害の発生を防ぐため、様々な対策が求められています。
　今回受賞した製品は、業界初※1となる冷蔵と保温が同時にできる「２部屋モード」を搭載し、コードレスで屋内外でも場所を選ばず幅広い用途に使用できます。非常時の備えとしても安心感を与えられるよう、年齢や性別を問わない使いやすいデザインです。
　※1 2022年5月現在。国内電動工具メーカーにおいて（当社調べ） （コードレス冷温庫）
　UL 18DB：https://www.koki-holdings.co.jp/ir/newsrelease/2021/20210615.pdf
　UL 18DC：https://www.koki-holdings.co.jp/ir/newsrelease/2022/20220610.pdf

■審査員評価コメント（原文ママ）
コードレス集じん丸のこC 3605DYB/C 3605DYC
深切り電子集じん丸のこC 5YE
コードレスチップソーカッタCD 3605DB、コードレスチップソー切断機CD 3605DFA
　高い安全性が求められる背景には職人の高齢化や経験が浅い労働者の増加があり、騒音や集塵対策の背景には在宅勤務増加によるリフォーム需要が関係する。電動工具のデザインが社会問題と密接に関係する時代において、無視することのできない様々な要件が真摯に捉えられ、基本機能や使い勝手を犠牲にすることなく丁寧に解決されている。外観の特徴的なパターンは握りやすさを考慮した造形と、滑り止め効果の高いパーツの配置など機能に対して合理的な対応として認識された。

コードレス冷温庫UL 18DB/UL 18DC
　クーラーボックスの電動化でも、冷蔵庫のポータブル化でもない、適正温度の違う食材を2種同時にどこにでも持ち運べる魔法のボックス。厳しい作業環境の中での職人を守るべくして生まれた商品であるが、その機能の高さから様々な場所や状況で活躍すると期待できる。仕切りを使っての庫内仕切りと2部屋に対応したわかりやすい液晶表示で食材によって切り替えられる柔軟さを持ち、更に電動工具と同じバッテリーの採用、2Lのペットボトルを立てて置くことができる庫内設計、家庭機器の充電や使用等、これ1台あれば室内の生活を再現できる優れものである。外観は、タフな環境での使用を想定した凹凸と面取りされた形状で構成され、安心と頑丈さを感じさせる。更に大きなタイヤと持ちやすい角度で留まるハンドルで、本体の重さを軽減し使用感が高い仕上げとなっている。カラーもコーポレートカラーに加えて、カーキ色とサンドベージュ色が用意され、アウトドアーで使いたくなるカラーリングである。現場の職人だけでなく工具を持たない一般のユーザーにとっても魅力的であり、楽しい非日常と、災害時等の非常時、季節を問わず屋内外での生活を助けてくれる力強いパートナーとなりうる素晴らしい商品である。

　なお、コードレス冷温庫UL 18DB/UL 18DCは、日本デザイン振興会の受賞期間に開催される企画展「私の選んだ一品」にも選出されました。「私の選んだ一品」は、グッドデザイン賞の審査委員を務める国内外の多様な領域の前線で活躍するデザイナーをはじめ建築家や研究者、ジャーナリスト、企業経営者などが二次審査会の会場で個人的に気になったデザインやお気に入りのデザインをひとつ選ぶという毎年恒例の企画展です。10月7日(金)から11月6日(日)まで、GOOD DESIGN Marunouchiに展示されます。

【開催概要】

会期　 ：2022年 10月7日(金) ～11月6日(日)  11:00-20:00　会期中無休
入場料 ：無料
場所　 ：GOOD DESIGN Marunouchi（東京都千代田区丸の内3-4-1　新国際ビル1F）
展示物 ：UL18DC（サンドベージュ）

＜審査員評価コメント（原文ママ）＞

 

審査委員名：手槌 りか
審査委員コメント：「温かい＆冷たいものを食べたいときに外で食べる。」「冷たいアイスを溶かさずに運ぶ。」「市場で買った新鮮な魚貝をそのまま持ち帰る。」冷凍と冷蔵、冷蔵と保温、仕切れる庫内が野外でのおいしいを実現してくれる。私が今一番ほしいアイテム。

　工機ホールディングスは、今後も引き続き、製品デザイン力と技術力を備えた、お客さま視点に立ったモノづくりを進めてまいります。

グッドデザイン賞について
　1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

工機ホールディングス株式会社について
　工機ホールディングス株式会社は、ドライバ、ドリルなど約1,300 機種の電動工具、釘打機などの空気工具、刈払機や植木バリカンなどの園芸工具、クリーナや高圧洗浄機などの家庭用電化製品群を製造販売するリーディングカンパニーの一つです。
　70 年の歴史に裏打ちされた高い信頼性と世界最高水準の技術力を誇り、日本はもとより、欧州、米州、アジア、オセアニア、中近東、アフリカにおよぶ世界126ヵ国に販売拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。