【STARTUP DB独自調査】スタートアップの資金調達実施企業数、2019年以降で最少の1336社に留まるも、2022年3月の資金調達金額は最高の1,068億円。
「STARTUP DB 2022年上半期 国内スタートアップ投資動向レポート」を公開
成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、当社サービスである『STARTUP DB (スタートアップデータベース)』において「2022年上半期 国内スタートアップ投資動向レポート」を公開いたしました。
本レポートでは、『STARTUP DB』が独自に調査したデータを集計し、2022年上半期における国内スタートアップの投資の動向を、スタートアップ、投資家、新規組成ファンド、IPO、M&Aなどの多様な切り口で、2019年以降との比較も交えながら知ることができます。データを活用した本資料は、以下のリンクから無料でダウンロードいただけます。
▼ダウンロードはこちらから
https://startup-db.com/magazine/category/research/investment-report-2022-firsthalf/
- 目次
2章:資金調達金額の平均値
3章:2022年上半期 評価額ランキング
4章:2022年上半期 資金調達金額ランキング
5章:2022年上半期 投資家出資件数ランキング
6章:2022年上半期 事業会社・CVC投資件数ランキング
7章:新規組成のファンド数、組成額ランキング
8章:2022年 上半期 スタートアップEXIT情報
番外編:STARTUP DB編集部が選ぶ注目のM&A事例
9章:2022年上半期国内スタートアップ動向まとめ
10章:『STARTUP DB ENTERPRISE』のご紹介
- レポートより一部転載
・調査背景
2022年1月、オミクロン変異株の感染が急拡大し、2月以降はロシアのウクライナ侵攻、3月以降は都市のロックダウンなどの経済的犠牲を伴う厳しい中国の防疫措置を受け、世界経済の成長は鈍化していた。このような不安定な状況の中、2022年上半期の日本におけるスタートアップ投資の動向はどのような変遷をみせたのでしょうか。
昨年2021年の上半期では、国内スタートアップの資金調達と新規上場は活況を呈しました。カカオジャパンによる542億円の調達やPayPayの合計800億円の調達をはじめ、100億円以上の資金調達が半年間で11件確認され、過去最多の水準を記録。2022年上半期の結果を元に資金調達金額と実施企業数の推移を調査しました。
・調査結果
上図は、上半期における合計資金調達金額の推移を表しています。2019年上半期は4,079億5,700万円、2020年上半期は4,505億400万円、2021年上半期では6,384億5,399万円で、2022年上半期では約4,566億700万円となっています。
調査背景にある、カカオジャパンによる542億円の調達やPayPayの合計800億円の調達により押し上げられ、爆発的な投資額増加を誇った2021年上半期と比較すると大きく落ち込んでいますが、2019年と比較をすると継続的な成長傾向にあることがわかります。
また、資金調達実施企業数は2019年以降でもっとも少ない数値となっており、1336社に留まっています(※注1)。
・2022年上半期は3月の資金調達金額が最も高く1,068億円に
2022年上半期においては、3月の合計資金調達金額が最も高く、1,068億円に。同期間では、Synspectiveの119億円、テラドローンによる80億円の大型資金調達が発表されました。また、2月における合計資金調達金額は2020年以降の同時期で最も高く、2022年上半期の中でも月別の合計資金調達金額では2番目にあたる878億円となっています。ソフトバンクロボティクスグループが100億円の資金調達を発表したとともに、DAIZ、サイカ、トレタ、iYell、ベースフードの計5社がそれぞれ20億円以上の資金調達を発表した時期と重なります。
・2022年4月以降は月間合計資金調達金額とあわせ、合計資金調達実施企業数も大幅に減少
資金調達実施企業数をみると、2022年の1月、2月の資金調達実施企業数は2019年以降の同時期と比較して最多。一方、2022年4月以降は月間合計資金調達金額とあわせ、合計資金調達実施企業数も大幅に減少していることが伺えます(※注1)。
【参考】
(※注1):
この背景には、非公開の資金調達が関係していると考えられる。2019年〜2021年における非公開の資金調達は、STAUTUP DB編集部が登記簿からその存在を察知し、統計に計上している。一方、2022年上半期分の資金調達に関しては、現時点で登記簿に反映されていない資金調達も存在すると考えられる。そのため、特に2022年5月と6月における資金調達実施企業数が少ない結果となっている。
【調査概要】
・タイトル:STARTUP DB 2022年上半期 国内スタートアップ投資動向レポート
・調査機関(調査主体):自社調査:フォースタートアップス株式会社
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :13,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
・レポート記事:STARTUP DB(https://startup-db.com/)
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。
上記のデータを始めとした、「STARTUP DB 2022年上半期 国内スタートアップ投資動向レポート」のレポートは以下のURLから無料でダウンロードいただけます。
https://startup-db.com/magazine/category/research/investment-report-2022-firsthalf/
【STARTUP DB(スタートアップデータベース)について】
国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォームです。企業データベースは、13,000社以上の日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有するとともに、起業家・投資家、エコシステムビルダーの方々累計100名以上のインタビューコンテンツをリリースしています。2019年6月24日より、英語版リリース。また、世界最大級のベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
https://startup-db.com/
【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
所在地:東京都港区六本⽊1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有⼒ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資⾦⽀援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
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