ピープル株式会社、AIC国際学院京都初等部と「おもちゃとジェンダー」に関する授業連携協定を締結しました。
今年8月1日・2日 NIE全国大会京都大会にて公開授業実施!ジェンダーバイアスを気にせず、好奇心のままに好きな遊びを選べる世の中を目指して、子どもたちと一緒に考え、想いを世の中に発信していきます。
概要
連携の経緯
2022年4月、ピープルでは初めての「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」というパーパスを掲げ、事業を通したパーパス実現へむけて日々行動しています。
子どもたちの好奇心は生まれ持った一人ひとりの個性だと実感しています。
しかし一方で、いわゆる「男の子のおもちゃ」「女の子のおもちゃ」のような私たち大人世代の思い込み=おもちゃのジェンダーバイアスは、子どもたちが生まれ持った好奇心の通りにおもちゃを選んだり、遊んだりすることを「恥ずかしいこと」「間違ったこと」と仕分けて止めさせてしまうというシーンを目の当たりにします。
例えば、おままごとやお人形、ピンクの服など女の子っぽい遊びやモノが大好きな男の子はたくさんいます。しかし周囲の「それは女の子のものだよ」というような悪意のないひとことで、深く傷つき、大好きだったおもちゃで遊べなくなってしまうことも……。
子どもの好奇心のままに、思う存分遊ぶことが成長のために重要なステップであることが知られていますが、おもちゃにまつわるジェンダーバイアスが子どもの個性的な成長を妨げてしまっているとも言えるのです。
改めておもちゃメーカーとして、この「おもちゃとジェンダー」の問題に向き合い、解決に向かう取り組みをスタートさせています。
今回、教育現場の観点から子どもたちを取り巻く「ジェンダー問題」に関して問題意識を持ち、私たちの想いに共感いただいたAIC国際学院京都 初等部と、授業連携の協定を締結することとなりました。
子どもたちに身近な「おもちゃとジェンダー」というテーマを題材した授業連携を通じて、長期的な取り組みとして子どもたち・教育現場・おもちゃメーカーが一緒に向き合い、世の中に発信していくことを目的にしています。
今年度(2024)の取り組み内容
・2024年6月~授業開始
AICの国際バカロレアプログラムの中で「人間関係は、私たちの選択と行動によって影響を受ける」というセントラルアイデア(プロジェクト学習テーマ)を設け、スタート。
ジェンダーバイアスに関わる絵本の読み聞かせや、自らトランスジェンダーとしてジェンダーに関わる活動を京都を起点に行っている「レイチェル・ソーン」さんを迎えての対話など、子どもたちとジェンダーの課題について視点を広げる授業を実施。
・6/27(木)ピープルコラボ授業1回目
ピープル代表・桐渕が教壇に立ち、子どもたちに「おもちゃとジェンダー」に関する投げかけを行いました。「お人形が好きな男の子になんて言ってあげる?」「男の子のおもちゃだと思うものは?」
・7/9(火)ピープルコラボ授業2回目
世の中には、性別を理由におもちゃや遊びを自由に選べないというジェンダーの課題があることを認識した子どもたち。
「おもちゃとジェンダー」子ども大使として、自らが課題を解決できる方法を見つけることになりました。
・8/2 NIE全国大会京都大会にて公開授業を実施します。
夏休みを使い、ジェンダーバイアスからくるおもちゃとジェンダーの課題解決を子ども達と考え、新聞をはじめとするメディアを使って世の中に発信する方法を考えていきます。
NIEでは、子ども大使としての子どもたちの発信とともに、より多くの人に伝えるために新聞の売り上げをあげる方法も提案する予定です。
※NIE全国大会について: https://nie-kyoto.com/
★今回の子どもたちとの取り組みをもっと詳しく!こちらも合わせてご覧ください。
「おもちゃとジェンダー」社会課題を子ども達はどう捉える?『ピートラ』Vol.77
https://note.com/people_pr/n/n1c98b7452e4e
AIC国際学院京都 初等部 ジョージ・クマザワ校長 メッセージ
静観する時代は終わりました。子どもたちが世界で活躍する人物になるためには、静観せずにSocial Justiceのために活動する動機付けとスキルを身に着けることが不可欠だと考えています。英語が話せるだけでは、世の中に影響を与えることはできません。AIC World College 京都 初等部 は、Enhanced PYP の掲げるアクションでもある"Participation" "Advocacy" "Social Justice" を全面的に支持し、社会の中で今まで生き辛さを感じていた仲間たちが生き易い世の中を創るために、コミュニティを巻き込み、社会を前進させるムーブメントを作り始めています。
ピープル株式会社 取締役兼代表執行役 桐渕真人 メッセージ
我が家でも、次男がジェンダーバイアスに傷ついて、好きなことを封印してしまう事件が起きました。2歳の頃大好きだったぽぽちゃん(お人形)のお世話遊びを、3歳になったら隠れてやるようになってしまったのです。バイアスがかかる瞬間を目にしたわけではありませんが、おそらく保育園などで「それは女の子のおもちゃだよ」とでも言われたのでしょう。かわいそうなことをしました。
生まれ持った好奇心という個性は、妨げられることなくずっと好きで粘り強く続けられると、他者にとっての「価値」に育ち、イノベーションのもとになるのではないでしょうか。
子どもたちの集団が子どもたちが主体となって活動する場を与えられると、大人があまり介入しなくても、自分の得意や好きにしたがって、勝手に役割分担をしていくことをいろいろな子どもたちを見て確信しています。
人々が個性的に生まれてくる理由は、この幸せな役割分担を実現するためかも知れません。
会社概要/学校概要
■ピープル株式会社
「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」をパーパスに掲げ、玩具をはじめとした商品やサービスの企画開発・販売を行っております。
【会社情報】
社名:ピープル株式会社
代表:取締役兼代表執行役 桐渕真人
設立:1982年2月 玩具事業創業
資本金:2億3880万円
従業員数:46名
本社所在地:東京都中央区東日本橋2-15-5 VORT東日本橋
公式サイト:https://www.people-kk.co.jp/
公式note:https://note.com/people_pr/
■AIC国際学院京都 初等部
所在地:京都市下京区菱屋町145(堀川通七条上ル)
公式サイト:https://aicwc.jp/kyoto/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/aicwc.kyoto/
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