西松建設の作業効率50%向上、現場DX企業3社のソリューションを導入
セーフィーのクラウドカメラとL is Bの「direct」をMODEの「BizStack」に連携し業務効率化
株式会社L is B(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:横井 太輔、以下「L is B」)、セーフィー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)、MODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、CEO:上田 学、以下「MODE」)は、鉄道関連大規模造成現場における西松建設株式会社の工事現場において各社が提供するソリューションを導入し、業務効率化を実現しました。
導入の背景と目的
西松建設では、宮城県仙台市の23ヘクタール(東京ドーム約5個分)にわたる大規模な工事を進行中で、地盤改良や排水構造物工事を担当しています。同現場では、ICTを活用した効率的な現場管理が必要とされていました。この課題に対し、L is Bの「direct/ダイレクト」、セーフィーのウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」、そしてMODEのIoTプラットフォーム「BizStack」および生成AIソリューション「BizStack Assistant」を活用することで、現場の管理と業務効率化を大きく前進させました。
主な成果
■ 現場確認と業務指示の効率化による移動時間の30%削減
セーフィーのクラウドカメラ映像と位置情報を「BizStack Assistant」上で簡易的に呼び出すことで、現場の映像を事務所内のモニターやスマートフォンでリアルタイムに確認し、迅速に業務指示を行える環境を整備。従来のように現場へ直接足を運ぶ必要が大幅に減少し、移動時間が30%削減されました。これにより、監督者が他の重要業務に割ける時間も確保され、現場管理全体の業務効率化を実現しました。
■ 生成AIによる情報共有の迅速化とスケジュール調整の簡略化
「direct」と「BizStack Assistant」が連携し、自然言語での業務指示やデータ共有が可能になりました。資材搬入スケジュールや作業進捗状況を自動的に可視化し、複数の外部業者を含む全メンバー間での情報共有が迅速化。例えば、担当者の不在時でも資材の入荷状況をリアルタイムで確認できるため、「確認不足」や「連絡漏れ」といった業務のボトルネックを解消しました。また、「direct」と連携した「direct Apps」の「スケジュール」機能の活用で60分/月程度の時間短縮に繋がりました。
■ スマートフォンで即時アクセスし作業効率が50%向上
「BizStack Assistant」は、自然言語応答機能を活用して、指定したカメラ映像やセンサー情報を瞬時に引き出せます。スマートフォンやタブレットだけで、どこにいても必要なデータにアクセスできるため、現場管理者は現場外でも的確な意思決定が可能に。これにより、従来の煩雑なアプリ切り替えや手動検索の手間が大幅に軽減され、作業効率が50%向上しました。
各社コメント
■ 株式会社L is B 取締役COO 加納 正喜
建設現場におけるDX推進は、業界全体が抱える課題を解決するための大きな鍵です。弊社のビジネスチャット「direct」は、現場と本社間、さらには協力会社を含めた円滑な情報共有を支えるコミュニケーション基盤として、この取り組みに貢献できていることを誇りに思います。今回の西松建設様での事例のように、「BizStack Assistant」や「Safie」との連携により、現場データをスピーディかつ効率的に可視化する環境が整うことで、さらなる業務効率化と現場力の向上が期待されます。これからも現場の進化を支えるソリューションを提供し続けてまいります。
■ セーフィー株式会社 営業本部 第2ビジネスユニット部長 渡部 郁巴
セーフィーが現在取り組んでいる建設業界の課題は、労働力不足です。現場作業員の負担を軽減し、生産性の高い作業に集中していただけるよう、私たちのクラウドカメラはあらゆる現場において、現場監督や作業員の「目」の代わりとして活躍しています。今回、MODEの「BizStack Assistant」やL is Bの「direct」との連携により、クラウドカメラで把握した現場状況をより迅速かつ簡便に伝達することが可能になります。今後とも、3社で協力し、現場の遠隔施工管理の質を一層向上させていきたいと考えています。
■ MODE, Inc. CEO/Co-founder 上田 学
セーフィーのクラウドカメラやL is Bの「direct」との連携を通じて、西松建設の現場の効率化に貢献できたことを大変嬉しく思います。生成AIを核としたマルチモーダル時代が到来する中、シリコンバレーのオープンイノベーション文化を生かし、パートナー企業との連携をさらに深化したいと考えております。今後も「BizStack」を通じて現場のエコシステムを構築し、現場の効率化と安全性向上に尽力してまいります。
今後の展望
3社は引き続き、各社が提供するソリューションの相乗効果を高め、現場管理の効率化、安全性の向上、情報共有の迅速化を実現しています。
「建設DX展」出展概要
本展示会には、BIM、CIM、CAD、ICT建機、次世代 足場、現場管理、工程管理システム、測量機器、業務効率化システム、建設ロボットなど、建設業のDX(デジタルトランスフォーメーション)技術が出展します。各社ブースにて、本発表内容に関連する製品をご覧いただけます。
・URL:https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp/visit/kdx.html
・会期:2024年12月11日(水)〜12月13日(金)10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)
・会場:東京ビッグサイト(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11-1)
・ブース小間番号:【L is B】ブース番号 39-22【セーフィー】ブース番号 40-1【MODE】ブース番号 32-6
現場向けコミュニケーションツール「direct/ダイレクト」について
お客さまの声とともに進化を続ける現場向けコミュニケーションツール「direct」は、文字のやりとりだけでなく、現場で撮った写真や図面ファイルを使った情報共有、緊急時の連絡手段として、現場で働くフィールドワーカーの方々に広くご活用いただいています。導入企業は5,500社を超え、さまざまな業界の現場で広がっています。
▼「direct」の主な機能
◯トーク ◯通話機能 ◯スタンプ ◯ファイル添付 ◯音声入力 ◯ノート機能 ◯アンケート機能 ◯写真加工機能 ◯ゲストモード ◯既読・未読 ◯ブックマーク ◯一斉連絡 ◯セキュリティ機能
◯タスク機能 ◯スケジュール ◯掲示板 ◯日程調整
「direct」サービスサイト:https://direct4b.com/ja/
「Safie Pocket2 Plus」のサービス概要と製品特長について
▼サービス概要
・商品名:Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)
・提供形態:一式レンタル
・提供パッケージ:カメラ本体、通話用Bluetoothヘッドセット、取り付け用クリップ、三脚アダプタ、ACアダプタ×2、充電用クレードル、DCケーブル×2、USB Micro-Bケーブル、LTE通信、保護ケース、クラウド録画サービス
▼製品特長
・小型&軽量で手のひらにおさまるコンパクト設計
・バッテリーと通信モジュールを筐体内に納めたオールインワン仕様
・大容量バッテリー内蔵で最大8時間の連続稼働
・LTE内蔵でいつでもどこでもクラウド録画
・IP67の堅牢な筐体で屋外利用も安心
・フルHDのスナップショット5,000枚撮影可能(GPS情報あり)
・クラウド録画データを80時間分ダウンロード可能
・専用ビューアーで撮影データと位置情報の一元管理が可能
・手振れ補正機能で長時間モニタリングが可能
・動体撮影時でもノイズが入りにくい高画質設定(高ビットレート)
・撮影対象物から離れた場所からの撮影に便利なズーム機能
・モバイルバッテリーから本体への充電が可能
▼サービスページURL
※製品に関するお問い合わせはこちらから
https://safie.jp/contact/go-pocket/
クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。
セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。
・データガバナンスに関する取り組み:https://safie.co.jp/csr/advisoryboard/
・データ憲章(2022年4月1日発行)
https://bucket.safie.link/pdf/csr/advisoryboard/safie_data_charter_JP.pdf
「BizStack」について
「BizStack」は、ヒト・モノ・環境のデータの収集・蓄積・活用により、企業の現場DXを加速させる、ソリューション型IoTプラットフォームです。ゲートウェイ・データ基盤・BI がオールインワンで備わり、すぐに使い始めることができます。
「BizStack」サービスサイト:https://www.tinkermode.jp/bizstack
「BizStack Assistant」について
2023年6月に発表した「BizStack Assistant」は、『どんな現場にもあなたの“AI”アシスタントを』をコンセプトとし、生成AIとリアル世界とを、現場データを介してつなぎ、刻々と変わる現場の状況に合わせて、自然言語で状況を報告し、人々の業務を支援します。
「BizStack Assistant」サービスサイト:https://www.tinkermode.jp/bizstack/assistant
【株式会社L is Bの会社概要】
所 在 地 東京都千代田区岩本町三丁目11番11号 プルータスビル2F
設 立 2010年9月
代 表 者 横井 太輔
事業内容:自社サービスdirectを中心としたソリューションの開発、運営、受託開発、企画コンサルティング
コーポレートサイトU R L https://l-is-b.com/ja/
サービスサイトU R L https://l-is-b.com/ja/service/
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスの提供
サービスサイトU R L https://safie.jp/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
採用ページ https://safie.co.jp/teams
【MODE, Inc.の会社概要】
所 在 地 1840 Gateway Dr. Suite 250 San Mateo, CA 94404 USA
設 立 2014年7月
代 表 者 CEO / Co-Founder 上田 学
事業内容 センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
コーポレートサイトU R L https://www.tinkermode.jp
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