【設備監視DX】ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングのBizStack活用事例を公開

全国の冷凍倉庫のデータをクラウドに集約、設備監視業務を大幅効率化

MODE, Inc

IoT技術に生成AIをかけ合わせることで、あらゆる作業現場での働き方に革新を起こすMODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、CEO:上田 学、以下、MODE)は、株式会社ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングによるIoTプラットフォーム「BizStack」活用事例を公開いたしました。

低温物流事業を展開するニチレイロジグループの冷凍倉庫の設備監視業務を効率化したこの取り組みは、グループ全体でDXを推進する同社の具体的成果であり、冷凍機の稼働状況をクラウドで一元管理することで業務効率と持続可能性を大幅に向上させました。

導入背景と課題

ニチレイロジグループの1社で低温エンジニアリングサービスを提供するニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングは、日本全国に展開する冷凍倉庫で冷凍機の稼働状況を監視しています。しかし、以前は以下のような課題を抱えていました。

  • データの一元管理の困難さ
    冷凍機に接続されたセンサーや運転制御ソフトウェアがメーカーごとに仕様が異なり、拠点ごとの個別監視しか行えませんでした。

  • 作業効率の低下
    各拠点の稼働状況を把握するには、現場担当者が個別にデータを収集する必要があり、小規模な倉庫では近隣拠点の担当者が定期的に出向く必要がありました。

  • 迅速な対応の難しさ
    冷凍機の異常発生時にはメール通知のみで詳細が把握できず、現場に急行して状況を確認する必要がありました。特に夜間や休日の対応では負担が大きく、対応の迅速性にも課題がありました。

導入後の成果

BizStackの導入により、以下のような具体的な成果が得られました。

  • データの一元化

    全国の冷凍倉庫からの稼働データをクラウド上に集約。これにより、各拠点や本部からリアルタイムに状況を確認でき、エリアマネージャーや本部の管理者が広範なデータを一目で把握し、迅速かつ的確な意思決定が可能になりました。

  • 業務効率の向上

    紙で回覧していた日報承認プロセスをデジタル化し、大幅な時間短縮を実現。また、現場への訪問頻度が減少し、アラート内容を遠隔で確認して対応の優先順位を判断できるようになり、夜間や休日の対応が効率化され、担当者の負担軽減にも寄与しました。

  • データの活用拡大

    拠点間での稼働データ比較が容易になり、冷凍機の運転効率向上や省エネ対策に向けた具体的知見が蓄積されました。また、これらのデータは高度な分析を可能にし、施設運用の最適化や長期的改善計画の基礎資料としても活用されています。

導入におけるポイント

ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングがBizStackを採用した理由は以下の通りです。

  • 柔軟なカスタマイズ性:ユーザーのニーズに応じてUIや機能を調整でき、現場業務の効率化を支援。

  • 迅速な対応力:プロジェクト初期から現場調査を実施し、導入後も改善要望に迅速に対応。

  • 高いコストパフォーマンス:大手ベンダーを凌ぐコスト効率を実現。

今後の展望

ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングは、全国倉庫へのシステム展開や他システムとの連携を進める一方で、ニチレイグループ外の冷蔵倉庫会社や食品企業向けに、MODEと共創したシステムを付加価値サービスとして外販する構想を描いています。MODEもこの構想実現に向けて連携を強化し、業界全体の生産性向上に貢献してまいります。

「BizStack」について

「BizStack」は、ヒト・モノ・環境のデータの収集・蓄積・活用により、企業の現場DXを加速させる、ソリューション型IoTプラットフォームです。ゲートウェイ・データ基盤・BI がオールインワンで備わり、すぐに使い始めることができます。

「BizStack」サービスサイト:https://www.tinkermode.jp/bizstack

「BizStack Assistant」について

 2023年6月に発表した「BizStack Assistant」は、『どんな現場にもあなたの“AI”アシスタントを』をコンセプトとし、生成AIとリアル世界とを、現場データを介してつなぎ、刻々と変わる現場の状況に合わせて、自然言語で状況を報告し、人々の業務を支援します。

「BizStack Assistant」サービスサイト:https://www.tinkermode.jp/bizstack/assistant

MODEについて

MODEは、“現場”のDXを加速させるソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack」を提供しているアメリカ・シリコンバレー発のスタートアップです。製造・物流、建設業界を中心にさまざまな業界に現場データ活用を浸透させ、ビジネスに変革を起こし、一歩進んだ社会の実現を目指します。

2023年6月に発表したBizStack Assistantは『現実の世界で起こっていることを一番よく知る”AI”アシスタント』をコンセプトとし、生成AIとリアル世界とを、現場データを介してつなぎ、刻々と変わる現場の状況に合わせて、自然言語で問いかけ/対話することで、皆さまの業務を支援します。

■ 会社概要

会社名:MODE, Inc.

代表者:CEO / Co-Founder 上田 学

所在地:1840 Gateway Dr. Suite 250 San Mateo, CA 94404 USA

設立:2014年7月

事業内容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供

URL:https://www.tinkermode.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

MODE, Inc

14フォロワー

RSS
URL
https://www.tinkermode.jp/company-top
業種
情報通信
本社所在地
1840 Gateway Dr. Suite 250
電話番号
03-4500-8059
代表者名
上田学
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年09月