株式会社イーオン、中学生用AI英会話学習サービス「ララランゲージ」2025年9月中旬実証実験開始
~中学校検定教科書 東京書籍『NEW HORIZON』準拠~
英会話教室を運営する株式会社イーオン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:重野卓、以下「イーオン」)は、2025年9月中旬に検定教科書準拠の中学生用AI英会話学習サービス「ララランゲージ」の実証実験を私立中学校の協力のもと実施いたします。
本サービスは中学生の英語教育の課題である「スピーキング力」を向上するべく、ALTや外国人と会話をする機会が少ない生徒に英語を話す時間を確保し、実用的な会話力を向上させることを目的としています。
内容は、中学校検定教科書 東京書籍『NEW HORIZON』に準拠しており、授業で学んだ知識を活かせるため、「話せる力」につなぐことができる構成になっています。
さらに、生成AIを活用した英会話練習では、中学生の興味に合わせたトピックや、留学前の準備としてホームステイでの会話のシチュエーションなども取り入れ、楽しみながら学習を進めることができます。ウェブブラウザを利用した学習のため、アプリをインストールする必要はなく、学校から提供されているタブレット端末でご家庭でも学習を進めることが可能です。
また、教師用管理画面により、教師が生徒の学習時間やスコアなどの履歴を確認できるため、生徒の主体的な学習状況をより客観的に把握することが可能です。AI評価を活用することで、成績評価の負担を軽減できます。
それに先立ち、私立中学校の数校と実証実験を行い、抽出された課題を解決しながら2026年春のサービス商用化を目指して、ブラッシュアップをしていくこととしています。実証実験では、生徒側の学習機能の使いやすさや、教師側の管理機能の使いやすさ、さらには生徒の英語コミュニケーション能力や学習意欲の向上についても検証していきます。
イーオンは夢に向かってチャレンジするすべての人の語学力向上を全力でサポートしてまいります。

■背景
1)教師側の課題は、アウトプット練習時間の確保
文部科学省が発表した、『令和5年度「英語教育実施状況調査」概要』
(https://www.mext.go.jp/content/20240527-mxt_kyoiku01-000035833_1.pdf)によると、中学校で英語の授業時間のうち50%以上、言語活動(※)を行っている学校の割合は71.5%となりました。また、小学校から中学校、高校と上がるにつれて言語活動(時間)のうちの4技能の「話すこと」の割合が段々と下がっていることもわかります。これらから限られた授業時間の中で、「話す」時間を十分に確保することも一つの課題となっていることが伺えます。
※学習指導要領の外国語活動や外国語科においては,言語活動は、「実際に英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う」活動を意味する。したがって,外国語活動や外国語科で扱われる活動がすべて言語活動かというとそうではない。(「小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック」(2017年 文部科学省)より)
2)中学生の英語学習への気持ちや、学校の勉強に対するモチベーションに着目しました。
人前で英語を話すことが恥ずかしいと感じる子どももいる中で、中学生の英語学習への気持ちやモチベーションに着目して、AIとの会話で失敗を恐れずに話す練習が可能となります。

英語学習に対する気持ち |
学校の勉強に対するモチベーション |
うまく発音できない |
テストでいい点を取りたい |
将来使わない |
テスト範囲以外やりたくない |
難しい |
評点とって推薦を取りたい |
クラスで日本人同士英語で話すのは・・・ |
高校受験頑張らなきゃ |
英検(R)取らなきゃいけない。面倒 |
苦手教科をなくしたい(減らしたい) |
これらの背景から生徒の気持ちや教師側のアウトプット練習時間確保において、AIでの英会話学習でサポートすべく、本アプリの提供を目指して、現在実証実験を開始することとなりました。
■本サービスの特長
1)生成AIを活用した英会話練習機能「AI Friends」
【効果】自分のペースでのびのびと会話練習ができる。
クラスでは恥ずかしくて発話できない生徒も、AI相手なら気兼ねなくアウトプットできます。失敗を恐れず話し、英語が通じる楽しさを体験できます。
2)東京書籍『NEW HORIZON』に準拠した学習コンテンツ
【効果】教科書の進捗に合わせて、生徒がひとりで学習できる。
全ての学習ステップに教科書と同じ会話文・単語・文法事項が使われているので、授業で学んだ単語や文法を復習し、定着した内容を使って会話練習をすることで、学習した内容すべてが生きた会話として使えるようになります。
3)生徒一人一人の学習状況を把握できる教師用管理画面
【効果】教師は生徒の学習時間やスコアなどの学習状況を確認できる。
生徒の主体的な学習状況をより客観的に把握することで、成績評価の負担を軽減することができます。
【イーオンの法人事業について】
イーオンでは企業様及び各種教育機関様向けの研修プログラムを提供しています。企業様向けでは業界・職種で英語や中国語など外国語を使うシーンも異なる為、それぞれの課題解決に向けた最適な研修プランの提案を行っています。英語研修の導入実績はこれまでに日本全国において4,000社を超えています。
また各種教育機関様向けには、主に「教員向け研修プラン」と「生徒向け研修プラン」として英語研修を提供しています。昨今の学校における英語教育では、知識の習得だけではなくコミュニケーション能力を育成することがこれまで以上に求められています。長年にわたり、コミュニケーションのための英語指導を外国人講師と日本人講師の両軸で行なってきた独自のノウハウで、各種教育機関様の研修をサポートしています。
◆イーオン法人向け英語研修HP:https://www.aeonet.co.jp/business/
◆イーオン企業・団体向け英語研修HP:https://www.aeonet.co.jp/business/company/
◆イーオン学校・教育機関向け英語研修HP:https://www.aeonet.co.jp/business/education/
【イーオンについて】
イーオンは1973年に創業以来、語学教育を通してお客様の人生を豊かにし、「世界との言葉の壁を取り払い、全ての人がグローバルに活躍できるようサポートすること」を理念としています。
これまで50年以上培った学習メソッドで、大人から子どもまで英語・中国語のレッスンを提供。「知識の習得」と「実践トレーニング」の両輪により、学習者が苦手を克服しながらコミュニケーション力を高め、日常会話やビジネスで使える会話力の習得、また資格取得に関してもサポートを行っています。
2018年からはKDDIグループとなり、イーオンのノウハウとKDDIグループの情報通信技術を掛け合わせたEdTechを推進。通学・オンライン・AIによる会話アプリなど様々な手段を組み合わせて、生徒様のレベルや学習スタイルに合った最も上達効果の高い学習方法を提供しています。
◆イーオン公式HP:https://www.aeonet.co.jp/
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