ヴァレオ「AssistXR」ソフトウェア、2025 オートモービル・アワード「テクノロジー・イノベーション」受賞

2025年12月19日パリ発表 - ヴァレオの革新的なソフトウェア「AssistXR」が、第8回「オートモービル・アワード（Automobile Award）」の「テクノロジー・イノベーション」賞を受賞しました。また、リサイクル素材を100%活用したグループの「低炭素型HVAC（暖房・換気・空調）モジュール」も「グリーン・イノベーション」部門で3位に入賞しました 。

ヴァレオの「AssistXR」は、より安全でコネクテッドなモビリティのための有望で革新的なソリューションです。これはクラウドと人工知能（AI）を活用し、緊急時、故障時やメンテナンスが必要な時に、より安全で、迅速で、効率的なサポートを提供することで、リモートアシスタンスに革命をもたらします。緊急事態が発生した場合、AssistXRはデジタルツインを通じて車両とその周辺環境の360度リアルタイム情報をオペレーターに送信し、時間の節約、コストの削減と通信効率の最適化を図ります。AssistXRは、介入時の安全性と効率を大幅に高めると同時に、ソフトウェア・ディファインド・ビークル（SDV)への潮流にも完全に合致しています 。

ヴァレオ・ブレイン・ディビジョンCEOであるマーク・ヴレコは、次のように述べています。「AssistXRにより、ヴァレオはAIとクラウドの力を活用し、受動的な自動車アシスタンスを、一刻を争う事態にも対応可能な、不可欠で能動的なアプローチへと変革します。道路を利用するすべての人の安全を高める技術開発への私たちのコミットメントを認めていただき、今回のオートモービル・アワードに選出されたことを、ヴァレオおよびチーム一同、大変光栄に存じます。」

ヴァレオ「AssistXR」

この授賞式では、ヴァレオの低炭素型HVACモジュールも「グリーン・イノベーション」の3位にノミネートされました。熱マネージメントは電気自動車（EV）の電力効率にとって極めて重要であり、ヴァレオの低炭素HVACは、車載サーマルシステムのエコデザインにおける真のブレイクスルーを象徴しています。バージン材と同等の機械的および熱的性能を維持しながら、100%リサイクルマトリックスのポリマーで作られた初の量産型HVACハウジングを導入することで、ヴァレオは技術革新と環境負荷の低減が真に両立できることを証明しました 。

テクノロジー企業であり、すべての自動車メーカーとニューモビリティプレイヤーのパートナーであるヴァレオは、モビリティをより安全に、よりスマートに、より持続可能にするために、たゆまずイノベーションを行っています。 ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリア・エクスペリエンスの再創出とライティング・エブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーです。モビリティの変革に不可欠なこれらの4分野は、グループの成長の原動力です。数字で見るヴァレオ：2024年のグループ売上は215億ユーロ。2025年 2 月 28日時点で106,100人の従業員を擁し、28カ国で155カ所の工場、64カ所の研究開発センター、19カ所の物流拠点を構えています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。