オートロック付き住宅にも玄関前への置き配を可能に

スマートロックを活用したサービスで利便性を向上

大阪府住宅供給公社

2023年2月1日 14時00分

⼤阪府内において公社賃貸住宅SMALIO（スマリオ）を提供する⼤阪府住宅供給公社（本社：⼤阪市中央区、理事⻑：山本　讓、以下「公社」）は、オートロック付きのOPH石橋テラス(池田市)・OPH長瀬さくらテラス(東大阪市)両物件において、2023年2月より、株式会社ライナフが提供するスマートロック機能を活用した玄関前の置き配サービス「スマート置き配」を導入しましたので、お知らせします。

OPH長瀬さくらテラス外観

OPH石橋テラス外観

【背景と今後の展望】
　新しい生活様式に対応した利便性の高い配達方法として、玄関前や宅配ボックス等の指定の場所に荷物を届けるいわゆる置き配が普及し、その利用者からも「配達員の負担軽減になる」「再配達の煩わしさがない」等として評価されています(※)。

OPH石橋テラスエントランス

　置き配は、いつでも非接触で受け取れるだけでなく、玄関前を配達場所に指定すれば、高齢・子育て世帯等がエントランスに設置された宅配ボックスから荷物等を運ぶ負担も軽減できます。また、働き方改革関連法によりトラックドライバーの労働時間に上限が設定されることで物流業界に影響が出るとされる「2024年問題」から、効率化や労働環境の改善を意識したサステナブルな物流が注目されたことで、物流事業者だけでなく、働き方改革に貢献する観点から利用者側の再配達削減の意識も高まっています。

　しかし、公社のオートロック付き住宅ではセキュリティの問題から玄関前の置き配の利用は難しく、また、宅配ボックスも数に限りがあり、満杯時には使用ができない等の課題がありました。

　そこで、株式会社ライナフが提供する上記サービスを導入し、オートロック住宅でも置き配を可能とすることで、より安心して荷物を受け取ることのできる環境を提供し、お住まいの方の利便性を向上します。
　(※) 2022年4月株式会社LOCCO・株式会社Tポイント・ジャパン調べ
　　　https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000787.000000983.html

【実施内容】
　公社のオートロック付き住宅のエントランス部分に、「スマート置き配」のデバイスを導入することで、システム登録をしている配達業者が配達時にのみオートロックを解除できるようになり、安心してお住まいの方が玄関前で荷物を受け取ることができます。

置き配イメージ

【実施場所・今後の予定】
対象住宅　：OPH⽯橋テラス(池田市)

　　　　　　OPH⻑瀬さくらテラス(東大阪市)
　　　　　　※オートロック付き住宅
今後の予定：設置後6ヶ月程度のモデル実施
　　　　　　モデル実施後、入居者アンケートによる効果検証

◆株式会社ライナフ概要
代表者：代表取締役滝沢潔
本社所在地：東京都文京区湯島1-6-3湯島一丁目ビル2階
事業内容：スマートロックブランド「NinjaLock」の製造・販売、不動産管理ソリューション「ライナフスマートサービス」の開発・運営、オートロックマンション向け「置き配対応化サービス」の開発・運営
WEBサイト : https://linough.com/
サービス概要：「スマート置き配」（https://linough.com/package-drop-service/）
　大手ECサイトが提供するオートロック解錠デバイス、および自社製品の「NinjaEntrance」を活用したオートロックマンションにおける安全な置き配サービスです。初期費用、デバイス費用などは一切かからず、新築・既存問わず物件の置き配対応化が可能で、多くの不動産会社で導入実績があります。

◆大阪府住宅供給公社概要