[群馬] こんにゃく切れ端や漬物の漬け汁など活用　食品ロス削減レシピに投稿90品

アイデアはミールキット開発に

生活協同組合パルシステム群馬（本部：高崎市中大類町、理事長：反町幸代）は、食品ロス削減を目的に漬物の漬け汁など加工食品の副産物を活用したアイデアレシピを募集しました。その結果、90品の投稿が寄せられ、そのなかから5品を優秀賞に選出しました。アイデアは冊子にまとめ投稿者へ提供したほか、今後のミールキット「お料理セット」の開発に役立てます。

酢豚風など5品を優秀賞に
レシピ募集は、県内の産直産地で食品加工を担うグリンリーフ株式会社（昭和村、澤浦彰治代表取締役）の協力で実施されました。同社が玉こんにゃくを製造する際に出る切れ端と、パルシステムオリジナル商品「糖しぼり大根」の製造で発生する漬け汁を活用した料理のアイデアを募り、希望者には両商品とミールキット「お料理セット」に使用する調味たれ4種などを提供しました。

投稿は2月13日（月）から3月5日（日）まで、ＬＩＮＥのオープンチャットルーム内で行われ90品の簡単時短レシピが集まりました。優秀賞に選ばれたレシピは、「れんこんと豚肉の甘ダレ炒め」「ジャーマンポテト」（ともに「食いしん坊母ちゃん」さん）、「糖しぼり大根と唐揚げの酢豚風」「とりむね肉と野菜のガーリックソース煮」（ともに「ぶたぬきくん」さん）、「塩炒めダレで肉野菜炒め」（「ちょび」さん）の5品です。

ほかにも、甘い漬け汁を活用したスイートチリソースや、玉こんにゃくの切れ端をさら細かくしひき肉とあえた「ヘルシー台湾風まぜそば」など、多彩なアイデア料理が集まりました。投稿されたレシピは、グリンリーフへ提供し、同社が製造する「お料理セット」のレシピ開発に役立てます。

「料理の楽しさあらためて感じた」
参加者へは、レシピの選考結果とあわせ、同社製造のお漬物やこんにゃく、投稿レシピをまとめた冊子を届けました。参加者からは「家のキッチンなのにオープンチャットを通じてみなさんとつながることができて楽しかったです」「料理の楽しさをあらためて感じることができました」などの感想がありました。

パルシステム群馬では、利用者の意見を反映したお料理セットの開発は、同社や産地、利用者にとっても意義のある取り組みと考えています。これからも、産地と利用者とともに持続可能な生産と消費をめざし、多様な形で食品ロス削減への取り組み参加を呼びかけていきます。

優秀賞の一例を紹介
「糖しぼり大根と唐揚げの酢豚風」（「ぶたぬきくん」さん）
使用した食材：「糖しぼり大根」の漬け汁
レシピ：唐揚げ、玉ねぎ、人参、シメジ、ブロッコリーの茎を炒め、つけ汁、ケチャップ、醤油、片栗粉で味付けました。

【組織概要】
生活協同組合パルシステム群馬
所在地：群馬県高崎市中大類町120-11、理事長：反町幸代
出資金：10億円、組合員数：4.7万人、総事業高：61.3億円（2022年3月末現在）
HP：https://www.palsystem-gunma.coop

パルシステム生活協同組合連合会
所在地：東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長：大信 政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,569.1億円/組合員総数168.3万人（2022年3月末現在）
会員生協：パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP：https://www.pal.or.jp