高校生のための職業体験会「おしごとフェア2025」開催レポート

企業で働く人との交流や“体験”で若者のキャリア形成を支援

ジンジブ

高校生の就職を支援する「ジンジブ」(大阪市)は、5月と6月に全国19会場で高校生のための職業体験会「おしごとフェア」を開催いたしました。「おしごとフェア」は今年で4年目の開催となる、高校生と企業の交流イベントです。高校生の職業への理解を深め、興味関心を高めることを目的に、仕事体験を通じて、自らの適性や興味を発見する機会を提供しました。

本イベントでは各会場で地元企業を中心に多様な業界の576社が出展し、6,002名の高校生が来場しました。

当日の様子と参加した企業や生徒の声をレポートいたします。

<「おしごとフェア2025」とは>

高校生のためのおしごと体験イベントです。地域の企業と高校生が1つの会場に集まり、実際のおしごと体験や働く大人とのコミュニケーションを通し職業理解と興味関心を深めるきっかけをつくるイベントです。

▲コーディネート組み、撮影体験(アパレル業・熊本会場)
▲口腔内の水を吸い取る体験(医療業・岐阜会場)
▲防水加工の体験(建設業・新潟会場)
▲左官体験(建設業・熊本会場)
▲工事現場でのハーネス装着体験(建設業・福岡会場)
▲フラワーアレンジメント体験(サービス業・福岡会場)

<「おしごとフェア2025」開催実績>

開催期間:2025年5月8日(木)~6月23日(月) 13:30~17:00

出展企業数:576社 ※複数会場に出展する企業は複数カウントされております

参加生徒数:6,002名 

主な参加業界:サービス業、物流(運送)業、建設業、製造業、飲食業、介護業、警備業、小売・卸売業、美容業、その他

開催スケジュール:

① 5月8日(木)大阪会場:OMM

② 5月15日(木)仙台会場:仙台市中小企業活性化センター AER

③ 5月15日(木)長崎会場:出島メッセ長崎(初)

④ 5月16日(金)広島会場:NTTクレドホール

⑤ 5月23日(金)熊本会場:熊本城ホール

⑥ 5月23日(金)静岡会場:グランシップ(初)

⑦ 6月3日(火)名古屋会場:吹上ホール 第1ファッション展示場

⑧ 6月6日(金)岡山会場:岡山コンベンションセンター(初)

⑨ 6月10日(火)岐阜会場:岐阜市文化センター(初)

⑩ 6月10日(火)京都会場:みやこめっせ

⑪ 6月11日(水)兵庫会場:神戸サンボーホール

⑫ 6月12日(木)神奈川会場:横浜産貿ホール マリネリア

⑬ 6月12日(木)島根会場:くにびきメッセ(初)

⑭ 6月13日(金)奈良会場:奈良県コンベンションセンター(初)

⑮ 6月13日(金)埼玉会場:さいたまスーパーアリーナ

⑯ 6月16日(月)栃木会場:ライトキューブ宇都宮

⑰ 6月18日(水)福岡会場:博多国際展示場&カンファレンスセンター

⑱ 6月18日(水)新潟会場:朱鷺メッセ(初)

⑲ 6月23日(月)東京会場:アキバスクエア

長崎、静岡、岡山、岐阜、島根、奈良、新潟の7会場でおしごとフェアが初開催でした。

過去最高の19会場で開催し、昨年のおよそ2倍の約6,000名を超える高校生に参加いただきました。

<「おしごとフェア」の開催背景>

昨今、高校生の採用は求人倍率が高くなり注目を集めていますが、早期離職率が高いことが課題視されています。

厚生労働省の調査によると、就職後3年以内の新規高卒就職者の離職率は38.4%(前年度と比較して1.4ポイント上昇)と報告されており(※)、ミスマッチのない就職活動支援やキャリア教育支援、職場定着支援がより一層必要とされています。

中でも、高校生が短期間の就職活動の中で適切な情報を得ることは難しく、自らのキャリアについて深く考えるきっかけが不足しているのが現状です。当社では、このような課題を解決するために、「将来のキャリアを考えるきっかけ」と、高校生と企業が早い時期におしごと体験を通じたコミュニケーションをとる「社会理解の機会」をつくることで、高校生向けのキャリア教育を推進しております。

今後も高校生に向けた活動を続け、彼らが自分に合った職業を選べるような環境を整えていきます。本イベントをきっかけに、多くの高校生が「高卒での就職も良い選択肢である」と感じてくれることで、社会全体に良い影響をもたらすことを目指しています。

※参照:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」

<関係者コメント>

■出展企業

・サービス業 埼玉会場

想像以上に高校生が真面目に話を聞いてくれることに驚きました。私自身を振り返ると高校生の時に就職活動なんてできなかったですし、企業の話も真面目に聞けなかったと思います。

自社の高卒社員に日頃からたくさん感謝を伝えようと思いました。

・物流(運送)業 静岡会場

高卒人材の素晴らしいところは元気があって素直なところだと思います。今年も着座してくださったような生徒が入社してくれることを願います。

■参加した生徒

・高校3年生・男性(仙台会場)

就職か進学かでまだ迷っているのですが、就職することが意外と怖くないということを、おしごと体験を通じて実感できました。帰って親と進路について相談してみようと思います。

・高校2年生・男性(神奈川会場)

元々介護業界に興味があったので、介護業界のブースを中心に見て回りました。

同じ介護職でも会社によって違いがあって自分の中で色々考えるのが楽しかったです。

・高校3年生・女性(埼玉会場)

正直就職することに対してマイナスなイメージがあり、就職という進路は嫌だったのですが、今日来て実際のおしごとを体験してみて意外と楽しそうだなと思いました。

自分の中での「就職」というイメージが少し変わったので、進路決定までじっくり考えたいと思います。

■ジンジブ 初開催会場 会場責任者より

・株式会社ジンジブ 静岡支店長 細野 舞夏

静岡県の中小企業は、やりがいのある仕事を担っていますが、慢性的な人材不足に悩んでいます。多くの企業は若手人材の採用を難しいと捉えています。しかし地元の伝統を守るためにも、若者が「地元で働きたい」と思える環境を整えるため高卒採用をご提案しています。

静岡支店の設立から1年が経ち、静岡県で初めての「おしごとフェア」を開催できたことを嬉しく思います。このイベントを通じて、地元の高校生に職業理解の機会を提供し、高校生が自らの目で見て体験することで、進路選択のきっかけを作ることができました。より多くの機会を提供することが、ジンジブ静岡支店の使命です。

今後は「働くとは。」をテーマに、県内の高校で職業理解の授業を行いたいと考えています。進学先の選択は就職に大きな影響を与えるため、自らの教員経験を生かし、生徒や教員への支援を提供したいです。ジンジブが静岡県内の高校にとって必要不可欠な存在を目指して尽力します。

・株式会社ジンジブ 岡山支店長 大道 篤

岡山では、昨年の7月に開催した高校生向けのジョブドラフトFesに引き続き、岡山では初めておしごと体験イベント「おしごとフェア」を6月6日(金)に岡山コンベンションセンターにて開催しました。

中国地方の中では就職を希望する高校生が多い岡山県ですが、このような高校生向けのイベントがなかったこともあり269名の高校生が参加していただきました。たくさんの高校生が笑顔にあふれ、様々な仕事を体験しながらその魅力を感じ、今まで知らなかった世界に触れ、理解を深めることが出来た一日になったと思います。

この一日が、これからの自分のキャリアを考える一つのきっかけになれば、私たちも嬉しく思います。

▲コーティング加工体験(カーメンテナンス業・静岡会場)
▲布の色染め体験(製造業・岡山会場)

<参加した高校生へ行ったアンケート>

「おしごとフェア」に参加しアンケートに回答した高校生の77.9%が「良い変化や新しい気付きがあった」と回答し、どんな変化があったかという質問で、41.2%がおしごと体験を通して「様々な業界や仕事を知り視野が広がった」と回答しました。次に「自分の興味関心が分かった」(28.8%)、「体験して仕事が楽しそうに感じた」(23.3%)と参加して良いイメージがあったと回答しました。

実際の仕事を体験してみて、今までの自分自身の中での企業や業界へのイメージが変わり、「就職」や「仕事」に対して前向きなイメージになっていることが分かります。

「おしごとフェア」に参加し「将来に就きたいと思える職業は見つかりましたか?」のアンケートに「いくつも見つかった」「1つ見つかった」「気になるものがあった」と回答した人は合計で64.8%でした。

「インターンシップ(企業で実際の仕事や業務を体験)に参加したいと思える会社は見つかりましたか?」のアンケートに「いくつも見つかった」「1つ見つかった」「気になるものがあった」と回答した人は合計で54.5%でした。

どちらも実際に企業の話を聞くことで興味関心の幅が広がり、働くことに対してポジティブな姿勢に繋がっているといえます。

「おしごとフェア」に参加しアンケートに回答した高校生の45.5%が、就職活動では「企業の基本情報」が知りたいと回答しました。次に「休日日数・勤務時間・残業の実態」(34.8%)、同率で「給与・賞与(初任給・ボーナス)」「昇格」(34.3%)と続きます。基本的な求人情報が上位になっていますが、その次に知りたいこととして、「社風・職場の雰囲気」(28.9%)、「どんな人が働いているのか(先輩社員の声)」(28.1%)となりました。

高校生にとって「就職」という進路は未知の情報です。そのため企業の様々な視点から良い面・悪い面を知ることで、自分の中で「就職」に対するイメージを持つことができ、仕事への期待や自分自身で何ができるかを考えるきっかけになります。

◆調査概要

【調査期間】 2025年5月8日(木)~6月23日(月)

【調査対象】 「おしごとフェア2025」に参加した高校生

【調査会場】 「おしごとフェア2025」を開催した全19会場

【有効回答数】n=1,746名(うち就職希望816名)

<会社概要>

■ 株式会社ジンジブ

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)

本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階

拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)

HP:https://jinjib.co.jp/

●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会など、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。

情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。

将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が自分の意思で未来を形作るためのサービスを展開しております。

また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添っております。

●人材育成サービス

社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学び直しの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。

Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

●人事支援サービス「人事部パック」

これまでの「高卒採用」の支援にとどまらず、「採用戦略策定」「教育」「定着」「評価」「福利厚生」など、中小企業の「人的資本経営」を支える人事にまつわる業務のサポートをする月額サービスです。日本の根幹を支える中小企業にとっての「人事部」としてのパートナーとなり企業の成長をサポートします。

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会社概要

株式会社ジンジブ

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月