高知で「未来型農業」始動!アドインテ、水耕栽培野菜の販売スタート
株式会社アドインテ(本社:京都府京都市、代表取締役:十河慎治)は、高知県本山町の拠点で、水耕栽培による葉物野菜の販売を本格的に開始しました。本事業は、IoT技術を活用した栽培管理を検証しており、将来的にはAIを用いた需給予測や全体効率化の導入を視野に入れています。「データ×テクノロジー」で地方創生と持続可能な農業モデルの構築を目指して参ります。
■ プレスリリース概要
アドインテは2014年に高知県本山町に拠点を設立。2025年5月のビニールハウス完成、7月の稼働開始を経て、レタス、ほうれん草、パクチーなど約6〜7種類の葉物野菜を、地元高知県内の直販所およびスーパーにて販売しています。
この事業は単なる生産に留まらず、アドインテが培ってきたリテールメディアの知見(データ分析、流通・小売の視点)を将来的に農業事業に融合させ、需給予測や全体効率化を実現するための重要な挑戦の第一歩となります。


■ IoTを活用した「高回転・低負荷」の栽培モデル
アドインテ高知支社では、ビニールハウスを活用し、薄膜型水耕法での水耕栽培を基本としています。
-
高回転率の実現:種まきから収穫まで約30日前後で可能な葉物野菜などを中心に栽培。露地栽培の約1.5倍のスピードで、年間を通じた安定生産を目指します。
-
身体的負担の軽減:栽培ベッドの高さを最適化し、かがむ作業をほぼ無くすことで、従業員の身体的負担を大幅に軽減。
-
少量多品目栽培による検証:収益性が高く、水耕栽培に適した品種を選定するためのテストとして、あえて多品目栽培を行い、事業モデルの安定化を図っています。
今後は、AIを用いた生育状況の分析や収穫予測などの導入も視野に入れ、テクノロジーと現場の知見を融合させた効率的な栽培モデルを目指してまいります。
■「現場主義」に基づく、テクノロジーとデータによる農業の再発明
アドインテの農業事業は、「現場を知らなければ、農家に役立つ技術は作れない」という信念のもと運営されており、IoTを活用した栽培管理を行いながら、将来的なAI導入を見据えて課題抽出・改善に取り組んでいます。
現在、収穫された葉物野菜は高知県内のスーパーや地元直売所にて販売中です。直近は収穫量の安定化と販路の拡大に注力しながら、この「短いサイクルでのPDCA」と「テクノロジーの力」を組み合わせることで、以下の二つの大きな目標を実現します。
-
次世代技術による省力化と安定経営: 将来的には、自社開発のIoT装置により収集されたハウス内環境のデータをもとに、温湿度や二酸化炭素濃度などの環境自動調整、多品目栽培の効率化などの技術開発を進め、農業の効率化と雇用の安定化を達成し、持続的に利益を生み出すモデルの構築を目指します。
-
「データ×リテール」による構造課題の解決: アドインテの強みであるリテール側の購買データと連携させ、需給の地域格差や食品ロスといった構造的な課題を解決する農業改革を推進してまいります。
■株式会社アドインテ
設立 :2009年4月
代表者 :代表取締役 十河慎治
所在地 :〒600-8441 京都府京都市下京区新町通四条下る四条町347-1 CUBE西烏丸7F
事業内容:流通リテールDX支援 / リテールメディア開発・運用 / O2O・OMOマーケティング
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社アドインテ 管理部 照山
電話 :075-342-0255
すべての画像
