寺社仏閣では全国先駆け、勝尾寺で免許不要の近距離モビリティ「ウィル」を活用したモビリティサービス導入
〜将来当たり前に日本にあるべき「参拝」の姿を提示:紅葉シーズンの来場者増に合わせ、あらゆる方の巡礼や観光をサポートするアクセシビリティ環境を整備拡充〜
勝尾寺(所在:大阪府箕面市)とWHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、8万坪の境内に広がる紅葉の時期に合わせて国内外から幅広い方が訪れる勝尾寺で、2024年11月26日(火)より、免許不要の近距離モビリティWHILL(ウィル)を一時利用できる「WHILLモビリティサービス」を提供開始することを発表いたします。幅広い世代やインバウンドからの旺盛な旅行需要、それに伴うインクルーシブな対応機運の高まりを背景に、高低差もある広大な敷地内で、障害の有無や年齢、国籍などに関係なくあらゆる人が当たり前かつ快適に巡礼や観光ができるアクセシビリティ環境を整えることで、将来の日本で当たり前になる新たな「参拝」の形を提案します。
勝尾寺には、ご高齢の方から歩きづらさを抱えている方、遠方より来られる訪日観光客まで、さまざまな方が参拝や観光に訪れます。最近では紅葉の絶景や写真映えスポットの豊富さなどから、若年世代や3世代ご家族などからも人気が高まり、来訪者はより多様化しています。一方、寺社仏閣が建立される地域特性上、参拝入口から本堂まででも高低差のある長距離ルートの徒歩移動が求められるほか、弁財天社や勝ちダルマ奉納棚、勝尾寺霊苑など立ち寄るスポットも各所に点在するため、来訪者の中には体力や足腰への不安から階段を上がらず、同行者の参拝を入口付近で待っている姿も散見されていました。
勝尾寺ではかねてよりスロープを設置するなどバリアフリー整備も進めてきましたが、ご本人だけでなく車椅子を現地で借りて押すご家族含めすべての人にとって一層過ごしやすい移動環境を整備すべく、WHILLモビリティサービスが採用されました。
導入にあたっては、安心安全設計で「歩行者」扱いのウィルが、周囲の景観にも溶け込む高いデザイン性や、勾配の上り下りにおいて常に一定の速度に制御できる安全性が評価されたほか、4機種のうち、オムニホイールや高出力モーターなどの技術に裏打ちされた走破力と、後輪を軸に一回転できる小回り性能を兼ね備えることから「WHILL Model C2」が最適として選ばれました。バリアフリーが行き届き、車椅子やベビーカーをご利用の方でも通行しやすい場内でウィルも利用できるようにすることで、そもそもアクセスがしづらい場所に建立される寺社仏閣ではありながらも、参拝や観光をしたい方々が気軽に訪れやすく、かつより長く快適に滞在できる機会を提供いたします。
勝尾寺とWHILL社は今後も連携を深めていくことで、今後の日本社会に当たり前にあるべき新たな「参拝」の形として提示しながら、寺社仏閣をはじめ、あらゆる人がいつでもどこでも安心快適に近距離移動できるインクルーシブな未来の実現を目指してまいります。
◼️勝尾寺でのWHILLモビリティサービス 概要
運用開始日 |
2024年11月26日(火) |
貸出場所 |
参拝入口 受付 |
提供モデル |
Model C2 3台 |
受付時間 |
平日/日祝:8:00〜17:00(最終受付16:30) 土曜日:8:00~18:00(最終受付17:30) ※夜間ライトアップ期間は20:30まで(最終受付20:00) |
利用料金 |
無料 |
利用方法 |
当日現地にて利用希望の旨、お伝えください。 受付にて同意書に署名、利用方法をご説明後貸し出します。 |
利用条件 |
体重 115kg 以下、着座時に足おきがつく、操作に必要な注意力などを備える 等 |
※内容は予告なく変更となる場合があります。
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。4機種を取りそろえ、うちModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。
製品について:https://whill.inc/jp/model-c2
■WHILLモビリティサービスについて
安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。
詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service
フォームでの問い合わせ:https://whill.inc/jp/mobility-service/contact
<勝尾寺について>
勝尾寺の創建は奈良時代の神亀四年(727年)まで遡り、善仲と善算という双子の僧侶がこの霊山で草庵を構え「弥勒寺」を建立されたことに始まります。平安時代、清和天皇の御世、当山の6代目座主であった行巡上人が、病に臥せっておられた帝の玉体安隠を祈ったところ、その著しい効験に感銘を受けられた清和帝自らが「この寺の持つ法力は、この国を治める王(帝)である私に勝った寺」として「王に勝った寺」勝王寺(かつ・おう・じ)と命名されました。しかし、寺側は「王に勝つ」などは余りにも畏れ多いとし、「王」を「尾」の字に差し替え、呼び名はそのまま勝尾寺(かつ・おう・じ)と称するようになりました。
【勝尾寺公式サイト】https://katsuo-ji-temple.or.jp/
【勝尾寺公式Instagram】@katsuoji.temple
<WHILL社について>
WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、約30の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。
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