下水道管路更生工法『SPR工法』のラインアップ拡充
7月29日(火)~開催される「下水道展’25大阪」に出展します
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤敬太、以下「積水化学」)の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:平居義幸)が東京都下水道サービス(株)、足立建設工業(株)と共同で展開する管路更生工法『SPR工法』は、ラインアップを拡充し、小口径から超大口径までのさまざまな状態の下水道管を新管同等に更生出来るようになりました。
7月29日(火)~8月1日(金)にインテックス大阪で開催される「下水道展’25大阪」に出展し、最新の自立管更生工法『SPR-SE工法エキスパンドタイプ』(関西初出展)の他、さまざまな状態の老朽管、あらゆる断面形状に対応する各種工法を一堂にご紹介いたします。

1.『SPR工法』 適用管径:250mm~5,000mm
『SPR工法』は1986年に開発した非開削の管路更生工法です。
既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間隙に特殊裏込め材を充填、古くなった下水道管を既設管・更生管・裏込め材が一体となった強固な複合管として蘇らせます。
第1回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞(平成17年)、第59回大河内賞大河内記念賞(平成24年)、2013年グッドデザイン賞 他、多数受賞の工法です。

【SPR工法の特長】
■道路を掘り起こすことなく施工
機材は全てマンホールから管路内に入れるため、道路を掘り起こすことなく施工可能
非開削のため、土砂などの廃棄物の発生や交通渋滞も最小限、CO2の削減にも貢献
■通水しながら施工が可能
下水を流しながら施工可能なため、本管内の仮排水不要
■どんな断面形状でも対応可能
円形、矩形、馬蹄形をはじめあらゆる断面形状に対応
■管路施設の耐震化が可能
避難施設と処理場間、国道など重要道路下、軌道下などの管路の耐震対策として最適
2.SPR工法の進化
『SPR-NX工法』 適用管径:800mm~2,200mm
『SPR-NX工法』は従来のSPR 工法の特長はそのままに、徹底した施工機材の小型化により、施工中の流下阻害を低減します。
支保工の簡易化により工期短縮が可能な複合管更生工法です。
昨年(2024年)、適用口径が800mmから2,200mmに拡大
しました!

【SPR-NX工法の特長】
■流下阻害率が10%以下
徹底した施工機材の小型化により、流下阻害を軽減
高水深管きょ、ゲリラ豪雨等による急な水位上昇にも対応可能
■短工期で施工可能
支保工の設置・撤去期間の削減により工期の短縮を実現
『SPR-SE工法』 適用管径:450mm~2000mm
水を流しながら施工できる唯一の自立管更生工法です。
従来のSPR工法は、既設管の残存強度を利用して「複合管」として更生していましたが、新工法の『SPR-SE工法』は、プロファイルによる更生管だけで自立強度を確保します。
既設管の強度を期待できないような老朽管でも更生できます。

【SPR-SE工法の特長】
■水を流しながら施工できる唯一の「自立管」更生工法
[既設管の老朽化が著しい][残存強度が把握できない][既設管が偏平している]
このような場合でも「自立管」で対応可能
■大口径管きょも施工可能
管径450mm~2,000mmまで幅広く対応
■あらゆる管種に適用可能
鉄筋コンクリート管、強化プラスチック複合管、コルゲート管などにも対応可能
『SPR-SE工法 エキスパンドタイプ』 適用管径:450mm~700mm 最新工法!!
SPR工法の特長はそのままに、下水を流しながら、臭気対策も不要で完全非開削での施工が可能です。
更生管を拡径(エキスパンド)することで、既設管と密着させ、スピーディに強靭な自立管を構築します。
モルタル(間詰め材)注入や浮上防止工は不要、硬質塩化ビニル樹脂製のプロファイルのみで自立管としての強度を発現します。


【更生工法(「複合管」・「自立管」)の選定フロー】


「下水道展’25大阪」の積水化学ブースでは、上記の各種『SPR工法』の他に、雨水浸水対策や災害用マンホールトイレ、ウォーターPPPなど、下水道をとりまくさまざまな課題を解決する製品・技術、そして海外展開の実績などについても展示、ご紹介をいたします。
また、グループ会社の積水アクアシステム株式会社も共同出展し、水処理の技術をご紹介いたします。
ぜひ、積水化学ブースへのご来場をお待ちしております。
「下水道展’25大阪」https://www.gesuidouten.jp

会 期 |
2025年7月29日(火)~8月1日(金)10:00~17:00 (7/29は10:30開場、8/1は 16:00終了) |
会 場 |
インテックス大阪 〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-5-102 |
積水化学ブース |
5号館Aゾーン 5-118 |
※事前登録の上、ご来場ください。
すべての画像