ユニリーバ発エッセンシャルワーカー支援PJTイベント
医療現場の今、見直すべき市中感染対策語り合う
特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:𠮷岡春菜)は、ユニリーバグループが取り組むエッセンシャルワーカー支援プロジェクトの一環で2月4日に行われたオンラインイベントに参加、新型コロナウイルス第6波を受けた医療現場の現状などについてトークを繰り広げました。
本イベントは、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社のスキンケアブランド『Vaseline(ヴァセリン)』を軸とした活動「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト ―誰かのために頑張るあなたの手を守りたい―」のメディア向けオンライン説明会として開催されました。
当プロジェクトが行った調査によると、エッセンシャルワーカーの約5人に1人がアルコール消毒を1日80回以上実施していることがわかりました。アルコールによる手指消毒は手荒れを引き起こすことになりがちで、実際に手荒れに悩む医療従事者も少なくありません。
イベント内では、これらの活動の紹介に加え、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社 『Vaseline』ブランドマネージャーの横井恵美氏、東北大学病院で新型コロナウイルス感染症に対応している看護部の今野朱美副看護部長(看護師)、ジャパンハート理事長で小児科医の𠮷岡春菜によるトークセッションが行われました。「オミクロン株による第6波で深刻化の一途を辿る医療現場の逼迫問題」、「ウィズコロナ3年目の今、一般の人が見直すべき感染対策」などをテーマに鼎談を繰り広げました。
今野氏は、「医療従事者は患者に触れる前と後の2回、手指を消毒することになる」と、一般の人に比べて消毒回数が増える現状を説明。手荒れによる皮膚の損傷があるために手指の消毒が不十分になり、感染しやすくなる危険を指摘しました。一方、𠮷岡は、「消毒をしすぎて手や指先が荒れてしまい、診察で手を触れると泣いてしまう子どももいる」と小児科特有の悩みを語り、医療従事者の手荒れを癒すことを目的に掲げた本プロジェクトに感謝の意を示しました。
また、「一般の生活の中でも、公共のものなどに1回接触するたびに消毒をすることや、指の間など消毒が不十分になりやすいところまできちんと消毒することが大切」との点で意見が一致しました。
今年の「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」では、ジャパンハートと東北大学病院を含む多くの医療・介護施設で活動しているエッセンシャルワーカーに、ヴァセリン・ピュアスキンジェリーを寄贈しています。
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人。1995年に小児外科医・𠮷岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施しています。HIV孤児など恵まれない子どもたちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。新型コロナウイルス感染症対策として、2021年12月時点で全国89か所以上のクラスター現場に医療チーム271名を派遣したほか、全国700以上の医療・福祉機関へ200万枚のマスク等物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。第5回ジャパンSDGsアワードでSDGs推進副本部長(外務大臣)賞受賞。𠮷岡秀人は第69回菊池寛賞受賞。
■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像