NMN摂取の睡眠への効果に関する共同研究をスタンフォード大学と実施
~NMN摂取により日中の眠気改善とストレス軽減することが判明~
背景
近年、健康的で自立した人生を送るために“若々しいエネルギーを維持”することが重要視される中、NMNが世界中の研究者から注目を集めています。NMNはビタミンB3の一種であり、体内で生成される物質ですが、加齢とともにその生成量が減少します。これまでの研究で、NMNは体内で代謝やエネルギー作りに必要な栄養素であるNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)に変換されることで、抗老化遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化することが報告されています。このサーチュイン遺伝子が活性化することで、生体内で発生する老化プロセスを調節する効果が期待されています。
また、高齢者を対象にした先行研究では、NMNの摂取が日中の眠気を軽減し、疲労を回復させることが報告されており、睡眠への有用性についても研究が進んでいます※1。この度ブレインスリープでは、NMNと睡眠の関係性をさらに検証するためにスタンフォード大学と共同で、40-60代のビジネスパーソンを対象にしたNMNの摂取による睡眠への効果に関して共同研究を実施しました。
※1Kim, et al. (2022). (https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35215405/)
研究概要
対象者:NMNやナイアシンの摂取習慣のない健康な40~60代の男女30名
方法:12週間、「NMNを摂取する群」と「プラセボ薬を摂取する群」に15名ずつランダムに振り分けて2群間の比較を実施(研究フロー図を参照)
測定項目:エプワース眠気尺度(ESS)※2、職業性ストレス簡易調査表(ストレスチェック)※3、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)※4
※2 自己申告方式の日中眠気の評価法、睡眠障害の評価として広く使用されている質問票
※3 職場で簡便に使用できる自己記入式のストレス調査票
※4 睡眠障害の評価として広く使用されている質問票
<研究フロー>
検証結果
NMNを摂取することで睡眠に関連する効果的な改善傾向が示唆されました。
プラセボ群に比べて、
①日中の眠気が摂取8週目から改善する傾向
②ストレスが摂取12週目から軽減する傾向
結果①:NMN摂取群はプラセボ群に比べて、日中の眠気が摂取8週目から改善する傾向
ESSの結果から、NMN摂取群はプラセボ群に比べて日中の眠気が8週目から改善する傾向が確認されました。
結果②:NMN摂取群はプラセボ群に比べて、ストレスが摂取12週目から改善する傾向
ストレスチェックの結果から、NMN摂取群はプラセボ群に比べてストレスが12週目から改善する傾向が確認されました。
本研究では、睡眠に関連した主観的な評価において、NMN摂取によって日中の眠気改善やストレス軽減といったQOL(Quality of life:生活の質)の向上に繋がる可能性が示唆されました。これまでの研究と同様の結果が得られたことから、NMNの睡眠への効能を示す研究として意義のあるものとなりました。本研究は2024年日本睡眠学会第48回定期学術集会でも発表を行いました。
NMNを配合した「ブレインスリープ コーヒー for デイ」を発売
ブレインスリープはNMNを配合したスティックタイプのパウダーコーヒー「ブレインスリープ コーヒー for デイ」を2024年9月3日(火)11時よりブレインスリープ オフィシャルサイトにて販売を開始します。会社や外出先、仕事の合間等多忙な現代人のパフォーマンスをサポートするため、お湯でもお水でも溶け、持ち運び可能なパッケージの商品にしました。
・「ブレインスリープ コーヒー for デイ」商品詳細
商品名 :ブレインスリープ コーヒー for デイ
URL :https://brain-sleep.com/products/coffee_for_day_30p
販売価格 :30包7,560円(税込)
内容量 :81.9g(2.73g×30包)
原材料名 :インスタントコーヒー(ベトナム製造)、GABA、β-ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)、乳酸菌(殺菌)、デキストリン(一部に乳成分を含む)
ブレインスリープ最高研究顧問 西野精治コメント
NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の前駆体であるNMN摂取は、体内で脱水素酵素の補酵素として作用し代謝を促進させ様々な生理機能を担うので、NMN摂取の健康維持作用が注目を集めています。加齢に伴い、NADやNMN産生が減少するとともに、NMN摂取が抗加齢遺伝子であるサーチュイン遺伝子も活性化させることから、近年特にその抗加齢効果が注目されています。今回の結果は、NMNの摂取が、高齢者のみならず、働き盛りのビジネスパーソンにおいても仕事の効率に大きく作用する日中の眠気やストレス軽減に役立つことがわかりました。それらの効果にサーチュイン遺伝子の活性化が関与しているかは今後の課題として、NADの欠乏や体内のNADホメオスタシスの乱れは、老化のみならず、様々な病気や病態を引き起こす可能性があるので、NMN摂取は現在社会で望まれる健康維持への補充療法として期待がもてます。
西野 精治(にしの せいじ)
スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長
株式会社ブレインスリープ 創業者 兼 最高研究顧問
医師、医学博士
認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医、産業医
【会社概要】
企業名:株式会社ブレインスリープ
設立: 2019年5月
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F
代表取締役:廣田 敦
ブランドサイト:https://brain-sleep.com/
事業概要:ブレインスリープは、睡眠医学に基づいた確かな知見と先進のテクノロジーを掛け合わせ、脳と睡眠を科学するソリューションカンパニーです。専門家と連携した睡眠研究、オリジナルプロダクト開発、企業やクリニックへのコンサルティングなど、睡眠に特化したあらゆるソリューションで人や社会の可能性を目覚めさせることを目指します。
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