備後漬物株式会社が現場帳票システム「i-Reporter」を導入し、わずか1年で4部門の業務をデジタル化、年間182時間削減と紙紛失ゼロ化を実現。
紙帳票レイアウトを維持したまま実現した現場主導のDX。多くの外国人スタッフが活躍する現場でも正確な記録を実現

現場帳票システム「i-Reporter」を提供する株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役:水野貴司、以下「シムトップス」)は、備後漬物株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役:佐藤豊太郎、以下「備後漬物」)が「i-Reporter」を活用し、現場DXの成功事例を公開いたしましたことをお知らせします。
製造記録管理、白菜受け入れ品質評価、設備点検など、紙で非効率だった主要業務をデジタル化することで、年間182時間の工数削減、紙紛失リスクのゼロ化、正確な記録管理を実現しています。
▼備後漬物株式会社 「i-Reporter活用事例」はこちら
https://i-reporter.jp/interview/16076/
背景・課題
備後漬物株式会社は、1946年(昭和21年)創業の食品メーカーとして、漬物業界のリーディングカンパニーとして事業を展開しています。本社工場と関東工場の2拠点で製造を行い、「FSSC 22000」を取得するなど品質管理を徹底。多くの外国人スタッフが活躍する同社では、紙帳票による記録管理において以下の課題を抱えていました。
【主な課題】
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製造記録管理:
各ラインから提出される製造記録の分類・並び替えに1日30分、年間182時間を要していた -
水環境での紙の取り扱い:
ラミネート加工紙に、消せるマジックで記入、コピーを取る運用で、インク滲みや判読困難が発生 -
外国人スタッフの筆跡問題:
手書き記録の読み取りが難しく、数字の「1」が「7」に見えるなど記録の正確性に課題 -
記録の紛失リスク:
コピーの取り忘れにより記録が失われるという深刻な課題が発生
備後漬物では2024年にi-Reporterを導入し、DX推進室と各部署の兼務者が連携する現場主導の体制で、わずか1年で4部門への横展開を実現しました。

【導入のポイント】
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i-Reporter:既存の紙帳票レイアウトを維持して電子化できるため、現場の教育コストを最小化
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現場主導の推進体制:DX推進室と各部署の兼務者が連携し、現場の課題を現場の視点で解決
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段階的な展開:1ラインから開始し、現場フィードバックを取り入れながら徐々に拡張
主な効果・メリット
【1. 製造記録・品質管理のカイゼン】



各ラインから提出される製造記録の日付ごとの分類・並び替え作業に1日30分かかっていたものを完全にゼロ化。さらに、ラミネート帳票へのコピー作業も不要に。データで提出されるようになり、紛失リスクもゼロに。必須項目設定により記入漏れも防止し、当日中に確認・修正が可能になった。
・効果:年間182時間(約23営業日分)の工数削減、紙紛失リスクのゼロ化
・成果:記録の正確性向上、コピー用紙代の削減、監査対応の効率化を実現
【2. 白菜受け入れ品質評価のカイゼン】



主原料である白菜の受け入れ時に、画像と評価点数を記録する仕組みを構築。芯の温度、大きさ、巻きの状態などをプルダウンで選択すると、ExcelのIF文で自動計算され、総合評価が「可」「不可」で表示。この評価データを農家にフィードバックすることで、原料品質向上につなげている。
・効果:感覚的だった品質評価を数値化し、客観的な評価が可能に
・成果:農家から「やりがいにつながる」と反応があり、原料品質向上のサイクルを構築
【3. 営繕課設備点検のカイゼン】



排水処理施設、受電設備、冷水処理設備の3種類の帳票をデジタル化。屋外点検が多く雨天時に紙が破れたり滲んだりする課題を、iPadのカバーで解決。紙からExcelへの手入力が不要になり、CSV出力で集計作業を大幅に効率化。マクロで必要な項目を抜き出してグラフ化できるようになった。
・効果:紙からExcelへの転記作業を削減、雨天時の記録も問題なく実施
・成果:集計作業の効率化、グラフ化による異常検知の迅速化を実現
【4. 外国人スタッフでも正確な記録を実現】

多くの外国人スタッフにとって、手書き日本語は大きなハードルだった。プルダウン選択や数字入力で記録できるようになり、筆跡による読み取り困難が解消。「iPadは世界中で認知されているツールなので、日本人の年配者より海外の方の方が受け入れやすい」という声も。正確な記録が残せるようになり、食品製造業として重要なトレーサビリティを確保。
・効果:手書き記録の読み取り困難を解消、外国人スタッフでも帳票を担当可能に
・成果:多様化の時代に対応した記録システムを構築、記録の正確性が向上
今後の展望
備後漬物では、i-Reporterを中心とした現場主導のDX推進により、業務効率化と記録の正確性向上を実現しています。
今後は、蓄積されたデータを活用し、生産計画や機械稼働率の検討材料として各部署に提供。さらに、設備のPLCからデータを取得し、BIツールで可視化する取り組みも開始予定です。
生産ラインの停止原因を明確化し、改善サイクルを加速させることで、さらなる生産性向上を目指します。
▼備後漬物株式会社 「i-Reporter活用事例」はこちら
https://i-reporter.jp/interview/16076/
会社概要
【備後漬物株式会社】
創業:1946年(昭和21年)
本社所在地:〒720-2413 広島県福山市駅家町大字法成寺1613-47
事業内容:漬物・キムチの製造販売
生産拠点:本社工場(広島県福山市)、関東工場
グループ企業:たこ風船(たこ焼き事業)、岡本食品(冷凍食品事業)、福山コープ(鶏卵加工事業)
品質管理:FSSC 22000取得(本社工場・関東工場)
企業理念:食を通じて家庭に幸せと感動をお届けする
オフィシャルサイト:http://www.bingotukemono.jp/
■現場帳票の電子化なら「i-Reporter(アイレポーター)」

i-Reporterは4,500社21万人以上が利用する国内シェアNo.1の現場帳票システムです。
日報・点検記録・検査記録・作業チェックシートなどの使い慣れた紙・Excel帳票がプログラミング知識不要で、誰でも簡単にデジタル化できます。
i-Reporterの導入で、現場情報のデジタル化・蓄積を実現しながら
・月200分の書類整理がゼロ
・分析時間を15日→2〜3分に短縮
・月37.5時間の帳票管理削減
など様々な改善効果を生み出します。
また、写真・音声・バーコード対応で現場の状況を精確に記録し、リアルタイム共有と自動化により業務効率と品質向上を同時達成します。




i-Reporterの特徴
1. Excelベースのノーコードで簡単導入
既存のExcel帳票をそのままデジタル化できるため、プログラミング知識不要。ユーザーレビューで「敷居の低さ」が高く評価されるなど、現場作業者が直感的に利用できます。
2. リアルタイムデータ共有で工数削減を実現
現場入力データが即座にデジタル化され、月200分の書類整理がゼロ化、分析時間を15日→2〜3分に短縮。承認フローも7日→1日(最速1時間)に短縮し、データの2重入力を完全排除。
3. 豊富な連携機能で高度な自動化を実現
デジタルトルクレンチ、PLC、IoT機器、MotionBoard、Kintone、各種データベースなど、様々な外部機器やソフトウェアとの連携も可能。
4. 多様な入力方法で現場作業を効率化
写真・音声・バーコード・QRコード対応により、作業と入力の並行が可能。月37.5時間の帳票管理削減、作業時間分析を15日→2〜3分に短縮等様々な改善効果を生み出します。
5. 柔軟な導入形態で段階的拡張が可能
オンプレミス版とクラウド版の両方に対応し、5ユーザーから利用開始可能。4,000社21万人以上の導入実績を持ち、国内シェアNo.1の信頼性を提供。

株式会社シムトップスとは
会社名 :株式会社シムトップス
本社住所 :〒141-0021 東京都品川区上大崎2-2
5-2 新目黒東急ビル10階
代表者名 :代表取締役社長 水野 貴司
設立年月日:1991年10月1日
資本金 :1千6百5十万円
売上高 :20億8千7百万円(2024年度売上)
従業員数 :計88名(2025年9月末時点)
▼企業サイト
▼アイレポちゃん(企業公式キャラクター)X(旧Twitter)アカウント
https://twitter.com/i_reporter_jp
▼株式会社シムトップス 公式Facebookアカウント
※|富士キメラ総研 2024年8月8日発刊
業種別IT投資/デジタルソリューション市場 2024年版
I-2 現場帳票ペーパーレス化ソリューション 市場占有率48.6%(2023年度のベンダーシェア・数量)
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