【独自調査】AI Overviewは“どう聞かれるか”で決まる。
日本語Google検索33,201件を分析した結果、表示率を左右していたのは“業種”ではなく“クエリの形”でした。

AI Overview(AIO)への対応を検討するSEO担当者の現場では、次のような声がよく聞かれます。
「うちはYMYL領域だから、AIOはそもそも出にくいのではないか」
「指名検索は自社サイトに来るはずなので、AIO対策の優先度は低いのではないか」
「AIO対策の優先順位は、まず業種別の表示傾向から考えるべき」
今回の調査においては、AIO表示を最も大きく左右していたのは「業種」でも「購買意図」でもなく、クエリが求める「答えの形」であることが判明しました。
本リリースでは、SEO担当者が施策の優先順位を見直す上で参考になる4つのファクトを共有します。
本調査結果の要点
-
AIOが表示されるかどうかは、業種よりも「どんな聞かれ方をしているか」に強く左右されている。
-
特に「○○とは」のように明確な答えを求める検索では、AIOが表示されやすい傾向が見られた。
-
AIO対策では、すべてのキーワードを一律に見るのではなく、「クエリの形」ごとに優先順位を分けることが重要。
調査の概要

|
項目 |
内容 |
|---|---|
|
調査期間 |
2026年2月〜4月 |
|
対象 |
日本語Google検索 33,201クエリ |
|
データ取得 |
自社開発の検索結果モニタリングシステム |
|
ラベリング |
LLMによる5軸自動分類(人手検証済み) |
|
統計手法 |
カイ二乗検定(全軸 p < 0.001で有意) |
各クエリには「購買ファネル分類(INTC)」「コンテンツ形式」「業種」「指名/非指名」「YMYL判定」の5軸ラベルを付与し、AIO表示率との関係を統計的に検証しています。
① 表示を最も左右していたのは「クエリの形」
5軸のラベルとAIO表示率との関係を比較したところ(図1)、表示率の差が最も大きく出たのは「コンテンツ形式(クエリの形)」でした。
コンテンツ形式(クエリフォーマット)別 AIO表示率

|
コンテンツ形式 |
AIO表示率 |
件数 |
|---|---|---|
|
定義型(「〜とは」) |
93.1% |
3,263 |
|
FAQ型(具体的事実を問う) |
84.1% |
5,605 |
|
方法型(「〜やり方」) |
77.6% |
2,917 |
|
比較型(「〜おすすめ」) |
77.0% |
4,642 |
|
リスト型(「〜一覧」) |
68.8% |
5,773 |
|
その他 |
67.5% |
11,001 |
同じ業種・同じ商材を扱っていても、「○○とは」と「○○ おすすめ」ではAIO表示率に16.1ptの差、その他の形式とでは最大25pt以上の差が生じます。「どの業種で勝負するか」よりも先に、「どのクエリの形で記事を書くか」を整理することが、AIO対策の第一歩になります。

② 「YMYLはAIOに出にくい」は誤解
「健康・医療や金融はGoogleが慎重になるためAIOは抑制されている」という見方があります。しかし、実際の表示率は逆の傾向を示しています。
業種別 AIO表示率

|
業種 |
AIO表示率 |
件数 |
|---|---|---|
|
健康・医療86.4% |
86.4% |
917 |
|
法律・士業 |
86.4% |
1,599 |
|
金融・保険 |
81.1% |
7,412 |
|
教育・学習 |
76.8% |
995 |
|
IT・テクノロジー |
76.4% |
8,161 |
|
マーケティング |
74.9% |
3,312 |
|
住宅・リフォーム |
74.4% |
992 |
|
不動産 |
74.4% |
944 |
|
人事・キャリア |
73.3% |
1,686 |
|
生活・暮らし |
68.5% |
2,666 |
|
美容・ファッション |
66.4% |
1,626 |
|
旅行・観光 |
55.0% |
591 |
|
飲食・グルメ |
51.6% |
787 |
上位3業種は健康・医療(86.4%)、法律・士業(83.9%)、金融・保険(81.1%)で、いずれもYMYL領域です。本調査だけで要因を断定することはできませんが、信頼できるソースが揃いやすいYMYL領域では、AIOが表示されやすい可能性があります。少なくとも、「YMYLだからAIOに出にくい」と一律に判断するのは適切ではありません。
一方、表示率が低かったのは旅行・観光(55.0%)と飲食・グルメ(51.6%)でした。こちらも本調査だけで要因を断定することはできませんが、旅行・観光や飲食・グルメは、主観性やローカル性が強いクエリが多く、AIが一意の回答を生成しにくいことが、表示率の低さに影響している可能性があります。
③ AIO対策は、全キーワード一律で行う必要は無い
単軸では見えない「狙い目」が、クロス集計によって明らかになりました。

AIO表示率が特に高い組み合わせ(AIO対策の優先候補)
-
金融・保険 × Informational
-
法律・士業 × Informational
-
健康・医療 × Commercial
AIO表示率が低い組み合わせ(従来型SEOを優先しやすい領域)
-
飲食・グルメ × Navigational
-
旅行・観光 × Transactional
-
美容・ファッション × Navigational
すべてのキーワードを同じように対策するのではなく、「業種 × クエリタイプ」でAIO表示率を確認し、AIO対策と従来型SEOの投資配分を切り分けることが重要です。
④ 指名検索でも、AIOは無視できない

|
区分 |
AIO表示率 |
件数 |
|---|---|---|
|
非指名(一般クエリ) |
77.5% |
25,132 |
|
指名(ブランド名含む) |
68.2% |
8,069 |
自社名で検索された場合でも、約7割でAIOが表示されています。
つまり、ユーザーが自社サイトに来る前に、AIO上の情報で第一印象が決まる可能性があります。
自社ブランドクエリで何が引用されているかを確認し、自社サイトの情報が引用される状態を整える必要があります。
担当者が今すぐ確認すべき4つのポイント
本調査の結果から、AIO対策で優先すべきことは次の4つです。
1. まず、AIOが出る検索と出ない検索を分ける
すべてのキーワードでAIO対策をする必要はありません。まずは自社の主要キーワードで、AIOが表示されているものと表示されていないものを切り分けます。
2. キーワードを「聞かれ方」で分類する
「〇〇とは」「〇〇 やり方」「〇〇 おすすめ」「〇〇 一覧」など、クエリの形ごとに整理します。AIOは業種だけでなく、聞かれ方によって表示されやすさが変わるためです。
3. AIOが出やすい領域から、引用状況を確認する
AIOが出やすいクエリでは、自社サイトが引用・参照されているかを確認します。表示されているのに自社が拾われていない場合、改善優先度の高い領域になります。
4. AIO対策と従来SEOの投資配分を分ける
AIOが出やすいクエリでは、AIに引用される情報設計を優先します。AIOが出にくいクエリでは、従来通り検索順位やクリック獲得を重視します。
EmmaToolsは、AI検索時代のSEO運用を支援します
今回の調査から、AIO時代のSEOでは「どのキーワードを、どの順番で改善するか」の判断がより重要になることがわかりました。
EmmaToolsは、本調査のような検索結果データを活用しながらSEO記事の作成・リライト・改善を支援するSEOライティングツールです。
既存記事の改善、キーワード設計、リライト優先度の整理など、SEO運用の現場で必要なコンテンツ改善を支援します。
「どの記事から改善すべきかわからない」
「AI検索時代に向けて、既存コンテンツを見直したい」
「SEO施策の優先順位を整理したい」
このような課題をお持ちの方は、EmmaToolsまでご相談ください。
調査手法の特徴
本調査は以下の点で、既存のAIO・AI検索可視化ツールや各種調査レポートと異なるアプローチを取っています。

|
差別化ポイント |
内容 |
|---|---|
|
一次データ |
汎用SEOツールのAPIではなく、実際のGoogle検索結果をリアルタイムに取得・解析 |
|
日本市場特化 |
英語圏中心のグローバルデータではなく、日本語クエリのみを対象 |
|
5軸の複合ラベリング |
クエリタイプ・コンテンツ形式・業種・指名判定・YMYL判定の5軸を同時付与し、クロス分析が可能 |
|
統計的検証 |
全5軸でカイ二乗検定を実施し、有意差を確認(p < 0.001) |
|
サンプル規模 |
33,201件の実検索クエリに基づく定量分析 |
注記
本調査のデータ収集対象は「複合語クエリ(スペース含む)またはAIO表示ありのクエリ」であり、単一語クエリ(例:「天気」)は含まれません。そのため全体AIO表示率(75.3%)はGoogle全体の表示率とは異なります。
業種・クエリ分類はLLM(GPT-5.4-nano/mini)による自動ラベリングです。一部のクエリでは分類精度に限界があります。
会社概要
会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階
代表者:小川 卓真
設 立:2013年5月
資本金:1,500万円
従業員数:89名(連結)※2025年4月末現在
事業内容:BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営
EXIDEAは、クリエイティブとデジタルマーケティングを融合した「カテゴリーデザイン」によって、企業の新たな成長を支援します。AI機能を搭載した自社開発のマーケティングツールの提供と併せて、ビジネスの戦略策定から実行・改善まで一貫して伴走します。
AI機能搭載のオールインワンSEOツール EmmaTools|https://emma.tools
BtoBブランディング W/A|https://wa-concept.net
BtoBマーケティング 180°|https://exidea.co.jp/180
動画マーケティング CINEMATO|https://cine-mato.com
総合比較メディアHonNe(ホンネ)|https://exidea.co.jp/blog
JET-Robotics(ロボット導入支援プラットフォーム)|https://jet-mfg.com
WiMAX比較.com| https://xn--wimax-lu8k074r.com
本件に関するお問い合せ
株式会社EXIDEA カテゴリーグロース本部 広報担当
E-mail:pr@exidea.co.jp
TEL:03-5579-9934(受付時間:平日9時~18時)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- マーケティング・リサーチアプリケーション・セキュリティ
- 関連リンク
- https://emma.tools/
- ダウンロード
