豪州における太陽光発電事業Edenvaleの開所式開催について
本発電所は、双日とENEOSにとって初の豪州における204MW(DC:直流)の大型太陽光発電所であり、日系企業が主体となる豪州の太陽光発電所では最大規模です。2021年6月から建設を開始し、この度定格出力での運転を開始いたしました。
開所式にはディック財務大臣兼貿易・投資大臣、マカラム クイーンズランド州政府エネルギー大臣補佐、マクヴェイ ウェスタンダウンズ市長、胡摩窪在ブリスベン日本国総領事を始めとする関係各位が参列されました。
本太陽光発電事業に対し、アナスタシア・パラシェ・オーストラリア連邦クイーンズランド州首相からは、「クイーンズランドは持続可能なエネルギーによる発電を推進しています。これは、世界中の多くの投資家に対し、クイーンズランドでこのような投資機会が存在していることを示しています。この重要なプロジェクトは、クイーンズランドおよびそこに住む人々にとっての大きな成功といえます。」とコメントを受領しました。
キャメロン・ディック財務大臣兼貿易・投資大臣からは「このプロジェクトが完成したことをとても嬉しく思っております。これは既存の化石燃料から再生可能エネルギーへのエネルギー転換だけではなく、コミュニティの持続可能な未来へ貢献に資するものです。約40万枚の太陽光パネルによる再生可能エネルギー発電は、6万世帯の消費電力量に相当し、ケアンズと同様の規模の都市における消費電力量にのぼります。このような投資は、一年を通し、その地域において安定的な価格での電力供給を確保します。」とコメントを受領しております。
双日は、2050年に向けた長期ビジョン「サステナビリティ チャレンジ」にて、脱炭素社会実現への貢献を掲げる中で、本発電所を世界有数の資源大国として石炭由来の電力に依存していた豪州の再生可能エネルギーへの転換に貢献する案件として位置づけております。また、本発電所から生産される電力の一部は、双日が同州内で保有・運営する製鉄用原料炭鉱のグレゴリー・クライナム炭鉱に供給し、SCOPE1および2の削減に寄与する計画としております。今後も同国における再生可能エネルギーの案件開発や、本年5月に双日グループとなった同国の空調設備設計・施工及び省エネルギー事業を行うエリスエアー社を通じ、同国で事業をおこなう企業に対し、競争力のある再生可能エネルギーの安定供給を行うことで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
ENEOSは、グループの長期ビジョンで「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向け挑戦することを掲げています。その一環として、再生可能エネルギーを軸とした発電事業を、豪州においても積極的に取り組み、今後も脱炭素・循環型社会への実現に向け、環境配慮型エネルギーの供給を推進してまいります。
豪州は、2050年時点でのカーボンニュートラル達成を目指し、豊富な自然エネルギー資源を活用した再生可能エネルギーへの新規投資を促進しています。事業機会の更なる拡大が見込まれることから、両社は今後も、同国における再生可能エネルギー開発を進めてまいります。
(※)<関連ニュースリリース>
2021年6月10日付
・双日、豪州において日本企業が手がける中で最大規模となる太陽光発電所の建設を開始
https://www.sojitz.com/jp/news/docs/20210610.pdf
・当社初となる豪州太陽光発電事業への参画について
https://www.eneos.co.jp/newsrelease/20210610_01_01_1103035.pdf
<Edenvaleソーラーの概要>
名称 | Edenvale Solar Park Pty Ltd |
所在地 | 豪州クイーンズランド州 |
総発電容量(両社出資見合い持ち分容量) | 約204MW(DC)(約102MW(DC)) |
敷地面積 | 約428ヘクタール(約4.3km2) |
出資者 | 双日株式会社(50%)、ENEOS株式会社(50%) ※ENEOS Australia(ENEOS株式会社 100%出資) を通じた出資 |
<Edenvale開所式>
<Edenvale完成写真>
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