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豊橋市
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豊橋市消防秘伝のメニュー公開!スタミナと気配り満載の消防メシをご賞味あれ

豊橋市

だし汁ににんにく醤油がたっぷり染み込んだ天ぷらが山盛りに乗るうどん、これこそが愛知県 豊橋市消防本部が誇る消防メシ「にんにく醤油付き天ぷらうどん」です。

長年、隊員から隊員へ受け継がれてきたこの賄い飯が、新春恒例の消防出初式で初めて市民の前に登場します。
このうどんのこだわりを探ると、ちょっとした気配りがたっぷり詰まっていることが分かりました。


「全隊員が作れる。豊橋消防と言えばのお馴染みのメニューです」と、豊橋市消防本部総務課の中越さんは話します。

隊員自ら調理しながら継承してきた言わば豊橋消防伝統の「消防飯」である「にんにく醤油付き天ぷらうどん」。

中越さんによると、だしに使う食材や調味料の分量は隊員の好みに合わせるので多少隊によって味が異なるが、共通するのは、すりおろしたにんにくたっぷりの醤油に天ぷらを潜らせること。

いつ出動するのかわからない隊員たちにとって、“さっと作れてすぐに食べられる”このスタミナ満点のうどんは昔から食べられていました。
 


各消防署では、1つの隊が午前8時30分から24時間勤務して、次の隊に引き継ぎます。

食事は1日2回の昼と夜。昔から隊員たちが自ら食事を作る習慣がありました。
その中で、代々受け継がれてきたこのうどん。一体いつから作られてきたのでしょうか。

実は、誰が作り始めたのか詳細は不明。ただ、佐々木英樹前芝(まえしば)出張所長は「1990年に自分が消防本部に入ったときにはすでにこのメニューがあった」と言い、少なくとも30年以上の歴史があると思われます。
 


消防は1分1秒を争う出動に備えるため、勤務中は消防庁舎の敷地外には出られません。
そのため、隊全体の食事を隊員自身が作るという習慣が根付いていました。

しかし現在では、救急出動の増加や新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、食事を作って、食べることもままならないのが現状。

ただ、「隊員同士のコミュニケーションはとても大事です。時に危険な現場、緊迫した状況の中で言葉がなくても意思が伝わるような関係性を築いておくために、一緒に作って食べる、この食事の時間は大切だと思っています」と中越さん。
 

市内の各消防署では、それぞれの状況に合わせて自炊をしています。

12月中旬、豊橋市の西部にある中消防署前芝出張所へ調理の様子を取材させてもらいました。

一般建物火災を想定した傷病者の救出訓練を終えたばかりの隊員がキッチンに立ちます。

まずは大鍋に張った水に昆布とシイタケを入れ、だしをとります。
醤油、酒、みりん、めんつゆ、だしをとった後の昆布とシイタケも無駄なく細かく刻んで入れれば、だし汁の完成です。

週1回ほどの頻度で登場するうどんに飽きないよう、天ぷらにする野菜は切り方を工夫。
出動状況によっては、冷めてもサクサクな食感を維持できるように揚げ方にこだわる時もあります。

食事はスピーディーに作ることが求められます。
日頃からの訓練で築かれている隊員間の連携プレーにより、食事も手際よく調理します。
 


このメニューの最大のポイント、にんにく醤油作りに取り掛かり、生のにんにくをすり下ろして醤油で溶いていきます。
 


正午、事務作業を終えた隊員たちが食堂に集まってきました。

丼を持ち、好きな量のうどんをよそい、新聞紙の上にずらりと並んだナス、ウインナー、ちくわ、かき揚げの天ぷらを箸で掴むと、にんにく醤油を両面につけていきます。二度付けは禁止です。

そこに、午前中、出動した救急隊員が帰還。
しかし、にんにく醤油はつけずに、天ぷらはそのままうどんの上へ。
「救急隊は傷病者と直接関わる時間も長く、不快な思いをさせないようににんにく醤油をつけない」と言います。
 


調理中でも火災があれば現場へ。昼食が時間通りに食べられないことも珍しくありません。

この日も、天ぷらを揚げている最中に出動指令が流れました。
すぐに火を止め、走って車両に乗り込むと現場へ急行。途中だった調理は出動がかからなかった隊員が引き継ぎます。

現場で活動するための一つの大切な要素は、体力(スタミナ)です。
例えば、大規模災害が発生すれば、隊員が最前線で長く活動するために食事は欠かすことができません。

おにぎりすら握ったことのない隊員が数年たてば、20人前の料理を手際よく作れるようになり、調理師など食事に関する専門職のいない消防にとって、どの隊員でも自炊スキルを持っていることは災害への備えでもあります。
 


豊橋市消防本部には、天ぷらうどんの他にも代々伝わるメニューがありますが、その多くににんにくを使っています。

日々、防火服と空気呼吸器を背負いおよそ20キロになる装備を身につけながら現場で活動する隊員にとって、「体力がとても重要な仕事なのでスタミナを求めて、にんにくを使った料理が好まれます」と中越さんは話します。
 



このスタミナ満点のメニューが2023年1月7日(土)、豊橋駅近くのまちなか広場などで行われる出初式に登場。
秘伝のメニューを食べられるチャンスです。

2年間オンラインで行っていた出初式は、3年ぶりに市民に対面でお披露目する出初式となるため、約30年ぶりに駅前へと会場を移してリニューアル開催。

市民とともに1年の無火災・無災害を祈念し、より消防に親みを持ってほしいという想いから、消防飯の提供が企画されました。
調理は会場近くのレストランのシェフが担当しますが、消防署へわざわざ足を運んでレシピを学び、その味を再現します。
 


時間は午前10時~12時まで、「にんにく醤油付き天ぷらうどん」「ミートスパゲティ」「五目うどん」「カレーうどん」がワンコインで食べられます。
 

中越さんは「消防飯を通して、消防の雰囲気を味わうことで、愛着を持ってもらい、自分の街を守る消防への理解を深めてほしいと思います。興味を持って、将来消防士を目指す子が増えたらうれしい」と期待しています。


 
  • 豊橋市消防出初式


【日時】2023年1月7日(土)10:00
【場所】まちなか広場及びその周辺(豊橋市駅前大通二丁目83番地)

主な行事
■10:00~10:15 大人気の消防車が駅前大通りに集結します! (emCAMPUS北路上)
■10:00~10:50 式典 (まちなか広場)
※式典の一部をケーブルテレビ「ティーズ」によりYoutube生配信されます!
配信予定時間 10:00~10:50の間
YouTubeへのリンクはこちら!!(https://www.youtube.com/watch?v=5xmEhE_YyHl

■11:00〜11:30 消防音楽隊演奏 (まちなか広場)
■10:00〜12:00 ヒーローズイベント
消防飯コーナー(まちなか広場)
はたらく車展(まちなか広場)
限定コラボグッズ販売(まちなか広場)
公安系公務員就職説明会(まちなか図書館)

オススメの来場時間
式典がはじまる少し前、9:45にお越しいただくのがおすすめです!
消防音楽隊による、オープニング演奏(「花は咲く」「バックドラフト」)をお楽しみいただけます。
また、駅前大通にずらりと並ぶ消防車をご覧いただけます。

ご来場の際の注意点
・9:30〜10:30の間、車線規制を行います。(一車線は通行可能です)
・豊橋まちちか駐車場(公共第一)、パーク500は車線規制に合わせ、入庫が制限されます。
・式典・イベントは、都合により中止・変更となる場合があります。
 

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本社所在地
愛知県豊橋市今橋町1番地  
電話番号
0532-51-2111
代表者名
浅井由崇
上場
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資本金
-
設立
1906年08月
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