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株式会社ネクストビート
会社概要

保育士が、こども家庭庁に最も期待することは「処遇改善」。「配置基準の改善が、不慮の事故や不適切保育の防止につながる」との声も

株式会社ネクストビート

保育業界に特化した調査・研究を行う機関「保育士バンク!総研」を運営する株式会社ネクストビート(本社:東京都渋谷区、代表取締役:三原誠司)は、保育士(保育士バンク!登録者・SNS閲覧者)を対象に、「こども家庭庁」に関するアンケート調査を実施いたしました。この度、調査結果をまとめましたので概要をお知らせします。

【調査サマリー】

1. こども家庭庁の取り組みについて

└ こども家庭庁の取り組みについて、「知っている」と回答したのはわずか9.5%。「なんとなく知っている」、「知らなかった」との回答がともに44.8%となった。


2. こども家庭庁が「保育士が週4日勤務でも『常勤』と認める通知」をしたことについて

└ 「知っている」が26.4%、「知らなかった」が73.6%という結果になった。また、「週4日勤務で常勤で働きたいと思いますか?」という質問に対しては、「働きたい」が58.2%、「働きたくない」が20.9%、「週5勤務のほうが良い」が10.9%となった。また、「実際に週4日勤務で常勤として働いている」との回答が3.5%となった。その他回答として、「給与や待遇が変わらないなら働きたい」、「週4勤務のメリットがわからない」との回答もあった。

3. 今後、こども家庭庁に最も期待することについて

└ 「処遇改善」を求める声が最も多く、65.7%となった。次いで、「配置基準の改善」が22.4%、「保育の質向上への支援」が5.5%、「保育人材確保の支援」が2.5%、「ICTによる業務効率化の推進支援」が2%となった。



~ アンケート結果 ~


■こども家庭庁の取り組みを知っていますか?

こども家庭庁の取り組みについて、「知っている」と回答したのはわずか9.5%。「なんとなく知っている」、「知らなかった」との回答がともに44.8%となった。



■こども家庭庁が「保育士が週4日勤務でも『常勤』と認める通知を出した」ことを知っていましたか?

「知っている」が26.4%、「知らなかった」が73.6%という結果になった。

<参考>

保育士「週4勤務」でも常勤に 国が通知、担い手不足解消ねらう

https://www.asahi.com/articles/ASR4P5R8BR4PUTFL015.html(※2023年4月21日付 朝日新聞記事)



■「週4日勤務で常勤」で働きたいと思いますか?

「週4日勤務で常勤で働きたいと思いますか?」という質問に対しては、「働きたい」が58.2%、「働きたくない」が20.9%、「週5勤務のほうが良い」が10.9%となった。

また、「実際に週4日勤務で常勤として働いている」との回答が3.5%となった。その他回答として、「給与や待遇が変わらないなら働きたい」、「週4勤務のメリットがわからない」との回答もあった。



■今後、こども家庭庁に最も期待することは何ですか?

「処遇改善」を求める声が最も多く、65.7%となった。次いで、「配置基準の改善」が22.4%、「保育の質向上への支援」が5.5%、「保育人材確保の支援」が2.5%、「ICTによる業務効率化の推進支援」が2%となった。その他意見として「発達障がい児童と保護者への支援」、「管理職ではなく、現場の声に耳を傾けてほしい」という回答もあがった。



また各項目について、具体的な改善案を聞いたところ、下記の回答を得ました。

※一部抜粋

■「処遇改善」の具体的な改善案について

・賃金を上げて頂きたいです。責任と仕事量、乳幼児期の教育の大切さと賃金が見合っておらず、離れて行く方や潜在保育士・幼稚園教諭が多いので。働いていても、これだけ大変なのに給料が…と度々職員間でも話が出ます。(大阪府/30代/保育士)

・保育士が少ない理由として金銭的な事は絶対あるので、もっと補償してくれれば潜在的保育士の復活もあるかもしれないと思う(北海道/50代/保育士)

・基本給の最低基準を設けてほしい。勤務する保育園の新人保育士は手取り12万円台です(長野県/50代/保育士/リーダー)

・子供の命を預かる仕事なので給料を上げるなどして保育士のなり手を増やして人手不足を解消しないと、防げる事故も防げない。(奈良県/40代/保育士)

・処遇改善手当をもらっているようで、ほとんどもらえている実感がない。もっと、みんな平等に手当をもらえるようにしてほしい。また、給与もあがってくれないと、保育士を続ける事を躊躇してしまう。(群馬県/30代/保育士)


■「配置基準の改善」の具体的な改善案について

・近年における、不慮の死亡事故やケガ、発達障がい児童も多いため、加配を絶対検討するべきだ。私が最初に入職した保育園も保育者1人に対して児童数の基準設置が違法であった。いつ事故やケガが起きてもおかしくない現場をもっと管理し見直しするべきだ。(神奈川県/40代/保育士)

・予算を上げて給料を増やし、人材を集め配置基準を改善する。現場の子どもたちを見ていただきたい。配慮が必要な子どもに手をかけてあげられてないのが現実です。これで平等に保育(教育)を受けれていると言えるのか? 保育士になりたい人もどんどん減っていくと思わざるを得ない現実(大阪府/40代/保育士/主任)

・有事の際に大人1人で守れる子どもの人数にする。保育士1人に対し0歳児2人、1・2歳児4人程度。(愛知県/40代/保育士/主任)

・保育士の配置基準が日本は遅れている。海外をもっと見てほしいし実際今の職員配置は無理がある。それに伴って人材確保が配置を潤すと必要になるので賃上げや保育士の待遇の大幅な改善が急務だと思う。(東京都/30代/保育士)

・どの園もゆとりをもった配置にすることで保育にゆとりが出て、子どもの育ちや若手保育士の育成が十分に行えるなどいいことばかりだと思う。各地で起きている保育士の不適切な保育の防止にも繋がると思う。人数がギリギリだと体調悪くても休めないなどのデメリットが大きく保育士の身体的負担から離職率が増える一方だと考えます。(長野県/20代/保育士)


■「保育の質向上への支援」について

・保育士自身の自己研鑽含め人としての人格向上が出来るような研修や体験(大阪府/40代/保育士)

・保育の資質を上げる為、学校で資格を取る際、単位とピアノがメインな気がするが、これでは、成績は良いが人間性が良くない人が先生になり得る事があると思う。 資格習得の際、適正があるかないかで判断出来る様な試験に変えるべきだと、いつも思う。(埼玉県/40代/保育士)

・経験がない保育士さんに、実践経験を積ませてほしい。(東京都/60代/保育士)




2023年4月にこども家庭庁が発足し、3ヵ月が経過しました。政府は、”異次元の少子化対策”として、2030年代初頭までに、こども家庭庁の予算を倍増するとしています。

5月にこども家庭庁が公表した「不適切な保育」の調査では、全国の保育所で2022年4月から12月までの間に914件、そのうち虐待にあたると確認できたのは90件あったと報告されました。これらの背景には、慢性的な保育士不足と厳しい労働環境にも原因があると言われています。


今回の調査では、保育士がこども家庭庁に期待することとして「処遇改善」を求める声が最も多く、次いで「配置基準の改善」、「保育の質向上への支援」、「ICTによる業務効率化の推進支援」となりました。保育士の労働環境の改善が叫ばれていますが、こどもの命を守るため、現場の保育士が労働環境整備に向けた具体的な施策を求めていることがより一層顕著となりました。


保育士バンク!総研では、今後も最新テーマの研究や調査を実施し、保育に携わるすべての方にとって有益な情報の発信に努めてまいります。


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【調査概要】

■調査対象:保育士バンク!登録者、保育士バンク!SNS閲覧者

■調査方法:インターネット調査(登録者へのメール通知、SNS公開)

■回答期間:2023年5月15日~5月22日

■回答者数:201名

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※本調査を引用いただく際は、出所として「保育士バンク!総研」と明記してください。
※構成比は小数点以下第1位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない



【保育士バンク!総研について】

「保育士バンク!総研」は、保育業界に特化した調査・研究機関です。少子高齢化が進む中、変わりゆく保育労働市場を見通し、課題に向き合い、解決に寄り添うことで、保育業界に貢献することを目的として設立いたしました。保育領域における複数の事業展開で培ってきた業界知見やノウハウをもとに、最新テーマの研究や調査を実施し、保育に携わるすべての方にとって有益な情報の発信につとめています。
https://soken.hoikushibank.com/


【保育士バンク!について】

「保育士バンク!」は、累計40万人(有資格者30万人)以上にご登録いただいている日本最大級の保育士・幼稚園教諭専門の就職転職支援サービスです。北海道から沖縄まで47都道府県の求人を扱い、キャリアアドバイザーによる個別相談の他、全国で就職・転職フェアを定期開催しております。令和3年11月には「適正な有料職業紹介事業者」として厚生労働省により認定されました。
https://www.hoikushibank.com/


【株式会社ネクストビートについて】

「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」という理念を掲げ、2013年に創業しました。人口減少に伴い多方面に広がる社会課題に対し、「テクノロジーの力」を駆使し、子育て支援分野を中心としたライフイベント領域・グローバル領域・地方創生領域という3本柱を軸に、専門職向けの人材紹介サービスや業務支援システム、メディア事業などを展開・拡張しています。
https://www.nextbeat.co.jp



※「ネクストビート」、「保育士バンク!」、「保育士バンク!総研」の名称及びロゴは、株式会社ネクストビートの商標ま たは登録商標です


                                                 
以上







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代表者名
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上場
未上場
資本金
3500万円
設立
2013年07月
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