ファンズ、香港 Quester Capital Holdings (HK) Limitedとジョイントベンチャー・FQH社を設立
固定利回り投資のオンラインプラットフォーム「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤田雄一郎、以下 当社)は、2025年7月1日、香港及び東京を拠点にクロスボーダーM&Aアドバイザリー、証券の販売およびトレーディング業務、ブローカレッジ業務、プライベートクレジット投資を手掛けるブティック型投資銀行であるQuester Capital Holdings (HK) Limited(本社:香港上環、創業パートナー:Dexter Tao、以下 Quester社)と、香港地域を中心に法人融資事業を共同で推進するため、Joint Venture Agreement(以下 本契約)を締結し、同月3日付で新会社「FundsQuester (HK) Holdings Limited(以下 FQH社)」が発足したことをお知らせします。
Quester社は、Fundsプラットフォームとして初となる香港上場企業グループへの貸付案件「K Cashファンド」シリーズにおいて、借り手企業の発掘、ストラクチャー構築等で支援をいただいてきた香港における当社の重要パートナーです。今般、Quester社が有する豊富な借り手企業発掘チャンネル、プライベートクレジット投資事業で培った案件保全性の確保に関する経験・知見と、当社が有する日本市場での資金調達機能、案件審査の基盤を融合させることが双方の事業機会の獲得・拡大に寄与することを確認し、共同出資会社としてFQH社を設立することの合意に至りました。

■ 本契約締結の背景とFQH社の役割
当社は、「未来の不安に、まだない答えを。」をミッションに掲げ、2019年1月にFundsをリリースして以来、6年半に渡るプラットフォーム運営において、個人投資家向けには間接的な貸出による値動きのない安定的な資産運用機会を、企業向けには機動的かつ柔軟なデットでの資金調達手段を提供してきました。
これまでの事業運営の中で、インドなどでマイクロファイナンス事業をグループで手掛ける五常・アンド・カンパニー社を借り手企業とするファンド、Quester社の協力のもとで香港上場のK Cash社グループを借り手企業とするファンド、さらには当社の出資先で台湾においてSales Finence、BNPL事業を手掛けるAMFC社を借り手企業とするファンドなど、日本の投資家と海外の企業活動を連関させ、「成長循環」を生み出す取り組みに挑戦してきました。
今後、Fundsが投資家の皆様との間で構築してきた信頼の基礎を大切に守りつつ、海外のオルタナティブな投融資機会を日本の投資家に提供し、こうした「成長循環」を生み出す取り組みを加速させていく上で、信頼できるパートナー企業であるQuester社との連携をより強化するため、本契約を締結いたしました。
両社の共同出資会社であるFQH社では、Quester社がプライベートクレジット投資事業で培った案件保全性の確保に関するノウハウやモニタリング実績を投入することで、当社単体では解像度の高いリスク判断やストラクチャリングが困難であった案件に取り組むことが可能となります。同時に、同社の役員構成は出資比率に応じて当社から3名、Quester社から2名であり、融資可否を判定する融資委員会においては当社が最終の判断権限を有することから、Fundsプラットフォームにおいて取り組んできた案件クオリティを確保することが期待でき、この品質確保もFQH社が当社と共同で担う役割となります。


■ FQH社の概要

商号 |
FundsQuester (HK) Holdings Limited |
本社 |
Suite 1602, West Tower, Shun Tak Centre, 168-200 Connaught Road Central, Hong Kong |
設立日 |
2025年7月3日 |
資本金 |
200万香港ドル (出資比率 当社:60%、Quester社:40%) |
役員構成 |
(当社より) Director 髙尾 知達 Director 國保 博之 Director 新藤 秀人(予定) (Quester社より) Director Dexter Tao Director Kenneth Ng |
保有子会社 |
Quester Credit Limited (香港の貸金業ライセンス(Money Lenders License)を有する100%子会社) |
■Quester社について
Quester Capitalグループは、香港及び東京に拠点を置き、アジア・オセアニアを中心に投資マネジメントと財務アドバイザリーを行うブティック型投資銀行です。グループ各社は香港証券先物委員会(SFC)に登録され、SFC発行の登録免許や貸金業ライセンスに基づき各種様々な金融活動を行っております。日本ではクエスターキャピタルアドバイザー株式会社を通じて、国際的な戦略・財務アドバイザリー業務を提供しています。
HP: https://www.questercapital.net/japan
■本件に関する両社のコメント
・Quester Capital Holdings (HK) Limited 創業パートナー Dexter Tao
The establishment of a joint venture between Funds and Quester represents a key milestone of corporate development of our 2 companies. Whilst the global macro economic and financial market is fast changing, I believe our joint venture will be able to pull all competitive strengths from both partners together, and pursue more thriving business opportunities together. More importantly, with the high standard of professionalism, integrity and trust in our partnership, I am most excited that such partnership will be most successful and rewarding.
・ファンズ株式会社 代表取締役CEO 藤田 雄一郎
この度、当社の重要パートナーであるQuester社とジョイントベンチャーの設立という形で連携強化の座組を具体化できたことを大変嬉しく、光栄に思います。
世界有数の金融センターである香港において、現地の素晴らしい企業に対して成長資金を提供し、同時に日本の投資家に対して魅力的な運用機会を提供できることは、当社にとって非常にエキサイティングであり、海外における今後の事業拡大に向けて大きな一歩であると捉えています。
当社はこれまで信頼と誠実さを大切にして事業を運営してきました。バリューの一つである「コンプライアンスファースト」は我々の最も根源的な基盤というべきものです。Quester社とは、これまでの提携関係から互いの信頼を着実に積み上げてきました。
今後も、当社が大切にする価値観を共有するパートナーとして、Quester社と共に歩みを進め、海外での事業拡大を推進していくことを心から楽しみにしています。
・ファンズ株式会社 取締役CLO 髙尾 知達
Quester社が持つ、香港の投資銀行業務における豊富な実績に基づく各パートナーの強固なソーシングチャンネル、プライベートクレジット事業を通じて培われた融資ビジネスにおける確かなエグゼキューションノウハウは、当社が香港市場において事業機会を結実させ、サステナブルな取り組みへと発展させていく上で非常に有為な資源であると考えています。
今回のJV発足は、Think Leverageをバリューの一つとして掲げる当社にとってシンボリックな取り組みであり、非連続な成長に向けた一手です。
リスクに向き合い、その解像度を高めつつ、新たな市場・領域において事業拡大を実現するには真摯な姿勢と根気が必要不可欠であり、当社はこれからも金融事業者としてのインテグリティを大切にしながら、スタートアップらしく未知への挑戦を継続してまいります。
今後、Quester社との強力なパートナーシップのもと、JVを含めた当社グループとして、日本の投資家と香港・海外の企業活動を連関させ、「成長循環」の創出に取り組む所存です。
■Fundsについて
Fundsは、個人が1円から上場企業などに間接的に貸付ができるオンラインプラットフォームを提供しております。これまで上場企業を中心とした106社が組成する533のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件です(2025年6月末日現在)。
Fundsの仕組みについては、タクシーCMとして制作した動画もご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=HXhKv8Mv_K8
<固定利回り投資「Funds」の主な特徴>
・値動きなし、固定利回りの金融商品
Fundsは、値動きなく安定的に資産形成ができます。市場の影響を直接的に受けず、心理的な負担や管理の手間を軽減します。なお「固定利回り」とは、ファンドの利回りが募集時に定められていることを意味しており、借り手企業が支払不能になったなどの場合には予定どおりの分配が行われない可能性があります。
・1円単位での投資が可能
投資初心者の方にも、心理的なハードルを感じることなく投資をしていただけるよう、Fundsでは業界初1円から1円単位での投資を可能としています(ファンズ調べ)。
・当社の定める選定基準をクリアした企業のみが参加
Fundsに参加して資金調達を行う企業は当社の定めた財務状況や事業計画等についての審査を通過した企業に限定しています。
・優待券など特典も充実
一部のファンドでは「Funds優待」を投資家に付与し、割引サービスや投資家限定の試食イベントに招待するなどの試みを行っております。Fundsでは今後、個人投資家と企業がお金を介して相互理解を深めていく新しいつながりの場を世の中に創り出し、新しい価値を生み出してまいります。
■ファンズ株式会社 経営者略歴
代表取締役CEO 藤田雄一郎:早稲田大学商学部卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。2007年にWEB構築、マーケティング支援事業を行う企業を創業し、2012年に上場企業に売却。2013年に大手融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスを立ち上げ、2016年11月にファンズ株式会社を創業。
■ 手数料・リスク等の広告記載事項
・Fundsでは、口座開設、管理および投資に際しての手数料等はいただいておりません。ただし、ご利用の金融機関からデポジット口座に送金する際の振込手数料はお客様のご負担となります。振込手数料はご利用の金融機関にご確認ください。
・Fundsで取り扱うファンドの配当原資となる債権は、金融商品市場で取引されるものではないため市場価格はありませんが、第三者への売却価格を決定する際は、市場動向の影響を受けることがあります。
・Fundsで取り扱うファンドは、原則として申込日を含めて8日間はクーリング・オフが可能ですが、中途解約はできません。また、ファンドの持分売却は制限されており、当社およびファンド組成企業の承諾が必要となります。
・Fundsで取り扱うファンドは、元本が保証されているものではなく、欠損が生じる可能性があります。各ファンドの条件およびリスクの内容や性質の詳細は、重要事項説明書等をよくお読みください。
■ファンズ株式会社
商号 ファンズ株式会社
本社 東京都渋谷区恵比寿西1-10-11 フジワラビルディング5階
代表取締役CEO 藤田雄一郎
設立 2016年11月1日
資本金 100,000千円
第二種金融商品取引業
登録番号 関東財務局長(金商)第3103号
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 加入
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