双日とGLT、ベトナム・ドンナイ省における新規工業団地（ロンドウック3）の開発に合意

双日株式会社（以下「双日」）は、このたび、ベトナムの不動産開発企業のLong Thanh Golf Investment and Trading Joint Stock Company（ロンタンゴルフインベストメントアンドトレーディングジョイントストックカンパニー）（以下「GLT」）との間で、ベトナム南部のドンナイ省で着工を予定するロンドウック 3（LONG DUC 3）工業団地（以下「LD3工業団地」）を共同開発することについての覚書を締結しました。

【セレモニー写真】

　ベトナムは、「チャイナプラスワン」や「企業のサプライチェーン再構築」といった製造業を取り巻く大きな潮流および内需の成長を背景に、輸出加工拠点として、また、将来にわたるベトナム国内の大きな消費市場への期待の両面から、製造業のベトナム進出ニーズがますます高まっています。
　ドンナイ省は早くから製造業誘致がなされ、すでに製造業集積地となっています。2025年開業予定のロンタン新国際空港へのアクセスも良く、各種交通・道路インフラも整備されており、今後の製造業進出先として注目されています。

　LD3工業団地は、ドンナイ省が注力すべき主要プロジェクト（※）にも指定されております。

　双日が2011年より開発・運営しているロンドウック工業団地（以下「LD工業団地」）は2019年に完売となり、入居企業は70社（うち、日系企業59社）に上ります。
　LD3工業団地は、LD工業団地と近接しており、ホーチミン市中心部から車で約45分（約35km）という通勤利便性に加え、南部主要港への物流利便性にも優れ、製造業進出においては特に優位性がある立地です。

　今回の覚書締結先であるGLTは、2005年に設立された現地有力資本で大規模都市開発、ゴルフ場開発、コンドミニアム開発、再生エネルギー開発などの、多数の事業開発実績を有しています。

　双日は20年以上にわたり、ベトナム、インドネシア、インド、フィリピン、タイで工業団地事業を展開、ベトナムではドンナイ省においてすでに2つの工業団地の開発・販売・運営の実績を有しており、これまで培った経験に加え、屋根置き太陽光発電による再生エネルギーの活用などを通じた脱炭素社会の実現に向けた次世代工業団地として、製造業の進出を促すことをはじめ、ベトナムの経済発展と社会課題解決に貢献していきます。

（※）ロンタン新国際空港建設プロジェクトを含め、ドンナイ省内の大規模インフラプロジェクトを中心に選ばれた「優先プロジェクト」に位置づけられ、許認可取得などが円滑に進むよう、ドンナイ省からの全面サポートが得られるプロジェクト。

【LD3工業団地　所在地】

【GLT社の概要】

社名	Long Thanh Golf Investment and Trading Joint Stock Company
代表者	Tran Cam Nhung (Mrs.)
主な事業内容	不動産開発
設立	2005年