PoliPoli×インドネシア Pijar財団 グローバルな社会課題解決に挑むプロジェクト「FutureGen for Change」革新的なスタートアップ6社を採択

東南アジアの社会課題解決に挑むスタートアップ・NPOを、PoliPoliの寄付基金『Policy Fund』とPijar財団から資金と実証実験支援

株式会社PoliPoli

  • PoliPoliとインドネシアのPijar財団が共同プロジェクトを開始:https://fgc.futurelestari.com/

  • 東南アジアの社会課題(ヘルスケア、気候変動など)解決に挑む団体に資金と実証実験の機会を提供

  • 日本、インドネシアから25の団体が採択され、うち6社がインドネシアのパートナー都市で実証実験開始

採択された6社(インドネシア・ジャカルタ、5月2日撮影)

株式会社PoliPoli(所在地:東京都千代田区、代表取締役:伊藤和真)は、インドネシアの非営利団体 Yayasan Pijar Masa Depan (所在地:インドネシア ジャカルタ、代表理事:Cazadira Fediva Tamzil、以下 Pijar財団)との共同プロジェクト「FutureGen for Change」において、選考の結果、インドネシアの都市で実証実験を行う企業6社を採択したことをお知らせします。

本プロジェクトは、PoliPoliの寄付基金『Policy Fund』およびPijar財団からの資金提供、そして実証実験の機会を通じて、東南アジアが抱える喫緊の課題(ヘルスケア、気候変動など)に革新的な解決策で挑むスタートアップやNPOを支援するものです。

国境を越えた連携で、未来を担う革新的な企業を支援

本プロジェクトにはインドネシア、日本、シンガポール、フィリピンの団体から多数の応募があり、書類選考を経て25団体が選ばれました(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000032735.html)。その後、以下のプロセスを経て、実証実験に進む6社を決定いたしました。

  • 2月24日〜3月21日:研修、自治体とのビジネスマッチング

  • 3月24日〜3月29日:自治体へのプロポーザル提出

  • 5月2日:インドネシア・ジャカルタ(Ganara Art Space Plaza Indonesia)にて計画プレゼンテーションが行われ、実証実験に臨む6社を決定

計画プレゼンテーションの様子(5月2日)

採択された6社

いずれもインドネシアのスタートアップです:

PrimaKu (実証実験:ボゴール)

子どもの成長記録をリアルタイムで共有・管理できるデジタルヘルスソリューションを提供。地域のボランティア保健師(カデール)が専用アプリを用いて子どもたちの健康状態を継続的に記録・追跡することで、発育阻害の早期発見と小児科医との連携強化を進める。

【目指す成果】発育阻害率の低減と、地域全体の母子保健システムの向上。

Lokatani (実証実験:ボゴール)

IoT技術を活用したスマート農業システムを導入。農作物の生育環境を最適化し、高品質な作物の安定生産を支援することで、農家の収益向上を進める。

【目指す成果】持続可能な都市型農業モデルの確立と、プレミアム市場への販路拡大。

Cexup (実証実験:スマラン)
妊娠高血圧腎症(PE)による母体死亡リスク解決策: 妊娠高血圧腎症の早期発見を可能にするウェアラブルIMotデバイスを開発。妊婦の継続的な健康モニタリングを通じて、ハイリスク妊娠の予防と母体死亡率の低減を進める。

【目指す成果】安全な出産環境の実現と、母子の健康増進。

ReservoAir (実証実験:スマラン)

課深刻化する高潮および洪水被害解決策に臨む。従来製品の100倍の速さで水を吸収する多孔質舗装ブロック「PoreBlock」を開発・提供。併せて、雨水貯留システムや浸透井戸といった持続可能な水管理ソリューションを提案し、洪水リスク評価から導入支援、効果測定まで一貫してサポート。

【目指す成果】都市の浸水被害軽減と、気候変動への適応力強化。

Parongpong (実証実験:スマラン)

混合された家庭ごみを100%リサイクルプラスチック製品「ORIPLAS」へと再生する革新的なリサイクル技術を導入。廃棄物の価値化と資源循環を促進。

【目指す成果】埋め立てごみの削減と、サーキュラーエコノミーの推進。

Bantubumi (実証実験:パレンバン)

廃食用油(UCO)の不適切な処理と環境負荷解決策: 地域住民や事業者から廃食用油を回収し、リサイクル燃料へと転換するシステムを構築。「廃棄物銀行(Waste Bank)」の仕組みを活用し、地域ぐるみでの資源回収と再利用を促進。

【目指す成果】埋め立て廃棄物の削減、代替エネルギーの創出、地域住民の環境意識向上。

本プロジェクトについて

「FutureGen for Change(フューチャー ジェン フォーチェンジ)」は、東南アジア地域が直面するヘルスケア、気候変動といった喫緊の社会課題に対し、スタートアップやNPOが持つ革新的なアイデアや技術を活かした解決策の社会実装を支援するプロジェクトです。

インドネシアの地方自治体を実証実験のパートナーとし、具体的な成功事例を創出することを目指します。将来的には、都市レベルでの成果を地域レベル、さらには国家レベルの政策へとつなげ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

本プロジェクトは2023年12月 日ASEAN友好協力50周年「日ASEAN経済共創フォーラム」で覚書を締結し、2024年12月に京都市にて開催された「日ASEAN Future Generationビジネスリーダーズサミット」で発表いたしました。

なお、支援にはPoliPoliの寄付基金『Policy Fund』とPijar財団による寄付金が使われます。この趣旨にご賛同いただいた 渡辺健堂 氏(株式会社エグゼクティブ・ボード 代表取締役社長)、村松吉則 氏(株式会社グラタス 代表取締役)から多大なるご支援を賜りました。心より感謝申し上げます。

渡辺健堂 氏(5月2日)
村松吉則 氏(5月2日)

今後の予定

選ばれた6社は、すでにインドネシアのパートナー都市で実証実験を進めています。

・〜7月5日:各都市(ボゴール(西ジャワ州)、スマラン(中部ジャワ州)、パレンバン(南スマトラ州))で実証実験

・7月下旬:自治体との連携のもと、成果を評価・分析し、エビデンスに基づく政策提言を公開

プロジェクト詳細はこちら:https://fgc.futurelestari.com/

『Policy Fund』とは

https://policy.fund/

『Policy Fund(ポリシーファンド)』は、政策を軸にした、社会課題解決を加速するための寄付基金です。

起業家などの個人や、国内外の財団などから「寄付」として資金を集め、少子高齢化や貧困問題など、取り組みたい課題ごとに「基金」を設立します。その課題に取り組むNPOや「ルールメイカー」たちに寄付金をお渡しし、解決に向けた取り組みや研究、そして社会を変える政策立案や提言に活用していただきます。また、PoliPoliがこれまでにプラットフォームやプロジェクトで培ってきた政策共創のノウハウを活かし、政策提言を伴走支援します。

寄付をしていただいた方には経済的リターンはありませんが、代わりに社会に対するインパクトをリターンとしてお返しする仕組みです。

寄付にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください

株式会社PoliPoli『Policy Fund』事務局
✉️ policyfund@polipoli.io

会社概要

会社名:株式会社PoliPoli

代表者 :伊藤和真

所在地:東京都千代田区

設立 :2018年2月

企業理念 :新しい政治・行政の仕組みをつくりつづけることで、世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する。

コーポレートサイト:https://www.polipoli.work/

事業内容:

政治に声を届けるウェブサイト『PoliPoli

行政に声を届けるウェブサイト『PoliPoli Gov

企業、団体向けルールメイキングのためのサポートサービス『PoliPoli Enterprise

政策情報メディア『政治ドットコム

社会課題解決のための寄付基金『Policy Fund

SIBを活用した地域課題解決のためのプロジェクト『自治体共創ファンド

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会社概要

株式会社PoliPoli

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URL
https://www.polipoli.work/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区平河町2丁目5-3
電話番号
-
代表者名
伊藤和真
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年02月