口座開設数2倍へ、米ナスダック上場のStoneX Groupが本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用

～画像認識AIでユーザーの離脱防止、国内では必須のマイナンバー取得にも対応～

ELEMENTSグループの株式会社Liquid（本社：東京都中央区、代表取締役：長谷川 敬起、以下「Liquid」）は、この度、米国のNASDAQ（ナスダック）に上場する StoneX Group Inc.がオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用し、日本法人StoneX証券株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：久次 潤二、以下「StoneX証券」）に導入することをお知らせします。StoneX証券のFX、CFD取引ブランド「FOREX.com」の口座開設時の本人確認に活用されます。StoneX証券はこれまでもeKYCサービスを活用してきましたが、画像認識AIが強みの「LIQUID eKYC」を導入し、より精度の高い本人確認方法に刷新します。これにより、ユーザーの手続き途中の離脱などを防ぎ、口座開設数が約2倍になることが見込まれています。

背景

「FOREX.com」は、個人投資家やトレーダー向けに外国為替証拠金取引（FX取引）、CFD取引及びオプション取引を中心としたサービスを提供するオンライン取引プラットフォームで、世界180カ国、100万人が利用しています。国内の口座開設において、これまでも本人確認書類の撮影を行い、自撮りの顔写真との照合によりオンライン本人確認を行うeKYCを活用してきました。より精度の高い本人確認を実現するため、新たに「LIQUID eKYC」を導入することに至りました。

導入内容

「LIQUID eKYC」は、本人確認書類の撮影もしくはICチップの読み取りを行い、自撮りの顔写真との照合を行う方式や、公的個人認証（JPKI）を活用した方式により身元確認をオンラインで完結するサービスです。生体認証技術や画像認識技術によって、手続き途中における離脱率や不鮮明な画像割合の低さ、顔認証の自動判定精度の高さなどを実現していることが特徴です。

「LIQUID eKYC」導入のポイント

・リアルタイムでのきめ細かなエラーメッセージ提示による申請完了率の向上

これまではユーザーが本人確認に必要な撮影の途中で離脱し、申請が完了しないケースがありました。「LIQUID eKYC」では、画像認識AIが撮影時にリアルタイムで具体的なエラーメッセージを提示します。ELEMENTSグループ累計で約1.3億件の本人確認実績を背景にした高度な技術や徹底的に細部にこだわったUIにより、ユーザーが撮影方法に迷わず進められ、申請完了率向上が期待できます。

エラーメッセージの例

・申請完了後の審査における承認率の向上
「LIQUID eKYC」は審査管理機能を搭載し、申し込みフォームでの入力情報と、本人確認書類の内容が不一致などといった不備理由の明確化が可能です。「LIQUID eKYC」との連携により、自動的にユーザーにエラー内容を通知し、再申請を促す仕組みを実現します。これにより、ユーザーへの個別フォローの手間を削減します。また、犯罪収益移転防止法にもとづき必要な本人確認書類の目視確認などの審査業務は、「LIQUID eKYC」のBPOサービスで対応します。この結果、審査プロセス全体の効率化と承認率向上につなげます。

・マイナンバー（個人番号）の取得管理など法準拠への対応
国内では口座開設において、事業者が犯罪収益移転防止法に準拠した本人確認やマイナンバーの取得を行う必要があります。「LIQUID eKYC」では法準拠の本人確認に対応するほか、マイナンバーの取得から保管までの一貫した支援も提供しています。特に、外資系企業にとってハードルの高いマイナンバー管理を円滑に進められるメリットがあります。ユースケースなどによって異なる複雑な法規制への対応を可能にします。

・外国人ユーザーの本人確認実績
「LIQUID eKYC」は、国内外問わず幅広いユーザーの本人確認実績があります。「FOREX.com」での口座開設時に、国内に住む日本人だけでなく在留外国人の本人確認も実施します。

・外資系企業専門チーム
「LIQUID eKYC」において、外資系企業専門のチームを有しています。本チームは、法規制への対応を含む導入サポートや運用支援を全て英語で行います。

■FXプロバイダー「FOREX.com」について
米国NASDAQ（SNEX）に上場のStoneX Group Inc.が運営する、世界180ヵ国で、12,000もの金融商品を提供するサービスです。日本ではFX（84銘柄）、株価指数CFD（17銘柄）とノックアウトオプション（FX23銘柄、株価指数17銘柄）を提供しています。PC（ウェブ）とモバイル（iPhone、Android）から取引可能で、MT4もご利用いただけます。
Webサイト：https://www.forex.com/jp/

■eKYC市場シェア6年連続No.1※1である「LIQUID eKYC」について
ネット上での契約やアカウント登録、口座開設時などに必要な身元確認をオンライン完結で行うサービスです。運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の撮影、もしくはICチップの読み取りを行い、自撮りの顔写真との照合を行う方式や、公的個人認証(JPKI / スマホJPKI)を活用した方式を提供しています。学割などの年齢確認にも対応可能です。独自のAI技術、生体認証技術、OCR技術などにより、撮影開始から完了までの離脱率の低さを実現し、ELEMENTSグループ合計で累計本人確認件数は約1.3億件、累計契約数は約600社となっています。
Webサイト： https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
(公的個人認証に関するページ： https://liquidinc.asia/jpki/ )

※1 ITR「ITR Market View：アイデンティティ・アクセス管理／個人認証型セキュリティ市場2025」eKYC市場：ベンダー別売上金額シェア(2019年度～2024年度予測)

【お知らせ】
eKYCノウハウを惜しみなく公開するWebサイトをオープン予定です。特に、これから皆様が導入される犯収法ヘ方式・携帯法ニ方式、犯収法ワ方式・携帯法チ方式に関する内容を月1,2本のペースで公開予定です。以下リンクからメールアドレスをご登録いただくと、最新のeKYCノウハウや更新情報を優先的にお知らせいたします。
https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/newsletter-guide/

■株式会社Liquidについて
所在地：東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3　5階
代表者：代表取締役 長谷川 敬起
設立：2018年12月
事業内容：生体情報、生体行動に特化した画像解析・ビッグデータ解析（LIQUID eKYC、LIQUID Shield、LIQUID Auth等）
Webサイト： https://liquidinc.asia
サービスサイト：
身元確認サービス「LIQUID eKYC」https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
当人認証サービス「LIQUID Auth」https://liquidinc.asia/liquid-auth/
業界横断の顔画像による不正検知サービス「LIQUID Shield」https://liquidinc.asia/2024-03-19/
デジタルIDウォレット「PASS」 https://liquidinc.asia/smartcity/
外国人向けデジ タルIDウォレット「GPASS」https://liquidinc.asia/gpass/

■株式会社ELEMENTSについて
所在地：東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3　5階
代表者：代表取締役会長 久田 康弘
　　　　代表取締役社長 長谷川 敬起
証券コード：東証グロース市場 5246
設立：2013年12月
事業内容：生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した個人認証ソリューション、衣食住における個人最適　化ソリューション、個人情報を管理するクラウドサービスの開発・提供
Webサイト： https://elementsinc.jp/

※本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。