2023年7月〜9月中古スマホ取引数ランキング

サポート対象外のiPhone 8は取引数減 機種選びは価格機能のバランス重視 主要4市場より抽出された中古スマホ相場データより分析

マーケットエンタープライズ

株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135)は、当社が運営するウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」(https://www.kashi-mo.com/media/)にて提供している、フリマアプリやインターネットオークション等主要4市場を総括した中古スマートフォン相場比較サービスより抽出した中古スマホ取引データの分析を行いましたので発表します。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/241809/
  • 分析結果概要

1. サポート対象外によりiPhone 8は取引数が減少

2.前回調査の8倍取引数でiPad mini 4が1位に

3. AndroidはPixel 6aが取引数増加で再びトップに

【総評】サポート対象外のiPhone 8は取引数減 機種選びは価格機能のバランス重視


  • 1.サポート対象外によりiPhone 8は取引数が減少

9月22日、iPhone 15が発売されました。この新型iPhone発売に合わせて、大手フリマアプリやスマートフォン中古買取・販売店がキャンペーンを実施したため、中古市場への流入が確認できました。例年、新型iPhone発売時は、発売の影響がどのくらい見られるかを注視しています。しかし、今年は例年の新型iPhone発売時と比べ、大きな変化は見られませんでした。ランキングでは、iPhone 8とiPhone SE(第2世代)が前回同様に高い人気を維持しています。両機種ともにコンパクトなサイズ感と価格の安さ、充分な機能性が支持されています。中でも、iPhone SE(第2世代)は、前回の調査と比較すると1,000円程度値下がりし、平均価格で2万円を切るなど、値頃感が出てきました。さらに注目したいのは、iPhone XR以外のランクインしている機種は、全てにホームボタン付き/Touch ID(指紋認証)機能が搭載されていることです。新モデルが発表されてもなお、Touch IDを搭載した機種の需要が高いことが見て取れます。しかし、その一方で、9月19日(日本時間)に正式リリースされたiOS 17のアップデートで、iPhone 8がサポート対象外となりました。その影響もあってか、高い人気は続いているものの、取引数自体は減少傾向が見られました。こうした背景もあり、今後は、iPhone 8の人気が落ち込み、高性能でサポート対象のiPhone SE(第2世代)に人気が集中するのかどうか、注視が必要です。


  • 2.前回調査の8倍取引数でiPad mini 4が1位に

iPad全体の取引数は、前回の調査から30.3%の減少が見られ、iPad Air2・iPad(第6世代)・iPad(第5世代)・iPad mini 4の4機種を中心に取引されました。前回の調査では、8年前に発売されたiPad Air2(au)が12倍もの取引数の伸びを見せ、1位に急浮上しましたが、今回の調査では、iPad mini 4(NTTドコモ)が前回調査の8倍の取引数で急伸し、1位となりました。この背景には、前回1位だったiPad Air2(au)のキャンペーン終了による取引数の大幅減少が影響していると考えられます。加えて、iPad mini 4(NTTドコモ)の平均価格が前回の調査時より2,400円値下がりの12,195円・中央値12,100円と価格下落が取引数増加に繋がったと言えるでしょう。


  • 3.AndroidはPixel 6aが取引数増加で再びトップに

Androidに関する詳しい解説は、こちらをご覧ください。
https://www.kashi-mo.com/media/241809/


  • 分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野 辰則

今回の調査では、iPhone 8が上位にランクインしたものの、サポート終了の影響で取引数自体は減少となりました。このトレンドが続けば、コンパクトなサイズ感と機能性・Touch IDを搭載するiPhone SE(第2世代)の人気が高まり、順位を塗り替える可能性も高そうです。加えて、iPhone・iPad・Androidに関する全体の調査を通じて、見えたのは価格重視で機種を選ぶ人の多さです。近年の物価高騰により、消費者の節約志向は浸透し、新モデルなど高額な機種の買い控えをするユーザーが増加していると言えそうです。

前回・前々回の調査でも、最新技術などのハイスペックな性能よりも必要充分な機能があり、かつ手軽に購入できる価格帯のモデルが支持される傾向が見えましたが、今回の調査でもその傾向に変化は見られませんでした。機能と価格のバランスが取れたエントリーモデルの支持は、しばらく続きそうです。

                                         調査の詳細はこちら: https://www.kashi-mo.com/media/241809/


株式会社マーケットエンタープライズ

メディアカンパニー

執行役員 菅野 辰則


ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、デジタルマーケティング事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析する中古モバイル市場アナリストも兼任する。


■調査概要

調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone格安SIM通信」で提供している中古スマートフォン相場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格を集計

調査対象期間:2023年7月1日から2023年9月30日

調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ

 

■運営メディア  

iPhone・Wi-Fi・WiMAXの情報をわかりやすく解説

iPhone 格安SIM通信:https://www.kashi-mo.com/media/

ガジェット・通信ニュース情報をわかりやすく解説

iPhone 格安SIM通信YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCakZHegYrdh-Y3EasvGf7bw

格安SIM・スマホの通信速度や選び方を解説

SIMチェンジ:https://simchange.jp/


■株式会社マーケットエンタープライズ

 マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ710万人を達成しました。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

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会社概要

URL
http://www.marketenterprise.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060
代表者名
小林 泰士
上場
東証プライム
資本金
3億3094万円
設立
2006年07月