Spider AF、2026年上期に無効CV326万件超を検知。約3件に2件を「位置情報の偽装」と「ボット」が占める
クリック時点では正常に見える不正の実態を調査。2026年下期の広告運用に活用できるチェックリスト付き

株式会社Spider Labs(本社:東京都港区、代表取締役:大月聡子、以下「Spider Labs」)は、アドフラウド(広告費の不正搾取)対策ツール「Spider AF」の実データをもとに、2026年上期(1月1日〜6月30日)の無効コンバージョン(無効CV)を分析しました。
対象はコンバージョンタグを設置した全アカウントで、全体傾向を大きく歪める1アカウントのみ除外しています。
CV件数だけでは判別しにくい不正も多く、広告運用では成果の「量」だけでなく「質」を確認する重要性が高まっています。
3行でわかる本調査
・2026年上期、Spider AFは326万2,655件の無効CVを検知
・うち62.9%を「位置情報の偽装」と「ボット」が占めた
・流入元別では、検索連動型広告からの無効CVが約217万件で最多
「無効CV」とは/背景・課題
無効CVとは、問い合わせ・資料請求・購入などの成果として計上されながら、実際にはボットや不正アクセスによる、実態のある見込み顧客の行動ではないコンバージョンです。商談化・受注につながらないだけでなく、広告媒体の学習データを歪め、配信の最適化を誤らせる原因になります。
運用型広告ではCVデータを学習した自動最適化が主流のため、無効CVが混ざると、広告費の損失に加えて配信先の判断にも影響します。
無効CVの手口別内訳(2026年上期)
2026年上期に検知した無効CV326万2,655件のうち、位置情報の偽装(ジオマスキング)は103万3,949件(31.69%)、ボットは101万7,798件(31.20%)で、2手口で全体の62.9%を占めました。
次いで、サーバー環境からのアクセスと配信対象外地域からのアクセスがそれぞれ約49万件でした。位置情報の偽装やボットはクリック時点では正常に見えることも多く、コンバージョン発生時の位置情報や挙動の確認が重要です。

流入元別 無効CV件数(2026年上期)
流入元別では、検索連動型広告が216万7,842件で最多となり、全無効CVの約3分の2を占めました。次いでディスプレイ広告30万5,544件、リターゲティング広告27万8,129件となりました。また、主要7チャネルに分類できない流入元からも35万1,120件を検知しています。

2026年下期の広告運用に活用できる無効CVチェックリスト
下期の予算配分や配信設定を見直す際は、CV件数だけでなく、その「質」にも目を向けることが重要です。
以下の項目に当てはまる場合は、成果として計上されたCVに無効CVが含まれていないか確認してみてください。
□ 広告CV件数は伸びているのに、有効商談化率・実CV転換率が下がっている
□ CVの発生時間帯や地域に、ターゲットと合わない偏りがある
□ フォーム送信に、実在しない氏名や使い捨てメールアドレスが目立つ
□ 特定のチャネルだけ、CVの質が極端に低い
マーケターにとっての今後のリスク
今回の調査では、位置情報の偽装と自動化されたアクセスが無効CVの6割超を占めました。運用型広告の自動最適化はCVデータを学習の起点にしているため、無効CVが混ざるほど「効いていない配信」を「効いている」と誤認し、その配信パターンへ予算を寄せてしまいます。
Spider Labsの別調査(※1)では、2028年には運用型広告予算の約7割がこうしたAI型自動最適化メニューへ移行すると予測されており、CVデータへの依存が深まるほど、無効CVの混入は「一部のCVの無効化」では済まず、広告費全体の配分効率を左右する問題になっていきます。
下期に予算配分を見直す際は、CVの「量」だけでなく「質」を判断材料に加えることが、無駄な最適化を避ける鍵になります。
※1:Spider Labs アドフラウド調査レポート2026 通年版:https://jp.spideraf.com/adfraud-report-whitepaper-2026
対策:Spider AF アドフラウド対策およびAd Boosterの活用
「Spider AF」は広告クリックからCVまでを解析し、不正を検知・ブロックするSaaSです。
また、コンバージョン地点の不正対策として「Ad Booster」を提供しています。
Ad Boosterはフォーム入力等の行動から無効CVを判定し、有効なデータのみを広告媒体へ連携することで、AIの機械学習を適正化し、広告運用の質を高めます。
機能:
[1]CV地点での不正判定、[2]学習データの正常化による逆最適化防止、[3]CV品質の可視化、[4]タグ設置のみで導入でき、主要な広告媒体に対応
まずは無料診断による不正混入状況の確認が可能です。
詳細:Spider AF アドフラウド対策:https://jp.spideraf.com/ppc-protection
Spider AF Ad Booster:https://jp.spideraf.com/ppc-protection/ad-booster
調査概要
集計期間:2026年1月1日〜2026年6月30日
対象:Spider AFでコンバージョンタグを設置している全アカウント(期間中に計測実績のあった981アカウント)。ただし、CV件数が突出し全体傾向を大きく歪める1アカウントのみ除外
集計条件:無効CV総数・手口別内訳・流入元別内訳は、同一の対象・期間・除外条件で集計し、言語不整合アクセスを含む。流入元別はsource名を主要7チャネルに分類し、分類できないものを「その他・分類外」に合算
データソース:Spider AF Ad Booster計測データ
会社概要・お問い合わせ
社名:株式会社Spider Labs
本社所在地:東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル4階
代表取締役:大月 聡子
事業内容:マーケティングセキュリティSaaS「Spider AF」の企画・開発・運営
アドフラウド・転売・無効CV・アフィリエイト等へのセキュリティソリューション提供
設立:2011年4月
ウェブサイト:https://jp.spideraf.com/
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