アジアインサイトレポート 第17弾 『アジア4都市のオンラインショッピングの利用実態』

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、アジアの人々の意識や行動を探るため、インテージグループ各社と協力し、アジア地域の人々を対象にさまざまなテーマで実施した自主企画調査をもとに「アジアインサイトレポート」を発行しています。第17弾のレポートでは、『アジア4都市のオンラインショッピングの利用実態』を発表します。今回は、各都市のオンラインショッピング利用実態に焦点を当て、インテージの独自調査Asia Insight Research※1 で明らかになった各都市の違いを分析しました。

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まとめ
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アジア4都市において、オンラインショッピングの利用率は全体の2割弱~3割という結果となった。年代別に見ると、4都市ともにオンラインショッピングのユーザーは20代・30代が中心であり、スマートフォンでの利用率が高い。
公共交通機関が日本ほど整備されていないアジア4都市において、渋滞は未だ深刻な問題である。渋滞により移動時間が長くかかり、バイクでは行動範囲が限られるなどの不便さが、オンラインショッピングの需要につながり、利用内容は商品だけではなくサービスまで多岐にわたる。現在、購入される商品は、「ファッションアイテム」「電化製品」「化粧品」が大半。オンラインショッピングのユーザーが重視する点は、「利便性」「値段の安さ」であり、今後これらの要因が満たされれば、その他の商品カテゴリーの購入も普及するだろう。

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調査結果
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1.過去6か月以内のオンラインショッピング利用者は、4都市の中でホーチミンが31.7%と最も高く、
  次いでデリー23.6%、ジャカルタ22.0%、バンコク16.5%となった。

[図1]オンラインショッピング利用状況 【ベース:全体】

2.オンラインショッピング利用者は、どの都市も20代・30代が中心であり、スマートフォンでの
  利用率が非常に高い。ホーチミンは、デスクトップ/ノートパソコンでの利用が80.2%と高く、
  職場のパソコンを使用して商品を購入する人々が多いホーチミンの現状を反映している。

[表1] 年代別利用状況 【ベース:全体】

[表2] デバイス別利用状況(複数回答) 【ベース:オンラインショッピング過去6か月以内利用者】

3.4都市において購入される商品カテゴリーは「ファッションアイテム」が第一位である。
  次いで電化製品、化粧品が上位にあがっている。国によって順位に違いはあるが、
  上位にあがるカテゴリーに違いはほぼ見られない。

[表3] 購入カテゴリーTOP3(複数回答) 【ベース:オンラインショッピング過去6か月以内利用者】

4.オンラインショッピングを利用する理由は、「自宅へ配送」「購入のしやすさ」などの利便性を
  重視する傾向が高い。 

[図2]オンラインショッピング利用理由(複数回答)
    【ベース:オンラインショッピング過去6か月以内利用者】

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調査概要
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調査方法 ランダムロケーションクオータサンプリングによる訪問面接調査
調査時期 2016年4月(前回は2015年6月、前々回は2014年7月)
調査対象者 タイ(バンコク)、インドネシア(ジャカルタ)、
ベトナム(ホーチミン)、インド(デリー)各都市に3年以上居住、
かつSEC※2=A~D の20~59才1,200名 (各都市300名)
調査実施機関 株式会社インテージおよび海外グループ会社

 

※1 Asia Insight Researchとは
インテージグループが、毎年実施している自主企画調査です。生活・消費実態から、アジア各都市の生活者の意見、評価、認知を聴取しています。

※2 SEC=Social Economic Class =社会階層分類

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株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術と、これらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(Intelligence)を提供。生活者とお客様を「情報」でつなぎ、お客様のビジネスの成功に貢献することによって、その先の生活者の暮らしを豊かにすることを目指します。
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会社概要

URL
http://www.intageholdings.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-7411
代表者名
仁司 与志矢
上場
東証1部
資本金
16億8140万円
設立
1960年03月