【Meta対談】徹底した検証力とそのスピード力で「Best SMB Partner」を勝ち取ったピアラのMeta広告運用に迫る
株式会社ピアラとFacebook Japan合同会社による対談が実現しました。これまでの取り組みを振り返りつつ、業界の未来を見据えた両社の展望について、深く語り合っています。ぜひご一読ください。

全世界で数十億人のユーザーにリーチできるMeta広告。多くのユーザーにリーチできるだけでなく、Meta広告では自動学習によって成果の見込めるユーザーに広告を届けることができます。
ピアラはFacebook Japan合同会社と協力しながらMeta広告の自動学習を言語化し、より最適な運用を実施しています。その結果、売上は右肩上がりに上昇し、2024年11月に開催された「Meta Agency First Awards 2024」で企業としても個人としても賞を受賞しました。
Meta広告の獲得領域で成果を出すために意識していることや受賞の背景などについて、Facebook Japan合同会社 中本祐貴氏と株式会社ピアラ 多和田涼介に聞きました。
Meta広告は数十億人のユーザーに向け、AIで配信の最適化を図っている
ーーまずは普段の業務と、お互いどのように連携をとっているのかについてお聞かせください。
多和田:私はデジタルプロモーション本部 トレーディング部に所属しており、日々の広告運用やクリエイティブのディレクション、クライアント報告などを行っています。

中本氏:私は代理店向け営業としてパフォーマンスの改善や戦略立案について連携をとっています。また、広告パフォーマンスだけでなく、組織全体でどこにリソースを割いていくのかなどについてお話させていただくこともあります。

多和田さんとは毎日のように連絡をとっており、2週間に一度の定例会も実施していますよね。
多和田:そうですね。定例会では広告運用の目標に対する現状や、それを踏まえた施策などを中本さんと相談しています。
ーー両社で密度高く連携していることがわかりました。改めてMeta広告の概要をお聞かせください。
中本氏:Meta広告は、Facebook広告、Instagram広告、WhatsApp誘導広告、Messenger誘導広告で構成されている広告です。Metaのアプリを使って人とつながり、関心のあるトピックに触れている利用者は全世界で数十億人に上ります。
Meta広告を配信すると、その広告に対して反応を示している人々をMetaのシステムが学習します。その結果、配信の最適化を図ることができ、広告主が求めている適切なユーザーにリーチしやすくなるのが特徴です。
ーーMeta広告にはASCやCAPIなど多くの機能があります。これらの機能が広告主にもたらす効果も教えてください。
中本氏:ASC(Advantage+ショッピングキャンペーン)はAIを活用し、自動化を通じて効率性とパフォーマンスの向上を目標とするソリューションです。これまでは、広告運用者の皆さまが「どのようにターゲットセグメントを切るべきか」と悩むケースが多く見られました。人の手によって最初から配信先を絞ってしまうと機会損失が生まれる可能性があります。ASCではターゲティングの設定ができず、配信しながらAIの自動学習で最適化していきます。
CAPI(コンバージョンAPI)とは、Cookie規制が厳しくなる中、利用者の合意の下、質の高い情報をMetaが取得して最適な配信を行うための仕組みです。今まではMetaピクセルというものを使って情報を送信いただいていましたが、Cookie規制が厳しくなると正確な情報が取得できなくなります。そのため、CAPIのように広告主のマーケティングデータとMetaをサーバーを通して直接繋げることで質の高い情報が取得でき、広告パフォーマンスの向上が期待されます。

ピアラとしても、個人としてもMeta社から表彰を受けた
ーーピアラはこの度「Meta Agency First Awards 2024」にて表彰をいただきました。表彰内容についてお聞かせください。
中本氏:ピアラ様は「Meta Agency First Awards 2024」の中でも、2024年から新設された「Best SMB Partner」を受賞されました。「Best SMB Partner」とは中小企業(SMB: Small and Medium-sized Businesses)を対象とし、Metaとの連携により新規のクライアント獲得やビジネスの拡大を多くいただいた代理店様に贈られる賞です。
また、多和田さんは優れた運用者個人に贈られる「Planner of the Year」も受賞されましたよね。多和田さんはとても協力的だなと感じており、私たちの仮説に対して積極的に検証を進めてくれます。さらに検証後のコミュニケーションも早く、その姿勢がクライアントの成果に繋がり、今回の受賞に至ったのだと思います。
多和田:私は検証がとにかく好きなので、仮説があるならとにかく挑戦したいと考えています。成功しても失敗しても検証から新しく得られるものがあれば私たちも中本さんも財産になるので、やらない理由はありません。

ーー「Planner of the Year」を受賞した多和田さんがMeta広告で成果を出すために意識していることは何でしょうか。
多和田:”お客様を獲得できる”クリエイティブ制作を強く意識しています。クリエイティブは「パッと見て、誰に何を言っているのかわかる」ことが大切です。SNS系の広告はスクロールが早いのでユーザーの目に入った瞬間に見てもらえるクリエイティブを作らなくてはいけません。商品やサービスによっては伝えたいことが盛りだくさんな場合もありますが、情報を取捨選択して、一番刺さるコピーを検証しています。
例えば、クリック率が高いクリエイティブはユーザーの期待の表れだと思うので、その要素が何かを細かく分析します。他にもCVR(成約に至った割合)については、どのようにユーザーのモチベーションを上げると高まるのかを細かく分析しながらテストするイメージです。
中本氏:ピアラ様は常にABテストを行っていますよね。テストを繰り返すことで、商材ごとにどの配信手法が最適なのかという知見がたまっていくので、どんどん精度が高まっていきます。
多和田:Meta様の自動学習はとても優秀で、どの媒体よりもクリエイティブ検証を進めやすいと感じています。常にABテストの施策を回し、どのクリエイティブがユーザーに刺さるのかをMeta様で検証してから他に展開するケースもありますね。
“偶然”ではなく”必然”的に成果を出すのがピアラの運用者
ーーMeta広告の運用における実績をお聞かせください。
多和田:Beauty&Health領域の大手クライアントで前年比の売上181%を記録したケースがあります。これは、AIも活用しながらクリエイティブのPDCAを素早く回し、成果に偶然がないように徹底的に行動と数値を言語化した結果です。
たとえ質の高いクリエイティブを用意できても、それを活かせる運用手法がなければ本末転倒です。ピアラは強みであるクリエイティブだけでなく、細かい分析力にも自信があります。クリエイティブ・検証・分析力を活かして、これまで得意としていたBeauty&Health領域以外にも、クリニックを中心とした店舗型や人材、不動産、金融といった様々な業界で成果が出てきています。
ーーMeta様から見て、ピアラの広告運用で優れていると感じる点をお聞かせください。
中本氏:まずは、スピード感の早さです。クリエイティブの制作にAIを活用されているので、スピード感持って施策を回しています。さらに、ピアラ様は法令も遵守しながら成果を出すクリエイティブを作ることを徹底しているので、広告主様は安心してお任せできますよね。
多和田:クリエイティブは作る時間はもちろんですが、素材を探し出すことにも時間がかかります。そこでAIを活用すれば時間短縮になりますし、AIの学習が進んでいくと生成されるクリエイティブの質もどんどん高まっていきます。その結果、効率的に成果を生み出すクリエイティブを制作できるようになりました。

中本氏:先ほど多和田さんが「検証が好きだ」と言いましたが、ピアラ様は検証に対する姿勢も本当に素晴らしいと感じています。ABテストをすると1つのクリエイティブでリーチできる数が半減するので避ける代理店様もいますが、ピアラ様は少しでも効果が上向きそうな仮説があれば積極的に取り組んでいます。
圧倒的な検証数を重ねているので、その分だけ蓄積しているナレッジも豊富ですよね。この豊富な検証によるナレッジが、ECや通販といった従来の強みだけではなく、クリニックのような店舗系や人材、不動産、金融など幅広い業界でも成果を出すことができている秘訣だと感じています。
多和田:私たちは”偶然がない”運用を心がけています。Meta様の自動学習は本当に優秀なので、背景を理解せずとも数字が伸びるケースもあるのが正直なところです。しかし、私たちは検証の前後で必ず「どんな意図で広告を回すのか」「この数字となった要因は何か」など、必ず全ての減少を言語化します。
広告・マーケティング業界の”先駆者”であり続けたい
ーー最後に今後の展望についてお聞かせください。
中本氏:今後もMetaはAIの開発に注力をしていきます。ピアラ様には検証のスピード感を活かしていただき、いち早く適応して一緒に大きな成果を出していければと考えています。ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。
多和田:常に一番伸びている広告代理店、マーケティング支援会社でありたいです。ピアラにはクリエイティブ力や検証力、スピード感など多くの強みがあります。今後も中本さんと協力しながら積極的に新しい検証に取り組み、広告・マーケティング業界の”先駆者”であり続けたいですね。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 広告・宣伝・PRマーケティング・リサーチ
- ダウンロード