北九州商工会議所主催セミナーで食品業界向けAI活用事例を講演

～AI技術による業務効率化と地域産学連携の新たなモデルを提示～

AI CROSS株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：原田典子、以下「当社」）のAIエバンジェリスト・菊川が、北九州商工会議所食品部会において「食品業界を取り巻く環境でのAI導入事例・活用可能性」をテーマとした講演を8月8日に行いました。人手不足や食品ロスといった業界課題に対するAI活用事例や、企業の競争力向上に向けた実践的なAI導入のポイントについて解説いたしました。

■講演概要

当社AIエバンジェリストの菊川は、食品小売業におけるAI導入の成功事例を中心に、AI技術の具体的な活用方法を紹介しました。また、福岡県北九州市で進める大学との連携による人材育成施策についても解説し、業界支援における多面的なアプローチを提示いたしました。

■食品業界に広がるAIの実用性について

食品業界が抱える深刻な構造課題である「人手不足」や「食品ロス」に対して、AIを活用した具体的なソリューションをご紹介しました。

中でも、当社が提供しているサービス、ノーコードで使える予測AI・意思決定支援サービス「Deep Predictor」は、販売実績データと天候データなどを組み合わせることで、発注や在庫管理の最適化を実現することが可能です。これにより、現場の判断業務を大きくサポートしています。

単なる理論や実験段階にとどまらず、AIが実際の業務現場で効果を発揮している事例を通じて、AIが“使える技術”として定着しつつあることをお伝えしました。

■地域産学連携による人材育成モデル

地域課題の解決とDX推進を両立する新しいアプローチ

講演では、AI技術の導入を「ツール活用」だけで終わらせず、地域社会に根ざした持続的なDXを実現するには何が必要かという視点から、当社の取り組みを紹介しました。

その一例として、福岡県における九州栄養福祉大学との産学連携を通じた実践的な人材育成モデルを取り上げました。

• 当社は同大学と包括連携協定を締結し、大学構内に福岡支社を設置

• 新設された「食環境データサイエンス学科」と連携し、食品・健康分野に特化したデータサイエンティストの育成に注力

本講演では、AIの導入支援にとどまらず、「地域社会とともに成長するDXのかたち」を提示し、参加者の皆さまにとっても、地元企業・教育機関との連携の可能性を考えるきっかけとなる内容をお伝えしました。

■今後の展開

当社は今後も、食品業界をはじめとする各業界において、実践的なAI導入支援を通じて企業の競争力向上と業界全体の課題解決に貢献してまいります。特に、地域の特性を活かした産学連携による人材育成と、持続可能なDX推進モデルの構築に注力してまいります。

【北九州商工会議所について】

北九州商工会議所は、北九州市に本拠を置く地域総合経済団体として、地元中小企業の支援や地域経済の活性化に向けたさまざまな事業を展開しています。セミナーや講演会の開催、創業・経営支援、人材育成、DX推進などを通じて、地域と産業の持続的な成長に貢献しています。

【菊川裕司 プロフィール】

九州工業大学大学院卒業後、NTT西日本でフレッツ/ひかり電話設備構築や開発検証に従事。その後、NTTドコモにおいて、社内プロフェッショナル制度の認定を受け、dマーケットサービスを含む、さまざまな領域での新規事業をシリアルイントレプレナー（PdM・PMM）として10年以上歴任。現職では、AI CROSSの全社事業戦略の策定・実行、AI事業や新規事業の推進に従事し、AIを含む新規事業の創出や事業譲渡に携わる。また、福岡・北九州における産学官金連携では、九州工業大学や九州栄養福祉大学との産学連携協定やAI人材育成・地域創生を推進し、福岡支社設立を主導。AI・人工知能EXPO 等のイベント登壇や企業に対するAIセミナー講師や九州工業大学大学院での新規事業創出論の講師も務める。

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AI CROSS株式会社

AI CROSS株式会社は、法人向けのメッセージングサービスとAIを活用したソリューションを提供する企業です。主力サービスには、SMS配信サービス「絶対リーチ！SMS」、RCS配信プラットフォーム「絶対リーチ！RCS」およびAIを活用した様々なデータ分析サービス「Deep Predictor」などがあり、企業の業務効率化と顧客との円滑なコミュニケーションを支援しています。