【イベントレポート】都知事杯オープンデータ・ハッカソン2024の成果発表会にアルサーガパートナーズ有志が登壇
〜AIが出会いから結婚までをサポート、東京都の少子化対策を後押し〜
企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO/CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2025年3月15日(土)、「都知事杯オープンデータ・ハッカソン2024」の成果発表会(Demo Day)にて、AI技術とオープンデータを活用した次世代恋愛支援サービス「TOKYO Life Flow」を発表しました。
アルサーガパートナーズでは、創業当初から「挑戦を恐れず、新しい価値を生み出す」ことを大切にしており、社員の有志による技術的チャレンジも積極的に応援しています。今回のハッカソンもその一環として、有志メンバーがチームを結成し、社会課題の解決を目指して開発を進めました。

■「都知事杯オープンデータ・ハッカソン」について
都知事杯オープンデータ・ハッカソン」は、東京都オープンデータカタログサイトに掲載されているオープンデータを活用し、行政課題の解決に向けたデジタルサービスを企画・開発するイベントです。2021年からこれまでに3回開催されています。
詳細はこちら:https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/
都知事杯オープンデータ・ハッカソン2024では、2024年8月に開催されたアイデアソンとハッカソンを経て、過去最多となる106作品の提案が集まりました。2024年10月にはFinal Stageが実施され、オープンデータを活用して行政課題の解決や都民生活の向上を目指す各チームが、実際のサービスリリースに向けた開発を進めてきました。そして今回、それぞれの成果を発表する「Demo Day」が開催されました。
アルサーガパートナーズから有志で参加したチーム「データファーストの会」は、AIを活用した恋愛・結婚支援サービス『TOKYO Life Flow ~出会いから結婚までAIが一歩先のおせっかい~』を開発し、成果発表を行いました。本レポートでは、その発表の様子をお届けします。
■アルサーガパートナーズ発表作品「TOKYO Life Flow~出会いから結婚までAIが一歩先のおせっかい~」

東京都がリリースしているサービス「TOKYOふたりストーリー」をさらにサービス拡張する形でサービスを展開しています。都民のマッチングのみならず、オープンデータやパーソナルデータに基づくデートの提案機能や、交際・成婚までのAIサポート機能を実装。 ゆりかごから墓場までをキーワードに東京都で恋愛・子育てをしたい都民をEndToEndでサポートします。
「データファーストの会」チームメンバー
・執行役員 藤本 渓太
・コンサルティング本部 X-Industry/Technology Unit 加藤啓太
・コンサルティング本部 Executive Office Div 井上 明莉咲
・システム開発事業本部 デザインDiv 福島 康之
・コンサルティング本部 X-Industry/Technology Unit 中山裕介
・コンサルティング本部 Technology Div 二村 悠理
・コンサルティング本部 Technology Div 田口 晴花
・コンサルティング本部 Industry Consulting Div 小早川 昂平
■成果発表レポート
データファーストの会は、東京都のマッチング支援サービス「TOKYOふたりストーリー」を拡張し、新たな恋愛支援プラットフォーム「TOKYO Life Flow」を発表しました。本サービスは、単なる出会いの提供にとどまらず、交際から結婚、さらには子育てに至るまで、AIが都民のライフイベントを包括的にサポートする仕組みを目指しています。
開発背景:少子化と婚姻数減少への課題意識
現在、日本全体で少子化が進行しており、その要因の一つとして婚姻数の減少が挙げられます。マッチングアプリは多く存在するものの、多くが「出会いの提供」に特化しており、交際・結婚・出産といった次のステップを支援する仕組みは十分に整備されていません。東京都の提供する「TOKYOふたりストーリー」や「東京ふたり結婚応援パスポート」も、出会いの促進には寄与しているものの、その先の支援には課題が残ります。

「TOKYO Life Flow」の特長
本サービスでは、東京都が運営する既存のマッチングサービスを土台としながら、AI技術を活用し、以下の4つの強みを提供します。
・誰でも安心・安全・無料
都の公式サービスとして、利用者が安心して利用できる環境を提供。
・地域特性を活かした最適なデートプランの提案
オープンデータやパーソナルデータを活用し、ユーザーの趣味や価値観に合ったデートプランをAIが自動生成。
・AIコンシェルジュによる交際・結婚支援
交際の進展や結婚のタイミングを見極め、適切なアドバイスやサポートを提供。
・行政サービスとの連携による包括的なライフイベント支援
婚姻届の手続きや子育て支援など、東京都の各種サービスと連携し、スムーズなライフプランを実現。
システム構成(デモアプリ用)
「TOKYO Life Flow」のシステムは、以下の技術を活用して構築されています。
※本格構築・展開にあたっては別途検討
・アプリ開発:Flutter
・データ管理:Firebase / MySQL(オープンデータ活用)
・AI技術:外部生成AIサービスとの連携

デモ動画はこちら:
https://drive.google.com/drive/folders/1JHxNX4bPgYY-PwKzZ1eaVYvekDX5qhQ2
今後のサービス展望(想定)
今回の発表では「出会いから結婚まで」のフェーズに特化したサービスを紹介しましたが、最終的には東京都が提供する関連サービスを集約したスーパーアプリとしての展開を視野に入れることを検討しています。恋愛・結婚だけでなく、子育てやライフプラン全般を支援する総合プラットフォームとしての可能性を模索します。
質疑応答
Q:本サービスを民間団体ではなく、行政が行うメリットや、行政として実施すべきことがあれば教えてください。
A:オープンハッカソンの観点からも、行政が関わることで、デートを通じてオープンデータやサービスが急速に進化していくと思います。
例えば、居住履歴や子育てに関する情報が蓄積されることで、保育所の利用状況などの実態把握が可能となり、ライフイベントに応じた行政サービスの提供をより効率的、かつ、利便性の高いものに改善できる可能性があります。
このように、関連データの蓄積と活用を通じて、東京都における市民生活の利便性や快適性を継続的に向上可能な点は、行政が関与することの重要な意義の一つであると考えます。
アーカイブ動画はこちら:https://www.youtube.com/live/UCfriKOUwTE?si=19OjWYp3SJ0FgSxg
最後に
アルサーガパートナーズは、技術革新を牽引する企業として、社員の挑戦を積極的に支援しています。ハッカソンへの参加は、新しい技術への理解を深め、実践的な経験を積む絶好の機会です。今回の都知事杯オープンデータ・ハッカソン2024への挑戦も、有志メンバーの自主的な取り組みから生まれたものであり、私たちはこうした挑戦をこれからも応援していきます。
オープンデータやAIの活用は、行政サービスの向上や社会課題の解決に大きく貢献する可能性を秘めています。アルサーガパートナーズは、今後も技術を活かした新たな価値創出に挑戦し、企業のDX推進だけでなく、社会全体の発展にも貢献してまいります。

アルサーガパートナーズ株式会社
アルサーガパートナーズは、成長し続ける流行の発信地“渋谷”に拠点を置く総合ファームです。「日本のDXを世界で誇れる産業へ」をビジョンに掲げ、DXサービスをワンストップで提供するため、コンサルティングからシステム開発、保守・運用までの体制を整えています。「最高品質を最速で」をスローガンに掲げ、お客さまに寄り添いながらビジネスの成功をより確実なものへと導きます。
本社 :東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
熊本支社 :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
代表者 :代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立日 :2016年1月
資本金 :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数 :492名(SES含む、2025年3月末時点)
事業内容 :ワンストップDXソリューション事業
Web :https://www.arsaga.jp/
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