学生×企業×団体の共創から生まれた、おにぎりアクション初のオリジナルおにぎり

企画から販売まで”つながり”の力で実現

記者発表会でおにぎりをお披露目する実践女子大学の学生

日本発、世界の食料問題の解決に取り組む特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)が主催する「おにぎりアクション」において、今年初めて学生・企業・団体が協働して“オリジナルおにぎり”を開発しました。記者発表会でお披露目された後、10月8日~17日の期間限定でゲートシティ大崎「雨晴食堂」で計250個を販売。リアルな食の場からおにぎりアクションの認知拡大・参加促進を行いました。 https://onigiri-action.com/

◆今年のテーマ「つながり」を体現する新たな挑戦

世界では依然として7億人が飢餓に苦しむ一方、日本では米離れや供給不足、食品ロスなど、多様な食の課題が進行しています。「おにぎりアクション」は、おにぎりにまつわる写真に#OnigiriActionを付けてSNSまたは特設サイトに投稿すると、協賛企業が寄付し、TFTを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食5食(100円)が届く取り組みです。人々の小さな一歩を後押しし、飢餓の解消と食課題の啓発に寄与してきました。

「つながり」をテーマとする本年、協賛企業・団体、おにぎりフレンズ(おにぎりアクションに賛同する学校・団体)が垣根を越えて連携し、オリジナルおにぎりを開発する新企画に挑戦。社会的連携で学校給食を届ける「おにぎりアクション」の理念を体現する試みです。

8月1日に協賛企業・おにぎりフレンズと「おにぎりでつながる」をテーマにアイデア出しを実施。それをもとに実践女子大学の学生間で国内グループとグローバルグループに分かれておにぎりを考案しました。学生が開発した4種に加え、「いちほまれ」と焼のり「極」のおにぎりの計5種がオリジナルおにぎりとして誕生しました。

開発や運営にはオイシックス・ラ・大地やシダックスコントラクトフードサービスが全面協力し、おにぎりには福井県のブランド米「いちほまれ」やニコニコのりの焼のり「極」が使用されました。また、エプソン制作のラベルでおにぎりアクションへの参加導線が作られた他、日産セレナ、ニッスイもアイデア提供で参加・応援し、「おにぎりアクション」チームが一丸となって企画を実現しました。

完成したおにぎりはおにぎりアクション初日の記者発表会でお披露目し140個を提供。その後、10月8日(水)~17日(金)、オイシックス・ラ・大地のグループ企業であるシダックスコントラクトフードサービスが受託運営する、ゲートシティ大崎ウエスト3F「雨晴食堂」にて数量限定で一般向けに販売を実施。学生が開発したおにぎりは日替わりで1種類を提供し110個、「いちほまれ」と「極」のおにぎりは毎日提供し140個が販売されました。

お客様からは「おいしい」「アフリカの食事(メニュー)に関心が持てた」「おにぎりアクションのイベントやTFTの活動を知らなかったので、よく理解できて良い取組だと思った」と反響があった他、現場スタッフからも「自分では思いつかないレシピ」との声が寄せられました。

エプソン制作のラベルを貼って販売されたおにぎり

◆学生と企業が共同開発したおにぎり4種

実践女子大学の有志の学生8名が今回の企画に参加。国内グループで2種類、グローバルグループで2種類、合計4種類のおにぎりを企業と共同開発しました。

国内グループでは「日本全体がつながるおにぎり」をテーマに2種を考えました。

(1)にんじんしりしりと鮭のおにぎり

北海道の名産であり、おにぎり人気具材ランキング一位の鮭に、沖縄県郷土料理「人参しりしり」そして、福井県産のお米「いちほまれ」を使い、全国のつながりを表現。丸状に握ったおにぎりの上には鮭のほぐし身が乗っています。人参やごぼうなどの野菜は、規格外野菜や廃棄野菜を使用し食品ロス削減に貢献しています。プチプチとしたゴマの食感、そして風味もアクセントになっていて楽しめるおにぎりです。

(2)十六穀米使用ツナタルタルのせカツおにぎり

雑穀米にはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれており、カツが乗っていても罪悪感が少なく美味しく食べられるようになっています。またソースには、おにぎり具材人気ランキング 2 位のツナマヨをタルタル風にアレンジ。ニコニコのりの焼のり「極」でカツとご飯を帯状に巻き、SNS映えもするインパクトのあるおにぎりにしました。お財布が気になるときにも活躍する雑穀米で、健康・経済・嗜好をバランスよくつなげたメニューです。

グローバルグループでは、「日本と支援先のアフリカを、おにぎりでつなぐ」という思いを込めて2種を開発しました。

(3)だしとまいたけがやさしく香るトマニョタ炊き込みおにぎり

アフリカで親しまれるトマトを使った炊き込みご飯ジョロフライスをヒントに作りました。さらに、星型の断面が可愛いオクラを加えて、見た目も華やかになっています。舞茸を加えることで、秋らしい香りとごま油の風味が広がり、だしとトマトもよく合います。オクラの可愛らしい見た目と食感がよく美味しく仕上がっています。トマトとオクラの断面(スワヒリ語で「星=ニョタ」)から命名しました。

(4)さつまいもとカシューナッツ入り味噌焼きおにぎり

東アフリカでよく栽培されるさつまいもと、西アフリカ特産であるカシューナッツを組み合わせました。日本ならではの焼きおにぎりにすることで、香ばしい焼き色とナッツの食感が楽しめます。バターの香りとさつまいもの甘み、そして大葉がアクセントとなり、一度食べるとクセになる味わいです。

「ご家庭で作っておにぎりアクションに参加してほしい」という学生の発案で、家庭で作れる簡単なレシピも合わせて考案し公開しています。以下よりご覧ください。

TABLE FOR TWO 公式note: https://note.com/tablefor2/n/n2f9d1542d156

◆関係者のコメント

開発に関わった学生・企業担当者からの声をご紹介します。

実践女子大学 参加学生代表より

おにぎりの開発を通して、企業の方や仲間など、多くの方々に支えられながら、それぞれのおにぎりを形にすることができました。イメージしていたものを実際に再現するのは想像以上に難しかったですが、試行錯誤を重ねて少しずつ完成に近づいていく過程には大きなやりがいがありました。今回のコンセプトは「つながる」。私たちの考案したおにぎりは、日本の中“も”、支援先“とも”、おにぎりを通してつながることを目指しています。多くの方のサポートを通して形になったこのおにぎりを、ぜひ知って、そして食べて“つながり”を感じてもらえたら嬉しいです。このおにぎりが、おにぎりアクションを知るきっかけになれば幸いです。家庭でも作れるレシピも紹介しているので、身近な人との時間の中で、あたたかいつながりが広がっていけばと思います。

シダックスコントラクトフードサービス 社長特命室 保谷武彦様

シダックスコントラクトフードサービスとして初めて「おにぎりアクション」に参加し、食を通じて社会貢献に関わる貴重な機会となりました。ご利用いただいた皆さまの笑顔や共感の声を通じて、食堂が“つながり”を生む場になれたことを嬉しく思います。今後もこうした取組でご協力出来ることがございましたら積極的に参加させていただきたいと思います。

◆開発の様子

企画全体の流れは以下の通りです。

  1. 有志学生の募集(募集定員の4倍が応募/実践女子大学)

  2. 企画会議でのアイデア出し

  3. レシピ開発・中間発表(学生内での協議、シダックスコントラクトフードサービスよりフィードバック)

  4. 試作会

  5. 記者発表会でのお披露目・試食(10月7日)

  6. 雨晴食堂での期間限定メニュー提供

  7. 一般へのレシピ公開

企画会議の様子
試作会の様子
試作会の様子

◆「おにぎりアクション」チーム一丸となり開発

「おにぎりでつながる」をテーマに、以下の皆さんの協力で企画が実現しました。

アイデア協力、商品・技術提供(おにぎりアクション協賛パートナー)
日産セレナ、エプソン、オイシックス・ラ・大地、ニッスイ、ニコニコのり、福井県「いちほまれ」

運営協力(おにぎりアクション協賛パートナー)
シダックスコントラクトフードサービス(「雨晴食堂」を受託運営)

アイデア協力(おにぎりフレンズ)
ボーイスカウト水戸第5団ビーバー隊、青稜中学校高等学校SDGs部、一般社団法人ガールスカウト東京都連盟、京都先端科学大学附属中学校高等学校

レシピ開発:実践女子大学(有志学生)​

主催:NPO法人TABLE FOR TWO International

オフライン・オンラインで場所を問わず企画に参加・協力した皆さん
オフライン・オンラインで場所を問わず企画に参加・協力した皆さん

ご取材頂けます

◆ TFT「おにぎりアクション」担当者、事務局長へのご取材

◆ 協賛企業・自治体 担当者へのご取材

◆ 企画に参加する学生へのご取材

◆ SNSで企画に参加している参加者へのご取材

おにぎりアクションについて ( https://onigiri-action.com/ )

おにぎりアクションは、日本の代表的な食である「おにぎり」をシンボルに、「おにぎり」の写真をSNS(Facebook, Instagram, X(旧Twitter))、またはおにぎりアクションの特設サイトに投稿すると、1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、アフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みです。過去10回の開催で約214万枚の写真が集まり、累計約1,163万食を提供。

・おにぎりアクション2025開催日程:10月7日(火)~11月15日(土)

・おにぎりアクションFOR JAPAN開催日程:11月18日(火)~30日(日)※目標枚数達成次第終了

特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International

特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International

2007年10月設立。認定NPO法人。“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。先進国の私達と開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトのもと、社員食堂や店舗でTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内20円が寄付となり、飢えに苦しむ世界の子どもに給食1食分をプレゼントすることができます。企業や官公庁、大学、病院など約700団体にご参加いただき、東アフリカと東南アジアの5カ国(ケニア、タンザニア、ルワンダ、ウガンダ、フィリピン)を中心に、学校給食の提供、そして菜園・生産性向上プログラムの支援を実施しています。累計支援給食数は1億1000万食以上にのぼります。
URL https://jp.tablefor2.org/

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会社概要

URL
http://jp.tablefor2.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都
電話番号
-
代表者名
小暮真久
上場
未上場
資本金
-
設立
2007年10月