ITエンジニアの未来予測:生成AI普及後も採用人数は「変わらない」が46.6%、「増える」が30.7%【paiza生成AI調査レポート】
ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社(東京都港区、代表取締役社長/CEO 片山良平)は、paiza登録ITエンジニアを対象に生成AI時代の採用需要について調査を実施しました。

【調査サマリー】
1.現場で活躍するITエンジニアが考える3年後のITエンジニア採用人数は「変わらない」が46.6%、「増える・大幅に増える」が30.7%。
2.短期的な生産性向上では「生成AIに依頼した方が向上する」が57.1%
3.長期的な組織の生産性向上に最も貢献するのは「ジュニア・新卒メンバー」が50.5%
4.3年後のITエンジニアの仕事内容は「少し変わる」「大幅に変わる」が合計89.2%に上り、業務内容の変革への高い認識
1. 3年後のITエンジニア採用人数予想:現場意見はAI時代でも「変わらない」が46.6%、「増える・大幅に増える」が30.7%

3年後のITエンジニアの採用人数が今後どうなるかを尋ねたところ、「変わらない」が46.6%で最多の回答となりました。
また、「増える」(27.5%)と「大幅に増える」(3.2%)を合わせた30.7%のITエンジニアが、生成AIの普及にもかかわらず採用人数は増加すると予測しています。
この結果から、多くのITエンジニアは、生成AIが代替する業務が増える一方で、それを活用・管理する高度な人材の需要が増えるという、業界全体のポジティブな動向を見込んでいることがうかがえます。AIによる効率化と、新しい付加価値を生み出すための人材採用が同時に進むという、需要の多様化・高度化が予測されていると言えます。
2.短期的な生産性向上は「生成AI」が優位に

短期的な組織の生産性向上について尋ねたところ、「短期的には生成AIに依頼した方が組織の生産性が向上する」が57.1%でトップとなりました。
この結果から、ITエンジニアは生成AIを「有能なアシスタント」として積極的に活用している実態が読み取れます。
3.長期的な組織の生産性向上:鍵は「新卒・ジュニア層」の育成

一方で、長期的に見て、組織の生産性向上について尋ねたところ、「長期的な組織の生産性向上には新卒・ジュニア層と生成AIの両方が必要だと思う」が51%で過半数を占め、最も多い回答となりました。
これに「長期的には新卒・ジュニア層に依頼した方が組織の生産性が向上する」(27.3%)を合わせると、78.3%のITエンジニアが、長期的な視点において新卒・ジュニア層の採用・育成が不可欠であると回答しています。
この結果は、目の前のタスク処理能力ではAIが優位(前述)であるものの、組織の持続性においては、新卒・ジュニア層の育成が将来の成長エンジンとして強く期待されていることを示唆しています。
4.3年後のITエンジニアの仕事内容予想

生成AIの普及によって、3年後に仕事内容がどう変化するかという問いに対しては、「大幅に変わる」(34.5%)と「少し変わる」(54.7%)を合わせ、89.2%のITエンジニアが何らかの変化があると回答しました。ITエンジニアの業務が、生成AIの活用によって大きく変容するという認識が、現場で広くもたれていることが分かります。
■paiza株式会社 代表取締役社長/CEO 片山 良平 コメント
ここ最近の生成AIの爆発的な広がりにより、ITエンジニアの生産性についての議論が様々な場所で勃発しています。paizaでも、以前実施した調査では「生成AIでコーディング時間が減った」と回答したITエンジニアが5割を超える結果となっていました。
▼生成AIは本当に生産性を向上させる? ITエンジニア50.7%が実感するコーディング時間削減の実態【paiza生成AI調査レポート】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000012063.html
今回の調査では、現場のITエンジニアは、生成AIの進化と短期・長期目線での生産性影響と採用需要の関係性について生成AIに頼り切ることなく状況を見据え、未来予測していることがわかりました。短期的なコーディング作業はAIに任せつつも、長期的な組織の競争力は、学習意欲とポテンシャルの高い新卒・ジュニア層に投資し、組織の血として取り込むことが極めて重要です。
短期的な効率化を目指す生成AIの導入推進と並行して、長期的な視点に基づいた新卒・ジュニア層の積極的な採用と育成について検討するきっかけとなることを願っています。
paizaはこれからもITエンジニアがAI時代を生き抜くためのスキルアップを支援することで、日本のIT業界の持続的な発展に貢献してまいります。
「世界を変えるのは、異能だ。」と考えるpaizaでは、「異能をのばせ。」をコンセプトに「人と企業に絶え間ない成長を促す唯一無二のプラットフォーム」作りを推進しています。今後ともこのプラットフォームを通じて、IT人材を採用する企業、IT人材を育成する教育機関、IT人材として活躍する・活躍を目指す個人に役立つサービスの提供をおこなってまいります。
■調査概要
調査名:「生成AI時代のエンジニアのスキルアップに関する意識調査(2025年版)」
調査対象:paiza登録ITエンジニアのうち業務や日常生活でAIツールを使用していると回答した568名
調査期間:2025年7月3日(木)~7月19日(金)
調査方法:インターネットによる調査
■paizaについて
paizaはITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームです。オンラインでのプログラミングテスト「paizaスキルチェック」を受験してスキルを証明し、それを使って転職・就職する独自のサービスで、2025年9月現在、paizaの登録者数は約92万人。4,800社を超える企業が採用に利用しています。「paizaスキルチェック」の総受験回数は3,320万回(2025年9月現在)に達しています。
「paiza転職」は、ITエンジニアの“スキルを可視化“し、実力重視で企業とマッチングするITエンジニア向け転職サービスです。そのほか、学生向け就職サービス「paiza新卒」、未経験、若手エンジニア向け転職サービス「EN:TRY」、フリーランスエンジニア向けマッチングサービス「paizaフリーランス」および転職・就職直結型のプログラミング学習サービス「paizaラーニング」を展開しています。現役エンジニアの転職はもちろん、「paizaラーニング」で学んだ後に「スキルを可視化」して転職、就職する例も多数生まれています。
■会社概要
・社名: paiza株式会社
・代表者: 代表取締役社長/CEO 片山 良平(かたやま りょうへい)
・資本金: 140,000千円(資本準備金含む)
・設立: 2012年2月13日
・許認可: 有料職業紹介事業許可13-ユ-305439
労働者派遣事業許可 派13-317888
・URL: https://www.paiza.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
paiza株式会社 広報部
担当 :岸
Email:contact@paiza.co.jp
※記載されている会社名・サービス名はpaiza株式会社の商標又は登録商標です。
※「paizaスキルチェック」はpaiza株式会社が特許を取得したプログラミングスキル評価システムです(特許番号 第5649148号)。オンライン上で実際にコーディングテストを行い、受験者のプログラミングスキルを6段階(S~Eのpaizaランクを付与)で客観的に可視化するものです。
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