Funds、AI開発のリーディングカンパニーであるPKSHA Technologyと資本業務提携
〜AI Nativeな直接金融市場の開発を目指す〜
直接金融プラットフォーム「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤田雄一郎、以下 当社)は、この度、株式会社PKSHA Technology(本社:東京都文京区、代表取締役:上野山勝也、以下 PKSHA)と資本業務提携を締結しました。
本提携は、伝統的でアナログな直接金融市場を、AI Nativeにフルデジタライズすることを目的としています。本取り組みは融資(デット)を中心とした領域を対象とし、Fundsが創業来蓄積してきたユニークデータと、PKSHAが持つ独自のアルゴリズム開発技術を掛け合わせ、与信審査・プライシング・モニタリングを中心とした業務の高度化を実現する AI エージェントを共同開発し、投資家に対してはより魅力的な投資機会を、借り手企業にはより円滑で事業特性に寄り添った資金調達機会を共同で開発・提供してまいります。

◾️資本業務提携の背景:AI による次世代の成長資金調達環境を創出
昨今、東京証券取引所による改革が積極的に行われており、2025年9月26日にはグロース市場の上場維持基準の見直しが公表されました。「グロース上場、時価総額100億円未満の423社はこちら(日本経済新聞)*」によると、2025年初から4月3日までの平均時価総額において、グロース上場企業の約69%が新基準の目標値である100億円を下回っているとのことです。新基準では、多くの企業にとってハードルの高い改正となることが示唆されています。
*https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG03DO20T00C25A4000000/
このような環境を背景に、日本の上場企業、特にグロースを中心とした新興企業の再成長を促進するための成長資金調達市場の確立は、喫緊の至上命題です。特に近年では成長戦略の要として、M&A、新規事業、海外展開といった取り組みの事業性や将来性を正確かつ迅速に評価する審査機能と、適切なリスクリターンを算出できるプライシング機能が必要不可欠です。
他方で、これらの機能は属人性が高く、分析精度は専門家の経験則に依存しやすく、多くの時間や経験豊富な人材を要するという課題がありました。こうした課題に対し、これまで当社が蓄積してきた企業審査のユニークデータとノウハウを最大限生かし、AI開発のリーディングプレイヤーであり、自然言語処理や推論領域を中心にAIソフトウエアを社会実装してきた高度な生成AI技術の社会実装を推進するPKSHAと資本業務提携を締結し、この課題解決に資するAIの開発を行うことを決定しました。
◾️資本業務提携の概要:審査・販売・モニタリングを高度化するAIの共同開発
直接金融市場の機能は大きく分けて、審査、販売、モニタリングの3つの要素に分解することができますが、伝統的な市場ではそれぞれの機能は分断され、かつその手続きのほとんどは今もなお、アナログな手段で運用されており、不透明性の高いプロセスとなっています。その結果として、発行体は多くの時間と、一定の発行コストをかけて利用せざるを得ないのが現状です。
本提携により開発される AI エージェントは、企業の財務審査における情報収集から分析、判断支援と、与信先の評価までを自律的に行うことで、これまで属人的で膨大な工数を要していた審査、モニタリング業務を効率化・高度化し、審査担当者が本来注力すべき高度な判断・分析業務に集中できる環境を提供します。加えて、過去の募集実績や市場動向などの多変数データを学習することで、ファンドの条件に応じた投資家需要を予測し、募集条件の最適化および資金調達額の最大化の実現を目指します。
これにより、投資家に対しては従来よりも更に洗練された審査に基づくより魅力的な投資機会を、借り手企業には従来よりも円滑で事業特性に寄り添い、資金調達ニーズに最大限応えられる資金調達機会を提供してまいります。
◾️今後の展望:AI Nativeな直接金融市場の確立
当社は、世界的な成長投融資プラットフォームを構想し、資産運用したい個人と、資金調達したい企業をつなぐ直接金融プラットフォームとして、累計募集金額は1,000億円、累計分配額は10億円を超え、分配遅延、元本欠損は0件を維持しています。(2025年10月末日現在)
当社が目指すのは、直接金融市場をAI Nativeに”フルデジタライズ”することです。今回の資本業務提携を通じて、単なる業務効率化ではなく、直接金融市場を構成する主要機能の実行に対して、当社独自のデータとノウハウを活用したアルゴリズムを開発し、それぞれのプロセスを抜本的に見直した上で、次世代の直接金融体験の提供を目指します。
最終的には、Agentic(自律的)に各プロセスが実行され、企業が資金調達を申し込んでから、着金するまでのプロセスがほとんど自動化されるといったUXの開発を構想しています。これにより資金調達活動自体を抜本的に革新することを目指していきます。また、これを提供するFunds自体もさらにAI Nativeな開発思想を取り入れ、伝統的な証券、格付け機能に対して、国内初となる「AI Native Securities」、「AI Native Rating」 といったポジションへの進化を目指してまいります。

◾️採用イベント情報:12月22日にイベントを開催します!
この度の資本業務提携を記念し、ファンズ×PKSHA オンライン対談イベントを開催いたします。
本イベントでは、AIエージェント事業の本質や金融×AIの将来展望、AI時代に求められる事業人材像等のテーマについて深掘りを行う予定です。
・日時:2025年12月22日(月)19:30〜21:00
・開催方法:オンライン(Zoom)
・事前申し込みフォーム:https://forms.gle/YCAaCifqQxZEqwx39
上記フォームより事前の参加申し込みが可能です。
イベント詳細情報につきましては近日中に公開いたします。
決定次第事前申込者様にはメールにてご案内いたしますので、上記のフォームからお申し込みください。
※イベント日時、テーマは予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
◾️株式会社PKSHA Technologyについて
「未来のソフトウエアを形にする」というミッションのもと、社会課題を解決する多様なAIおよびAIエージェントを提供しています。 これらを、金融・製造・教育といった各業界に最適化した<AIソリューション>として、また、「PKSHA AI ヘルプデスク」「PKSHA Chat Agent」など、汎用性の高い<AI SaaS>として展開することで、未来の働き方を支援し、人とソフトウエアが共に進化する社会を実現していきます。
会社名:株式会社PKSHA Technology
所在地:東京都文京区本郷 2-35-10 本郷瀬川ビル 4F
代表者:代表取締役 上野山 勝也
URL:https://www.pkshatech.com/
◾️Fundsについて
Fundsは、個人が1円から上場企業などに間接的に貸付ができるオンラインプラットフォームを提供しております。これまで上場企業を中心とした113社が組成する551のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件です(2025年10月末日現在、将来の成果を保証するものではありません)
Fundsの仕組みについては、タクシーCMとして制作した動画もご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=HXhKv8Mv_K8
◾️手数料・リスク等の広告記載事項
・Fundsでは、口座開設、管理および投資に際しての手数料等はいただいておりません。ただし、ご利用の金融機関からデポジット口座に送金する際の振込手数料はお客様のご負担となります。振込手数料はご利用の金融機関にご確認ください。
・Fundsで取り扱うファンドの配当原資となる債権は、金融商品市場で取引されるものではないため市場価格はありませんが、第三者への売却価格を決定する際は、市場動向の影響を受けることがあります。
・Fundsで取り扱うファンドは、原則として申込日を含めて8日間はクーリング・オフが可能ですが、中途解約はできません。また、ファンドの持分売却は制限されており、当社およびファンド組成企業の承諾が必要となります。
・Fundsで取り扱うファンドは、元本が保証されているものではなく、欠損が生じる可能性があります。各ファンドの条件およびリスクの内容や性質の詳細は、重要事項説明書等をよくお読みください。
◾️ファンズ株式会社
商号 ファンズ株式会社
本社 東京都渋谷区恵比寿西1-10-11 フジワラビルディング5階
代表取締役CEO 藤田雄一郎
設立 2016年11月1日
資本金 1,015,000千円
第二種金融商品取引業
登録番号 関東財務局長(金商)第3103号
一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 加入
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