Spectee、NEXCO中日本へのAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』導入事例を公開

〜豪雨による冠水被害やトンネル火災をリアルタイムで把握し即時対応の鍵に〜

株式会社Spectee

 防災テックスタートアップの株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、読み:スペクティ、以下「Spectee」)は、提供するAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』の中日本高速道路株式会社(名古屋市中区、以下「NEXCO中日本」)の導入事例を、公式サイトにて公開したことをお知らせいたします。

導入事例URL:https://spectee.co.jp/case/c-nexco/

※下記、NEXCO中日本様への導入事例インタビューの内容を一部抜粋しています。

■『Spectee Pro』導入前の課題、導入のきっかけ

通報以外にどうやって情報収集するか

 私たちNEXCO中日本 東京支社 道路管制センターでは、事故や渋滞などの道路交通状況を把握し、お客さまに迅速に情報を伝え、各関係機関に指示・要請を出す業務を行っています。従来、パトロールカーや緊急電話(非常電話や道路緊急ダイヤル(#9910))などからの通報を基に情報収集を行っていましたが、それら以外の情報収集手段があれば、更なるお客さまサービスの向上に繋げることができると考えておりました。

 そんな中『Spectee Pro』を知ったのですが、トライアル中に、高速道路脇の一般道から撮影された画像で車両火災に伴う道路構造物の損傷を覚知し、現場の状況を迅速に把握して対応することができました。このような経験から、『Spectee Pro』が配信している情報は、弊社が管理している高速道路の情報把握にとても有効であると判断し、導入に至りました。

■『Spectee Pro』活用例(シーン)

事故や渋滞だけでなく、自然災害発生時の状況をリアルタイムに把握

 当初は、事故や渋滞発生時の情報把握を目的として導入しましたが、現在は自然災害発生時にも活用しています。東名・新東名高速道路を中心とした管轄エリア内の情報を拾うために、『Spectee Pro』の検索機能で、高速道路名や県名、その他「自動車」などのキーワードにチェックを入れ、必要な情報だけを収集できるようにしています。それにより、管轄エリアの事故、渋滞、冠水などの情報をリアルタイムで監視することができ、迅速な対応につながっています。例えば災害で道路が崩れてしまった場合、危険なので通行止めにする必要があるのですが、『Spectee Pro』の写真で実際の状況を確認してから判断できるため、正しい情報を基に適切な対応をすることが可能になります。

■『Spectee Pro』導入後の効果

台風10号の影響によるサービスエリアの冠水を早期確認

 近年豪雨被害が増加している中で、冠水状況の把握にも非常に役に立っています。特に、2024年6月の東海地方豪雨時に新東名浜松SAで冠水が発生した際は、高速道路内の監視カメラでは冠水の様子までは確認できなかったのですが、『Spectee Pro』の写真により現場を確認し対応することができました。

トンネル火災時の迅速な対応を可能に

 高速道路トンネル内で火災事故が発生した際は、トンネル内の監視カメラが火災からの煙で視界不良となってしまったのですが、『Spectee Pro』で現場の動画と写真を確認し、迅速な状況把握と対応が可能になりました。

■『Spectee Pro』について

 『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。なお、地方自治体では、全国の自治体で導入されており、都道府県庁では約7割導入されています。

株式会社Spectee

株式会社Spectee

「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。
 また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

<会社概要>
本社:〒102-0076​ 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:https://spectee.co.jp

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会社概要

株式会社Spectee

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URL
https://spectee.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区五番町 12-3 住友不動産 五番町YSビル 3階
電話番号
03-6261-3655
代表者名
村上 建治郎
上場
未上場
資本金
7億円
設立
2014年02月