<11月22日「いい夫婦の日」に関する調査> 結婚相手との出会い:4人に1人がアプリ婚、10人に1人がペアーズ婚 結婚後の幸福度は「マッチングアプリ」が1位 コロナ明けで、積極的な婚活の回帰が顕著
1年以内に結婚した人の出会いのきっかけでは「マッチングアプリ」が前回(2021年調査)19%から22.7%に増加、「ペアーズ」(利用アプリ)は同じく7%から9.9%に増加し、約4人に1人がアプリ利用、10人に1人がペアーズ利用という結果になりました。マッチングアプリ以外では「友人の紹介」や「友人との合コン」も増加しており、コロナ明けで、人との交流による婚活が復活している傾向も顕著となりました。夫婦にとって大切な結婚後の幸福度でも「マッチングアプリ」が1位となっています。
本調査は少子化の要因と指摘される未婚化問題の解決に向け、未婚者の恋愛や結婚に関する現状の分析、未婚者・既婚者の結婚に向けた活動の実態を把握すべく、全国の既婚者と未婚者両方の20-40代の男女約6,500人を対象に2023年10月に実施したもの。調査は2021年にも同じ質問で実施し、経年変化を見ていますが、今回、下記のようなポイントが明らかになりました。また、最新の世代別の婚活事情について、調査結果をもとに、恋愛ジャーナリストで昨今の結婚事情について色々研究されているおおしまりえ氏に、解説いただきました。
【調査結果サマリー】
●1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけでは、4人に1人が「マッチングアプリ」利用、10人に1人が「ペアーズ」利用。
●マッチングアプリ以外では、「友人の紹介」や「街コン・合コン等」が倍増する一方、「自然な出会い(特に出会いを意識した活動をしていない等)」は20ポイント以上減少しており、コロナ明けで積極活動への回帰が顕著。
●出会い方別にみる夫婦の幸福度では「マッチングアプリ」が1位。幸福度の判断で重視していることは、「マッチングアプリ」は人とのつながり、「趣味の集まり(オフライン)」はこころやからだの健康、「お見合い」「行政の結婚支援事業」等は地域とのつながりなど、出会い方別に特徴もあり。
【調査概要】
調査主体:株式会社エウレカ
調査実施機関:株式会社インテージ
調査方法:インターネット調査(マイティモニタよりランダム抽出)
調査対象者:全国の20~49歳の男女
調査期間:2023年10月17日~2023年10月19日
対象:有効回答数6,566人のうち既婚者3,462人
【調査結果の詳細】
●1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけでは、4人に1人が「マッチングアプリ」利用、10人に1人が「ペアーズ」利用。
●マッチングアプリ以外では、「友人の紹介」や「街コン・合コン等」が倍増する一方、「自然な出会い(特に出会いを意識した活動をしていない等)」は20ポイント以上減少しており、コロナ明けで積極活動への回帰が顕著。
調査結果のうち、1年以内に結婚した夫婦について見ると、出会いのきっかけでは「マッチングアプリ」が前回17%から22.7%に3.7ポイント増加、「ペアーズ」利用は前回の7.1%から9.9%に2.8ポイント増加。4人に1人が「マッチングアプリ」利用、10人に1人が「ペアーズ」利用という結果になりました。
マッチングアプリ以外では、「友人の紹介」が11%から21.4%に、「街コン・合コン等」が4.1%から8.6%に、それぞれ倍増。一方で、「自然な出会い」(出会いを意識したことは特にしていない、日常生活でアンテナをはっていた等)は55.1%から34.6%へと20ポイント以上減少しており、コロナ明けで積極活動への回帰が顕著となりました。(図1)
図1
●出会い方別にみる夫婦の幸福度では「マッチングアプリ」が1位。幸福度の判断で重視していることは、「マッチングアプリ」は人とのつながり、「趣味の集まり(オフライン)」はこころやからだの健康、「お見合い」「行政の結婚支援事業」等は地域とのつながりなど、出会い方別に特徴もあり。
夫婦にとって大事なのは結婚後ということで、今回は、既婚者に出会いのきっかけ別に、幸福度についても聞きました。「現在の結婚生活に満足していますか」という質問に対する満足度を10段階で点数化し平均点を算出したところ、1位は「マッチングアプリ」、2位が同点で「結婚相談所」、「交流目的の趣味の集まり(習い事、サークル活動、その他オフライン)」、3位が同点で「お見合い」、「街コン、婚活パーティー等」等となり、マッチングアプリは夫婦関係の満足度が最も高いということがわかりました(図3)。
図3
幸福度を判断する上で重視していることでは、出会い方別の特徴も出ており、最も重視していることでは「マッチングアプリ」が「家族との関係性」、「交流目的の趣味の集まり(オフライン)」は「こころやからだの健康」、「友人の紹介」「友人との合コン」「街コン・婚活パーティー」は「地域の歴史や文化への誇り」、「結婚相談所」「お見合い」「行政主催などの公的な結婚支援事業」では「地域とのつながりや地域の安全」となっています。家族やパートナーなど”人とのつながり”や関係性を重視する人がマッチングアプリを婚活手段として選んでいることが伺えました。
【おおしまりえ氏の考察】
おおしまりえ / 恋愛ジャーナリスト・フリーライター・Webマーケター
日本大学芸術学部卒業。恋愛ジャーナリスト・フリーライターとして2013年より活動を開始。「女性の生き方」や「いい恋愛」を主なテーマに、anan、女性自身、日経クロスウーマンや現代ビジネスオンラインなど、大手メディアを中心に多数執筆を行う。その傍ら、企業向けのWebマーケティング支援も得意とする。またプライベートでもマッチングアプリを活用し現在の夫と出会い結婚するなど、公私ともに婚活事情に対する造詣も深い。
夫婦の出会いのきっかけで「マッチングアプリ」が年々増えている理由
自然な出会いとして上げられる場所には、職場といったものがあります。しかし現在、職場では飲み会やプライベートの付き合いをリスク管理のために制限する企業も増えつつあります。こうした背景もあり、しがらみなく気軽に利用することができるマッチングアプリの利用が増え、結果として結婚に繋がるケースが増えているように思います。
また利用者心理の変化も合わせて関係しているかと思います。現在結婚を考える世代の多くは、「コスパ」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」の概念が強い傾向があり、マッチングアプリという利便性の高いサービスが非常にマッチしている点が挙げられます。今の20代30代にとってインターネットは当たり前にあるものであり、そこでの出会いにも抵抗感がない人のほうが増えており、こうした複数の理由から、夫婦の出会いのきっかけとして、マッチングアプリが増えていると考えられます。
出会い方別の夫婦の幸福度で「マッチングアプリ」が1位になった理由
マッチングアプリで出会い結婚に至る場合、多くの男女が「知らない者同士の出会い」という点を踏まえ、お互い相手のバックボーンや結婚生活への希望を慎重に確認する傾向があります。こうした確認が、夫婦の幸福度の高まりに影響している可能性が1点あげられます。合わせて、お互いの考えや気持ちの確認という行為を当たり前にし合う関係は、結婚後の夫婦の意思疎通にもプラスに働くため、夫婦関係における幸福度の高まりにさらにプラス要素になると考えられます。
【Pairs(ペアーズ)】https://www.pairs.lv/
ペアーズは、国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリで、22年4月に累積登録数が2000万を突破しました。MMD研究所が23年10月に発表した「2023年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」で、 ペアーズが日本で最も使われているマッチングサービス・アプリに選ばれています。
【株式会社エウレカ】https://eure.jp/
恋活・婚活のマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営するエウレカのミッションは、“人生に「あってよかった」と思ってもらえるものを。” 私たちのサービスで、誰かの人生をよりよいものにすることが、エウレカの使命です。私たちは、ペアーズを通じて「かけがえのない人との出逢いを生み出し、日本、アジアにデーティングサービス文化を定着させる。」をビジョンに、ひとりでも多くの人が、自分の望む人生を手に入れることができる社会をつくっていきたいと考えています。エウレカは、2008年11月に創業し、12年10月にペアーズを開始しました。15年5月に、NASDAQに上場するオンラインデーティングサービスの世界的リーディングカンパニー米Match GroupにM&Aにより参画しました。
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