ラグジュアリーデザインの未来を切り拓く新デザインスタジオを公開

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新たなデザイン拠点として、敷地内で最も歴史ある象徴的な建物「フロント・オブ・ハウス」を、部門を超えたコミュニケーションがとれる空間へと改装
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1930年代に設計された建物の外観ファサードを、ベントレーのデザインチームが修復し、現代的に再デザイン
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ファサードの“宝石”と称される部分が、新たな「ウィングドB」のエンブレムとして生まれ変わる
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1930年代の真鍮製階段を修復し、「過去と未来の交差点」を示す記念プレートを設置
2025年7月8日(英・現地時間)ベントレーモーターズは、敷地内で最も歴史のある象徴的な建物「フロント・オブ・ハウス」を、同社デザインチームの手で再設計・改装し、新たなデザインスタジオとして公開しました。
スタジオ開設を記念する式典には、会長兼CEOのフランク=シュテファン・ヴァリザー博士をはじめ、取締役や約4,000人の従業員が参加。著名な建築家でテレビパーソナリティとしても知られるジョージ・クラーク氏をゲストに迎え、盛大に開催されました。今後デザインスタジオは、完全なセキュリティ環境下に置かれ、ベントレーの未来のデザインが外部に漏れることのないよう厳重に管理される予定です。



「フロント・オブ・ハウス」は1939年に建てられ、ベントレーがクルーに拠点を構えた当初から存在する歴史的な施設で、エリザベス女王陛下をはじめとする数多くの賓客を迎えてきました。今回の改装では、建物を一から作り直すのではなく、可能な限り既存構造を活かす「修復重視」の方針のもとで進められ、従来の約2倍の規模に拡張されており、新たに3階部分も増設されています。また、カーボンニュートラル工場の実現に向けたサステナブルへの取り組みも継続しています。
新スタジオは、ベントレーの伝統を感じることができる雰囲気を残しながら、約50名のデザイナーが未来のエクステリアやインテリアを自由に創造できる空間として設計いたしました。
この空間では初めて、カラー&トリム部門、ビスポーク部門のマリナー、そしてUX(ユーザー体験)やUI(ユーザーインターフェース)などのデザイナーたちがひとつ屋根の下に集まり、部門を超えた、密接なコラボレーションが実現します。
そして、ベントレーは現在、製品やデザインの変革に加え、「ドリームファクトリー」と呼ばれるクルー本社の大規模な再構築を進めており、ラグジュアリーカーブランド業界で前例のない規模での投資を行っています。
近年オープンした「Excellence Centre for Quality and Launch」、現在建設中の塗装工場、新しいBEVの組立ラインに続き、今回公開した新スタジオの開設は、ベントレーの理念である「新しく作り直すのではなく、歴史的価値を守る修復」を体現する取り組みのひとつです。その取り組みで象徴的なのは、1939年製の真鍮製階段です。階段は丁寧に修復され、元の場所に戻されました。新たに増築された3階部分との境界には記念プレートが設置され、「過去と未来の交差点」として大切に扱われています。


会長兼CEO フランク=シュテファン・ヴァリザー博士 コメント
現在、私たちはベントレーのデザイン史上、これまでにない大きな革命を進めております。BEV(完全電動自動車)モデルの創造をけん引する、革新的かつ創造性あふれる環境をデザイナーたちに提供することは、ベントレーの未来を築くうえで必要不可欠な一歩です。ひとつ屋根の下で真のコラボレーションが実現できることにより、私たちの働き方が大きく変わり、チーム全体が一体となって“デザインによる成功”を実現できると確信しています。
製造担当取締役 アンドレアス・レーヘ氏 コメント
この建物では、私たちのルーツを大切にしながらも、現代的に進化するという姿勢を体現できたことを誇りに思います。そして、才能あるデザインチームにとって誇りに思える新たな拠点が完成したことも、とても嬉しく思います。私たちの本社を最先端のデジタル技術を活用した革新的かつ柔軟な施設へと変革する取り組みが、また一歩前進しました。


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