モブキャストHDとレトロワグラース、経営統合へ基本合意締結。柴咲コウ氏が「代表取締役CVO」、藪考樹が「代表取締役CEO」へ
〜社会課題解決と企業成長の両立を目指し、M&A戦略を加速〜
株式会社モブキャストホールディングス(代表取締役CEO:藪考樹)とレトロワグラース株式会社(代表取締役:柴咲コウ、以下「LTG社」)は、2025年11月13日付で、効力発生日を2026年4月1日(予定)とする経営統合(「以下本経営統合」)に向けた基本合意書(以下「本基本合意書」)を締結いたしました。 本経営統合は、LTG社 代表・柴咲コウ氏が持つ「社会に対する影響力・発信力」および「エンターテインメントビジネスの実績」と、当社が持つ「M&Aや財務戦略によるグループ拡大の実績」を融合させることを目的とするものです。本経営統合の実現後は、目指すべきVisionを強く発信し、共感を持つ企業に対してM&A戦略を飛躍的に増加させ、グループ収益を拡大していく所存です。なお、本基本合意書のうち本経営統合に係る部分は、法的拘束力のないものとしております。当社は、今後、本経営統合に関する法的拘束力のある契約(以下「最終契約」)を締結することを目指して、検討及びLTG社との協議を進める予定です。最終契約を締結することを決議した場合は、改めて開示いたします。

1.なぜ経営統合なのか
LTG社は、代表・柴咲コウ氏と当社が2016年に共同設立(当社の当初出資比率30%)して以来、当社代表の藪が取締役として伴走し、9年間にわたり事業を共に推進してまいりました。LTG社は、柴咲氏の強い信念に基づく一貫した経営方針により、「サステナビューティープロジェクト(https://lestroisgraces.com/s-beauty/9/)」を中心とするD2C事業とエンターテインメント事業が成長し、2期連続での黒字化を達成しております。今期も事業は順調に拡大し黒字で推移しており、今後の更なる成長に向けた事業基盤を確立いたしました。
一方当社は、コア事業である「ソーシャル・エンターテイメント&メディア事業」、M&A戦略「SIAP(ソーシャル・インパクト・アクセラレーション・プログラム)」および「ソラナ・トレジャリー事業」を強力に推進しています。
本経営統合は、この長年の信頼関係を基盤に行うものです。LTG社の「社会に対する影響力・発信力」および「エンターテインメントビジネスの実績」と、当社の「M&Aや財務戦略によるグループ拡大の実績」というお互いの強みを掛け合わせ、M&A戦略および人材戦略を加速させることが、両社の既存事業の売上・利益を非連続的に成長させると戦略的判断に至りました。
なお、当社を存続会社とする経営統合(当社株式を対価とすることを協議中)を想定しており、詳細は最終契約締結までに決定いたします。
2.新体制:CVO(最高事業構想責任者)/CEO(最高経営責任者)構想
当社は、社会課題解決と企業成長の両立には、「地球規模の事業構想」が必要であると考えております。そこで、この事業構想を立てる役割を担う最高責任者としてCVOを、それに沿ってグループ企業価値の最大化を実現する役割を担う最高責任者としてCEOを設置し、共同代表制とすることを検討しております。CVOが「社会への発信力」や「理念の求心力」を、CEOが「経営執行力」をそれぞれ担うことで、理念と収益を両立させる強力な経営体制を構築することを目指します。
この体制を実現するために、本経営統合の一環としてLTG社代表・柴咲コウ氏を当社の代表取締役CVOとして迎え入れるべく、LTG社との間で調整中です。本件は、最終契約において合意することを目指し、検討及び協議を進めてまいります。
代表取締役 CVO(Chief Visionary Officer:最高事業構想責任者) 氏名:柴咲 コウ
長期的な未来像(ビジョン)を策定し、それを実現するための中長期戦略の立案と革新を推進することで、組織全体の方向性を主導する最高責任者です。
① ビジョンの策定と浸透:
長期的な未来像を定義し社内外に浸透させることで、全社員の行動指針、文化と環境を組織内に確立する。
② 中長期戦略の立案:
ビジョン達成のための経営戦略を立案し、未来に向けた戦略的指針を示す。
③ ステークホルダーとの関係構築:
現在および未来のステークホルダーとの関係性を強化し、企業の持続的な価値向上に貢献する。
代表取締役CEO(Chief Executive Officer:最高経営責任者) 氏名:藪 考樹
「グループ企業価値の最大化」を担う、経営執行の最高責任者。CVOが掲げるビジョンや理念を、持続可能なビジネスモデルや具体的な中期経営計画、事業戦略に落とし込み、ビジョン実現と業績達成のために経営資源を最適に配分し、M&Aや資金調達、アライアンス等を推進する。加えて、コンプライアンスを遵守し、企業統治(ガバナンス)を確立させ、事業運営に伴う様々なリスクを管理する。
3. 今後について
■ スケジュール
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2025年11月13日(本日): 基本合意書 締結(取締役会決議)
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2025年12月24日(予定): 最終合併契約書 締結
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2026年 3月24日(予定): 定時株主総会(商号変更等、定款の一部変更)
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2026年 4月 1日(予定): 経営統合効力発生日
合併比率を含む最終的な本経営統合の条件は、第三者算定機関の算定結果を踏まえ、LTG社とも協議した上で最終契約において確定する予定です。最終契約締結(2025年12月24日予定)のタイミングで、同日速やかに開示いたします。
■事業加速に向けて
(1)M&A戦略「SIAP」の強化:参画企業のご応募について
本件により、M&A戦略「SIAP」は、将来参画をご検討くださる企業様に対し、より強力な事業シナジーを提供できる体制が整います。当社は、この強化されたプラットフォームを基盤に、同じ志を持つ企業の皆様からの「SIAP」へのご応募を、本日より一層積極的に募集いたします。
※「SIAP」に関する詳細は2025年7月1日プレスリリース (https://mobcast.co.jp/news/250701_01/ )
「モブキャストHD、社会課題の解決と企業成長を共に加速する、 新たなM&A戦略『SIAP』構想を発表」
<SIAPお問い合わせ窓口> Email:siap@mobcast.jp
(2)「中核人材の採用」について
本合意は、私たちが掲げるVisionの「加速」を実現するための新たなスタートです。このVisionに共感し、新体制の中核を担う情熱ある仲間を、本日より広く募集いたします。
特に、以下のポジションは、役員直下で新グループの未来を創る、極めて重要な役割です。
•「サステナビティー・プロジェクト」の拡大を牽引する、営業・マーケティングのキーパーソン
•新社名のブランド価値を創造する、ファッション・D2C部門のキーパーソン
•代表を支える秘書兼運転手
<採用情報はこちら> https://mobcast.co.jp/recruit/
4.会社概要
会社名:株式会社モブキャストホールディングス https://mobcast.co.jp/
代表者:代表取締役CEO 藪 考樹
所在地:東京都渋谷区
事業内容:ソーシャル・エンターテインメント&メディア事業(IP投資育成、ライフスタイルIP及びデジタルIP)
設立: 2004年3月
会社名:レトロワグラース株式会社 https://lestroisgraces.com
代表者:代表取締役 柴咲コウ
所在地:東京都渋谷区
事業内容:エンタメ、コマース事業
設立: 2016年11月
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