台湾漫画家の北九州市アーティスト イン レジデンス事業、2年連続で実施へ
台湾文化センターが文化部(文化省)と北九州市と協力して行うアーティストインレジデンス事業で、今年北九州市に派遣する台湾漫画家硝子(しょうし)氏とMN(エムエヌ)氏の2名を選出した。2人は今年11月6日から12月4日まで1カ月間北九州市に滞在し、創作活動を行う。
選出された台湾漫画家2人は、現地で生活しながら漫画を描くほか、北九州市を題材にしたイラストを3点制作し、北九州市に寄贈する。また、北九州市漫画ミュージアムとの交流や北九州ポップカルチャーフェスティバル2023への参加なども予定されている。
台湾と日本の漫画交流を促進するために、今年で2年目となる台湾と北九州市のアーティストインレジデンス事業。今回も優秀な漫画家が選出され、今後も台日の漫画業界の交流と協力を続けていく予定です。この事業を通じて、台湾の漫画人材がその視野を広げ、世界で活躍することを期待しています。
【概要】
1 名称 台湾の漫画家による北九州市でのアーティスト イン レジデンス事業
2 滞在期間 令和5年11月6日(月)~令和5年12月4日(月)
3 滞在漫画家 硝子(しょうこ) 氏/MN(エムエヌ)氏
4 事業内容(予定)
(1)本市ゆかりの漫画家等との交流
(2)市内漫画関連企業等の視察
(3)北九州市漫画ミュージアムの視察
(4)市内景勝地等の視察
(5)本市滞在経験を生かした作品の制作 など
【過去の北九州市での、台湾漫画家によるアーティストインレジデンス事業】
2022年11月7日~12月5日 柚子(ユズ) 氏/Peter Mann(ピーター・マン) 氏2名招聘
【滞在漫画家 プロフィール】
硝子(しょうこ) 氏
ゲームグラフィックの制作に携わった経験を活かし、現在はフリーランスのイラストレーター兼漫画アシスタントとして活躍。
オリジナル同人作品『魔王家』『月のもの事典』『羽人図録』をはじめ、物語性に富んだ短編漫画で読者を魅了。代表作は『月老連線中』。
硝子(しょうこ)氏
『羽人図録』
MN(エムエヌ)氏
フリーランスの漫画家。深い洞察力で人間関係や微細な感情の動きを豊かに模写。高校生の頃から同人活動に参加し、2017年にオリジナル同人誌を創作・販売したことを皮切りに人気を集め、現在はオリジナルを中心に制作活動を行っている。同人誌作品が出版社に注目され、商業誌へ転身。
商業漫画『ぼやける世界でぼやけない君と』『声無きポスト』、自費出版『1.5メートル恋愛距離』、『ポポチーズ』など。
MN(エムエヌ)氏
『ポポチーズ』
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