そのアルバム、誰のために残していますか?7月24日は「卒業アルバムの日」
卒園・卒業アルバムの歴史とともに考える“これからの卒業アルバム”のあり方
写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、7月24日の「卒業アルバムの日」に合わせて、全国の保育園や幼稚園・小学校に通う子どもを持つ保護者868名を対象に「卒園・卒業アルバムに関する意識調査」を実施しました。

本調査からは、保護者が自らの卒園・卒業アルバムを「ほとんど見返さない」一方で、自分の子どもには「思い出として残したい」「成長を記録したい」という強い思いを持っているというギャップが浮かび上がりました。
このギャップは、保護者の立場になったことで「記録を残す意義」が変化しただけでなく、テクノロジーの進化によって、記憶を呼び起こす記録のあり方そのものが変わってきていることとも関係しています。紙で残す静的な記録から、写真や動画、音声などを日常的に共有・体験できる動的な記録へと、価値観は移り変わりつつあります。
このような変化の中、卒園・卒業アルバムは今や、単に過去の出来事を記録として保管するものではなく、親と子それぞれの価値観や記憶のあり方が交差する場として、時代の文化を映し出す新たな意味が問われはじめています。
卒園・卒業アルバムの変遷
卒園・卒業アルバムは時代とともに変化してきました。
しかし、始まりとされる明治初期から大きく変化しておらず、平成後期からデジタル化の波を受け多様化をしつつあるのが現状です。

調査結果のトピックス
1. 卒園・卒業アルバムの保管と利用
・保護者自身の卒園・卒業アルバムは61.7%が「実家」に保管
・「ほとんど見返さない」「一度も見返したことはない」と回答した人は65.5%
・物理的・時間的な制約から日常に取り込めないという実態が判明
2. 卒園・卒業アルバムに感じる「価値」
・保護者自身・子どもの卒園・卒業アルバムともに「大切な思い出として残るもの」という価値がトップ
・保護者自身の卒園・卒業アルバムに比べ、子どものアルバムは「保護者として子どもの成長記録として振り返るもの(14.3%)」という回答が増加
3.子どもの卒園・卒業アルバムに期待する役割
・「子どもが自分の成長を振り返ることができるツール(78.3%)」次いで「家族で思い出を共有するツール(55.4%)」としての役割に注目
・デジタルデータとの連携を要望する声も多く、思い出を振り返り、共有するためのツールの役割を期待
調査結果トピックス詳細
1. アルバムは「ある」のに見返されない理由とは
保護者が受け取った自身の学生時代の卒園・卒業アルバムは61.7%が実家に保管されており「ほとんど見返さない」「一度も見返したことはない」と回答した人は65.5%となりました。


見返さない理由としては「取り出しにくく、見るのが面倒なため(42.5%)」「多忙でゆっくり卒園・卒業アルバムを見る時間を確保できないため(29.6%)」など、物理的・時間的な制約から日常に取り込めないという実態が浮かびました。

2. 保護者は「もう見返さない」、子どもには「残してあげたい」
見返す機会は少ないものの、保護者の52.4%が自身の卒園・卒業アルバムを「大切な思い出として残るもの」と捉えていました。さらに、子どもの卒園・卒業アルバムについては67.3%が「大切な思い出になる」と期待しており、親になった今だからこそ感じる卒園・卒業アルバムの価値の高さがうかがえます。

また、子どもの卒園・卒業アルバムは「保護者として子どもの成長記録として振り返るもの(14.3%)」という回答が2番目に多く、子ども自身にとっての大切な価値のあるものであると同時に、親としても価値が高いものと捉えられていることが伺えます。
3. 「紙」は“保存”、「デジタル」は“体験”
保護者が子どもの卒園・卒業アルバムに期待する役割としては「子どもが自分の成長を振り返ることができるツール(78.3%)」次いで「家族で思い出を共有するツール(55.4%)」となりました。自由記述では「データ提供」や「動画・音声コンテンツへのアクセス」「オンラインでの思い出共有」など、デジタル連携への要望が多く見受けられ、単なる「記録」ではなく、思い出を振り返り、共有するためのツールとしての役割が期待されています。

これからは、紙の卒園・卒業アルバムは「保存」デジタルは「共有・体験」と、それぞれの役割がより明確になっていくと推測されます。
「卒業アルバムの日」に考える“記録”の意味と家族の未来
卒園・卒業アルバムのあり方を見つめ直すことは、これからの「家族の記録」や「思い出の残し方」を考えるきっかけになるかもしれません。
卒園・卒業アルバムは、時代遅れの遺物ではなく「どう残すか」「誰と振り返るか」を再定義することで “今”の子育てと、未来の家族をつなぐ文化的ツールになり得ると「はいチーズ!」は考えています。
【調査概要】
・調査期間:2025年6月28日~7月22日
・調査方法:Webアンケート
・調査対象:はいチーズ!会員(※)868名
※はいチーズ!会員=未就学児、園・学校に通う子どもを持つ保護者
※なお、本調査では就学段階別(小・中・高)における傾向の違いや、卒園・卒業アルバムへのデジタル連携に関する具体的なニーズ(動画・音声・オンライン共有など)についても分析しています。詳細をご希望の方には個別にご提供可能です。
≪はいチーズ!とは≫
「はいチーズ!(https://sencorp.co.jp/service)」は『こどもにピース』をモットーに、保育園・幼稚園など子どもを預かる施設や保護者とともに子どもの幸せを育むことを目指す、総合保育テックサービスです。
運動会や発表会など季節行事の写真撮影から販売、問い合わせ対応まで、トータルでサポートする写真に特化したインターネット写真販売「はいチーズ!フォト」をはじめ、保育ICT「はいチーズ!システム」、アルバム制作「はいチーズ!アルバム」、動画撮影「はいチーズ!ムービー」で子どもの記憶や記録を残し、給食・食育サービス「はいチーズ!ベジ」では子どもの健やかな成長を支援します。未来ある子どもたちの人生がより豊かで幸せに溢れたものになるように、心と身体の両面へアプローチするサービスを提供しています。

≪千株式会社 会社概要≫
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー14F
設立 :2004年10月
はいチーズ!は、千株式会社の登録商標です。

千株式会社
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
千株式会社 広報グループ 担当:吉武、早野、椛沢
TEL:03-6266-6662 E-mail:pr@sencorp.co.jp
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