岐阜県可児市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

〜新たなリユース施策導入で廃棄物削減へ〜

マーケットエンタープライズ

岐阜県可児市(市長:冨田 成輝)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、2024年1月30日(火)より、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートいたします。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、可児市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。

■背景・経緯

可児市では、市立図書館による除籍本のリユースや、学校指定された学用品のリユースイベントを行なうなど、リユースに関する取組を精力的に行なってまいりました。しかしながら、リユースを推進するための市民への啓発活動を満足に行なえておらず、リユースを促す施策導入の可能性を模索しておりました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してまいりました。そうした中で、マーケットエンタープライズが可児市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」※1を用いた今回の取組が実現いたしました。

※1 「おいくら」とは

おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができます。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2023年10月末日)の方にご利用いただいております。

ウェブサイト:https://oikura.jp/


■可児市の課題と「おいくら」による解決策

可児市では、月に1度、地域ごとに定められた指定日に粗大ごみの回収を行なっておりますが、原則、自力で不要品を運び出す必要があります。搬出が難しい場合は、市の許可業者への引き取り依頼を勧めていますが、市民からは、「不要品処分のために余計な費用がかかってしまう」などといった声が寄せられておりました。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになります。加えて、まだ利用できるものであれば、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、可児市の費用負担もありません。


■今後について

1月30日(火)11時(公開時間が前後する可能性があります)より、可児市ホームページ内(https://www.city.kani.lg.jp/5466.htm)に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。可児市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。


■岐阜県可児市

可児市は、岐阜県中南部に位置しており、名古屋市および岐阜市から30キロメートル圏内にあります。2005年の兼山町との合併を経て、人口10万人の中都市になりました。北部はおおむね平坦で、南部は県下最大級の工業団地や、住宅団地、ゴルフ場が点在する丘陵地となっています。市の北端部には名勝木曽川、 中央部には東西に流れる可児川があり、豊かな自然環境に抱かれています。

人口:100,264人(男49,645人、女50,619人) (2023年12月1日)

世帯数:44,268世帯(2023年12月1日)

面積:87.57平方キロメートル

ウェブサイト:https://www.city.kani.lg.jp/

■株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ710万人を達成しました。可児市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で99にのぼります。

「おいくら」自治体向け ウェブサイト:https://oikura.jp/lg/

マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

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会社概要

URL
http://www.marketenterprise.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区銀座1-10-6 銀座ファーストビル2階・3階
電話番号
03-5159-4060
代表者名
小林 泰士
上場
東証プライム
資本金
3億3094万円
設立
2006年07月